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ブックマーク / honyakumystery.hatenadiary.org (103)

  • 書評七福神の二月度ベスト発表! - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    書評七福神とは翻訳ミステリが好きでたまらない書評家七人のことなんである。 さてさて書評七福神である。いきなり脇道に逸れる宣伝で恐縮なのだが、のサイトbookaholicにおいて二分の七福神である川出正樹氏と杉江松恋が、その月に読んで最もおもしろかった翻訳小説(ミステリー以外の場合もあり)を三作ずつ紹介するという対談をしており、その模様をpodcastで配信しているのである(最新版はこちら)。通学・通勤のお供にダウンロードをして聴いていただければ幸い。こちらの連載との被りなども予想していただければおもしろいと思います。 というわけで題だ。 (ルール) この一ヶ月で読んだ中でいちばんおもしろかった/胸に迫った/爆笑した/虚をつかれた/この作者の作品をもっと読みたいと思った作品を事前相談なしに各自が挙げる。 挙げた作品の重複は気にしない。 挙げる作品は必ずしもその月のものとは限らず、同年度の

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    sugimo2 2017/03/20
    “内戦の勝者はドイツの軍事力を後ろ楯にした勢力で、その一派が絶対的な権力を握る社会で、あくまでも公正な警察官であろうとする刑事オッツォ・ケッキの地道な捜査を静かに描いていく”
  • 書評七福神の十一月度ベスト発表! - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    書評七福神とは翻訳ミステリが好きでたまらない書評家七人のことなんである。 各種ベストテンも出そろいました。私、杉江松恋も主宰するbookaholic認定ということで川出正樹氏とベストテンを選んでみたのですが、ご覧いただけましたでしょうか。豊作の2016年であったことを改めて痛感いたしました。さて、今年最後の更新となる七福神をお届けします。 (ルール) この一ヶ月で読んだ中でいちばんおもしろかった/胸に迫った/爆笑した/虚をつかれた/この作者の作品をもっと読みたいと思った作品を事前相談なしに各自が挙げる。 挙げた作品の重複は気にしない。 挙げる作品は必ずしもその月のものとは限らず、同年度の刊行であれば、何月に出た作品を挙げても構わない。 要するに、の選択に関しては各人のプライドだけで決定すること。 掲載は原稿の到着順。 北上次郎 『氷結』ベルナール・ミニエ/土居佳代子訳 ハーパーBOOKS

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    sugimo2 2016/12/21
    “拉致監禁された少女が持ち前の能力を発揮し、脱出のためのアイテムをあつめて計画を練り、犯人一味へ復讐するという異色サスペンス” 面白そう
  • 書評七福神の十月度ベスト発表! - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    書評七福神とは翻訳ミステリが好きでたまらない書評家七人のことなんである。 節操のない寒暖の変化が続き、体調を崩されている方も多いのではないかと思います。大統領選挙でびっくりしたり、いろいろなことがありますね。そんな中、七福神はただひたすら読みまくるのです。今月もやってまいりましたこの企画。 (ルール) この一ヶ月で読んだ中でいちばんおもしろかった/胸に迫った/爆笑した/虚をつかれた/この作者の作品をもっと読みたいと思った作品を事前相談なしに各自が挙げる。 挙げた作品の重複は気にしない。 挙げる作品は必ずしもその月のものとは限らず、同年度の刊行であれば、何月に出た作品を挙げても構わない。 要するに、の選択に関しては各人のプライドだけで決定すること。 掲載は原稿の到着順。 北上次郎 『狼の領域』C・J・ボックス/野口百合子訳 講談社文庫 ジョー・ピケットを主人公とするシリーズの第9作で、冒頭

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    sugimo2 2016/12/04
    “年末ベストテンを狙って放たれた「文春砲」であるピエール・ルメートル『傷だらけのカミーユ』とジェフリー・ディーヴァー『煽動者』”
  • 第17回『おれの中の殺し屋』(執筆者:畠山志津佳・加藤篁) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    第17回:『おれの中の殺し屋』― WARNING! WARNING! これぞ暗黒小説の決定版! 全国15カ所以上で開催されている翻訳ミステリー読書会。その主だったメンバーのなかでも特にミステリーの知識が浅い2人が、杉江松恋著『読み出したら止まらない! 海外ミステリー マストリード100』をテキストに、イチからミステリーを学びます。 「ああ、フーダニットね。もちろん知ってるよ、ブッダの弟子でしょ。手塚治虫のマンガで読んだもん」(名古屋読書会・加藤篁) 「後期クイーン問題? やっぱフレディの死は大きいよね。マジ泣いちゃったなー。We will rock youuuu !!!」(札幌読書会・畠山志津佳) 今さら聞けないあんなこと、知ってたつもりのこんなこと。ミステリーの奥深さと魅力を探求する旅にいざ出発! 畠山:杉江松恋著『海外ミステリー マストリード100』をテキストに、翻訳ミステリーとその歴

    第17回『おれの中の殺し屋』(執筆者:畠山志津佳・加藤篁) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
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    sugimo2 2016/11/16
    "奥様に「死んでから約10年後に有名になるだろう」と言って原稿を保管しておくように頼んだそうです。実際に彼の名が高まったのは死後20年経ってからでしたが"
  • 第31回『大穴』(執筆者:加藤篁・畠山志津佳) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    ――競馬に興味がなくたって、読まず嫌いはモッタイナイ! 全国20カ所以上で開催されている翻訳ミステリー読書会。その主だったメンバーのなかでも特にミステリーの知識が浅い2人が、杉江松恋著『読み出したら止まらない! 海外ミステリー マストリード100』をテキストに、イチからミステリーを学びます。 「ああ、フーダニットね。もちろん知ってるよ、ブッダの弟子でしょ。手塚治虫のマンガで読んだもん」(名古屋読書会・加藤篁) 「後期クイーン問題? やっぱフレディの死は大きいよね。マジ泣いちゃったなー。We will rock youuuu !!!」(札幌読書会・畠山志津佳) 今さら聞けないあんなこと、知ってたつもりのこんなこと。ミステリーの奥深さと魅力を探求する旅にいざ出発! 加藤:早いものでもう11月。さすがに朝夕は寒くなってまいりました。 それにしてもアメリカの大統領選は盛り上がってますねー。今後、国

    第31回『大穴』(執筆者:加藤篁・畠山志津佳) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
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    sugimo2 2016/11/16
    ”どうか「競馬」の文字を忘れて手に取ってほしい。そこにいるのは“自分の職業に愛着を持つ人”です"
  • 書評七福神の五月度ベスト発表! - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    書評七福神とは翻訳ミステリが好きでたまらない書評家七人のことなんである。 先月褒めたにもかかわらず今月は原稿のフォーマットがばらばらだったことをご報告します。どういうことよ。へそ曲がりなの? そんな愚痴をこぼしつつも、今月も始まります。さあ、どんなが五月には刊行されていたんでしょうか。おなじみ、書評七福神です。 (ルール) この一ヶ月で読んだ中でいちばんおもしろかった/胸に迫った/爆笑した/虚をつかれた/この作者の作品をもっと読みたいと思った作品を事前相談なしに各自が挙げる。 挙げた作品の重複は気にしない。 挙げる作品は必ずしもその月のものとは限らず、同年度の刊行であれば、何月に出た作品を挙げても構わない。 要するに、の選択に関しては各人のプライドだけで決定すること。 掲載は原稿の到着順。 北上次郎 『パンドラの少女』M・R・ケアリー/茂木健訳 東京創元社 ゾンビ小説は個人的に好きでは

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    sugimo2 2016/06/22
    “ゾンビ小説は個人的に好きではないのだが、読み始めたらもうだめだ。そんな不満を言っている暇もなく一気読み” へえ…ちょっと気になる。
  • 書評七福神の四月度ベスト発表! - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    書評七福神とは翻訳ミステリが好きでたまらない書評家七人のことなんである。 この欄は杉江松恋が取りまとめているのですが、みなさんから送られてくる原稿のフォーマットがバラバラで、いつも体裁を整えるのに苦労しているのですよ! とどうせ前書きなんて誰も読んでいないだろうからこっそり愚痴っておくのです。いや、実は今月は薄気味悪いぐらいにフォーマットが合っていて、何か示し合わせたみたい、と思ってしまったのであえて書くんだけど。いや、示し合わせてくれていいんだすよ、みなさん。というわけで今月も書評七福神をお送りします。 (ルール) この一ヶ月で読んだ中でいちばんおもしろかった/胸に迫った/爆笑した/虚をつかれた/この作者の作品をもっと読みたいと思った作品を事前相談なしに各自が挙げる。 挙げた作品の重複は気にしない。 挙げる作品は必ずしもその月のものとは限らず、同年度の刊行であれば、何月に出た作品を挙げて

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    sugimo2 2016/05/21
    “訳者あとがきには「向田邦子のホームドラマの切れ味をそなえた、豪州の湊かなえと評される映像化しやすい明解な筋立て」とあるけれど、私は「平安寿子と唯川恵と辻村深月を足したような小説」と読んだ”
  • 書評七福神の十二月度ベスト発表! - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    書評七福神とは翻訳ミステリが好きでたまらない書評家七人のことなんである。 新年あけましておめでとうございます。今年も書評七福神をよろしくお願いします。通常、12月は出版の挟間の時期で、めぼしい新刊はあまり出ないものなのですが、2015年はどうだったでしょうか。今月もご覧ください。 (ルール) この一ヶ月で読んだ中でいちばんおもしろかった/胸に迫った/爆笑した/虚をつかれた/この作者の作品をもっと読みたいと思った作品を事前相談なしに各自が挙げる。 挙げた作品の重複は気にしない。 挙げる作品は必ずしもその月のものとは限らず、同年度の刊行であれば、何月に出た作品を挙げても構わない。 要するに、の選択に関しては各人のプライドだけで決定すること。 掲載は原稿の到着順。 吉野仁 『ジグソーマン』コード・ロロ/高里ひろ訳 扶桑社ミステリー かつてパーキンソン病を告白した米国俳優は『ラッキーマン』という

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    sugimo2 2016/01/14
    "ダレ場一切なしで事態がエスカレートしてゆくサービスぶりが実に楽しいし、人が平然と殺され、過剰な火力をバカスカ投入する思いきりのよさもいい" これ気になる
  • 書評七福神の十一月度ベスト発表! - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    書評七福神とは翻訳ミステリが好きでたまらない書評家七人のことなんである。 毎年恒例のランキング月間も終わり、年末年始のお休みに読むの検討に入った方も多いと思います。さあ、そういうときも怠らず新刊の情報をお伝えします。11月は嵐の月でした! (ルール) この一ヶ月で読んだ中でいちばんおもしろかった/胸に迫った/爆笑した/虚をつかれた/この作者の作品をもっと読みたいと思った作品を事前相談なしに各自が挙げる。 挙げた作品の重複は気にしない。 挙げる作品は必ずしもその月のものとは限らず、同年度の刊行であれば、何月に出た作品を挙げても構わない。 要するに、の選択に関しては各人のプライドだけで決定すること。 掲載は原稿の到着順。 酒井貞道 『古書奇譚』チャーリー・ラヴェット/最所篤子訳 集英社文庫 柔弱なる文系男子同志諸君、刮目せよ! 我らにぴったりのビブリオ・ミステリが登場したぞ! 基的に文弱

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    sugimo2 2015/12/17
    "私、全作読んできているが、いつも前作を見事に忘れている。それでも毎回楽しめるから保証つきだ。このシリーズを初めて読む人は、この第8作から読み始めよう" www
  • パトリシア・ハイスミス『キャロル』(今回の執筆者・柿沼瑛子) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    キャロル (河出文庫) 作者: パトリシアハイスミス,Patricia Highsmith,柿沼瑛子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2015/12/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (32件) を見る たとえばわたしたちがある日ものすごく美しい異性(あるいは同性)に出会ったとします。その瞬間は灰色の視界にぱっとピンクの雲が炸裂したような幸福感に浸ることができても、たいがいはその場かぎりで終わり、あとは記憶の底にうずもれていくのが哀しき凡人の性(さが)ではないでしょうか。しかし、作家はそのピンク色の雲を何倍にも膨らませ、やがてはひとつの作品に昇華してしまうことができます。 この『キャロル』はそんなふうにして出来上がった作品の典型ともいえるかもしれません。 一九四八年長編デビュー作となる『見知らぬ乗客』を書き終えた直後のハイスミスはまだ作家としての収入も乏しく、クリスマスのブ

    パトリシア・ハイスミス『キャロル』(今回の執筆者・柿沼瑛子) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
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    sugimo2 2015/12/08
    ハイスミス、しばらく読んでないなあ
  • 書評七福神の九月度ベスト発表! - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    書評七福神とは翻訳ミステリが好きでたまらない書評家七人のことなんである。 そろそろ年末に向けての動きが出てまいりました。豊作揃いだった2015年、10月には隠し球も出揃うのではないでしょうか。その前にまず、先月のおさらいです。今月も七福神をお届けします。 (ルール) この一ヶ月で読んだ中でいちばんおもしろかった/胸に迫った/爆笑した/虚をつかれた/この作者の作品をもっと読みたいと思った作品を事前相談なしに各自が挙げる。 挙げた作品の重複は気にしない。 挙げる作品は必ずしもその月のものとは限らず、同年度の刊行であれば、何月に出た作品を挙げても構わない。 要するに、の選択に関しては各人のプライドだけで決定すること。 掲載は原稿の到着順。 千街晶之 『ホテル1222』アンネ・ホルト/枇谷玲子訳 創元推理文庫 北欧ミステリにありそうでいて意外と少ない、「吹雪の山荘」に挑んだ異色作。列車が脱線事故

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    sugimo2 2015/10/24
    なかなか豊作だったっぽい
  • 書評七福神の七月度ベスト発表! - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    書評七福神とは翻訳ミステリが好きでたまらない書評家七人のことなんである。 暦の上では立秋を過ぎましたが、まだまだ感覚的には夏真っ盛りです。お盆で帰省されている方も多いでしょう。旅行のお供にはぜひ翻訳ミステリーを。今月も七福神をお届けします。 (ルール) この一ヶ月で読んだ中でいちばんおもしろかった/胸に迫った/爆笑した/虚をつかれた/この作者の作品をもっと読みたいと思った作品を事前相談なしに各自が挙げる。 挙げた作品の重複は気にしない。 挙げる作品は必ずしもその月のものとは限らず、同年度の刊行であれば、何月に出た作品を挙げても構わない。 要するに、の選択に関しては各人のプライドだけで決定すること。 掲載は原稿の到着順。 千街晶之 『出口のない農場』サイモン・ベケット/坂あおい訳 ハヤカワ・ミステリ 七月のベストは書にするか、相変わらず魅力的な人間模様と謎解きで読ませるアン・クリーヴス

  • 第27回『ファイアフォックス』の巻(執筆者・東京創元社S) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    みなさんこんにちは。 この連載もあっという間になんと27回! いやはやびっくりです。いつもおつきあいありがとうございます。 ファイアフォックス (ハヤカワ文庫NV) 作者: クレイグ・トーマス,Craig Thomas,広瀬順弘出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1986/12/01メディア: 文庫 クリック: 25回この商品を含むブログ (18件) を見る 今回の課題書はクレイグ・トーマス『ファイアフォックス』です! クレイグ・トーマスさんの作品は第9回の『狼殺し』以来になります。今読み返したら2011年の更新だったんですが、当時とほとんどテンションが変わっていなくて遠い目をしたくなりました。まあ、前置きがあんまり長くてもなんなので、さっそくあらすじのご紹介を……。 最高速度マッハ5以上、レーダーを無力化し、ミサイルを脳波で操るミグ31ファイアフォックス。ソ連が開発したこの最新鋭戦闘機

    第27回『ファイアフォックス』の巻(執筆者・東京創元社S) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
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    sugimo2 2015/08/15
    ”これぞ冒険小説! って拳を挙げて叫んじゃうくらいおもしろい作品でした” クレイグ・トーマスなつかしい
  • 書評七福神の六月度ベスト発表! - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    書評七福神とは翻訳ミステリが好きでたまらない書評家七人のことなんである。 みなさん、暑いですね。こういうときはちゃんと水分を摂って、熱中症にならないようにお気をつけください。そして涼しい部屋に戻ったら、ぜひ楽しいミステリーを。今月も七福神をお届けします。 (ルール) この一ヶ月で読んだ中でいちばんおもしろかった/胸に迫った/爆笑した/虚をつかれた/この作者の作品をもっと読みたいと思った作品を事前相談なしに各自が挙げる。 挙げた作品の重複は気にしない。 挙げる作品は必ずしもその月のものとは限らず、同年度の刊行であれば、何月に出た作品を挙げても構わない。 要するに、の選択に関しては各人のプライドだけで決定すること。 掲載は原稿の到着順。 北上次郎 『ゲルマニア』ハラルト・ギルバース/酒寄進一訳 集英社文庫 1944年のベルリンを舞台に、ユダヤ人の元刑事が、ナチス親衛隊に依頼されて殺人事件の捜

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    sugimo2 2015/08/07
    『ゲルマニア』が面白そうだけどニック・ハーカウェイも気になる
  • 【訃報】水玉螢之丞さん - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    すでに主要全国紙をはじめ各メディアで報じられていますが、漫画家でイラストレーターの水玉螢之丞さんが2014年12月13日に死去されました。享年55歳。 SFマガジンをはじめとする多くの雑誌で連載を担当されていましたが、当「翻訳ミステリー大賞シンジケート」では、堺三保さんの連載〈TVを消してを読め!〉のイラストをお願いしていました。 豊富な知識に裏打ちされた軽妙な堺さんの文章と、エスプリの効いた水玉さんのイラスト(と、そこに添えられたコメント)の絶妙なコラボレーションが、旬の海外ドラマを見る楽しみを増してくれたことと思います。 水玉さんイラストの当サイト初登場は、上記の連載第15回「ホームズ譚を現代化した、野心的なリメイク作品『シャーロック』」(2011年1月18日掲載)です。その後、絶大な人気を博することになったベネディクト・カンバーバッチ主演のドラマにいちはやく注目された堺さんの紹介は

    【訃報】水玉螢之丞さん - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
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    sugimo2 2014/12/17
    "これまでに当サイトに掲載した水玉さんのイラストを以下に再掲いたします。堺さんの連載の一覧も本記事に添えましたので、文章とイラストのコラボレーションをあらためてお楽しみいただければさいわいです"
  • 書評七福神の十一月度ベスト発表! - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    書評七福神とは翻訳ミステリが好きでたまらない書評家七人のことなんである。 今年も残すところあと一ヶ月となりました。年末恒例のランキングも出揃い、読むものが増えて仕方がない、とみなさん嬉しい悲鳴を上げておられると思います。そこに駄目押し、七福神ですよ! (ルール) この一ヶ月で読んだ中でいちばんおもしろかった/胸に迫った/爆笑した/虚をつかれた/この作者の作品をもっと読みたいと思った作品を事前相談なしに各自が挙げる。 挙げた作品の重複は気にしない。 挙げる作品は必ずしもその月のものとは限らず、同年度の刊行であれば、何月に出た作品を挙げても構わない。 要するに、の選択に関しては各人のプライドだけで決定すること。 掲載は原稿の到着順。 千街晶之 『いま見てはいけない デュ・モーリア傑作集』ダフネ・デュ・モーリア/務台夏子訳 創元推理文庫 ヴェネチア、クレタ島、アイルランド、エルサレム、東海岸の

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    sugimo2 2014/12/11
    『今日から地球人』気になるけどこれはどうなんだw
  • 書評七福神の十月度ベスト発表! - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    書評七福神とは翻訳ミステリが好きでたまらない書評家七人のことなんである。 だいぶ寒くなってきました。もうそろそろ冬ですね。一年を振り返って来し方に思いを馳せる前に、とりあえず一ヶ月分の総括です。先月はいったいどういうミステリーが刊行されていたのか。七福神たちの評価をお読みください。 (ルール) この一ヶ月で読んだ中でいちばんおもしろかった/胸に迫った/爆笑した/虚をつかれた/この作者の作品をもっと読みたいと思った作品を事前相談なしに各自が挙げる。 挙げた作品の重複は気にしない。 挙げる作品は必ずしもその月のものとは限らず、同年度の刊行であれば、何月に出た作品を挙げても構わない。 要するに、の選択に関しては各人のプライドだけで決定すること。 掲載は原稿の到着順。 千街晶之 『死んだ人形たちの季節』トニ・ヒル/宮崎真紀訳 集英社文庫 暴力沙汰を起こしたため謹慎中の警部が命じられたのは、公式に

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    sugimo2 2014/11/19
    おお、「殺し屋ケラー」!( •̀ㅂ•́)و
  • 東江翻訳のベスト本を選べ!(その2 翻訳ミステリー長屋篇) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    ●「その1 書評七福神篇」は→こちら 去る2014年6月21日、翻訳家の東江一紀さんが、道がんのため永眠されました。享年62。東江さんは、訳書『犬の力』(ドン・ウィンズロウ)で、第1回翻訳ミステリー大賞を受賞されました。翻訳ミステリー大賞シンジケートでは、東江さんを偲んで、サイトの主要な関係者及び、各地域の読書会を始めとする関連企画の代表者、そして東江さんと親しかった翻訳家により、それぞれ東江さんが翻訳した作品のベストを選び、コメントを寄せる記事を全5回にわたって掲載します。これをもって東江さんへの追悼の意を表したいと思います。 第2回は翻訳ミステリー長屋によるベストとコメントです。 (写真は2011年4月20日「第2回翻訳ミステリー大賞授賞式」にて) 鈴木恵 『ストーナー』ジョン・ウィリアムズ 作品社 貧しい農家に生まれた平凡な英文学教授の半生を、淡々とした筆致で描いて心に染みる作品。

    東江翻訳のベスト本を選べ!(その2 翻訳ミステリー長屋篇) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
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    sugimo2 2014/08/23
    ミッチェル・スミス『ストーン・シティ』に1票
  • 東江翻訳のベスト本を選べ!(その1 書評七福神篇) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    去る2014年6月21日、翻訳家の東江一紀さんが、道がんのため永眠されました。享年62。東江さんは、訳書『犬の力』(ドン・ウィンズロウ)で、第1回翻訳ミステリー大賞を受賞されました。翻訳ミステリー大賞シンジケートでは、東江さんを偲んで、サイトの主要な関係者及び、各地域の読書会を始めとする関連企画の代表者、そして東江さんと親しかった翻訳家により、それぞれ東江さんが翻訳した作品のベストを選び、コメントを寄せる記事を全5回にわたって掲載します。これをもって東江さんへの追悼の意を表したいと思います。 初回は書評七福神によるベストとコメントです。 書評七福神とは翻訳ミステリが好きでたまらない書評家七人のことです。 北上次郎 『罪の段階』リチャード・ノース・パタースン 新潮文庫 この小説にいたく感動した私は当時、リチャード・ノース・パタースンの次の作品の翻訳はいつ出るんですか、とお会いするたびに尋ね

    東江翻訳のベスト本を選べ!(その1 書評七福神篇) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
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    sugimo2 2014/08/23
    東江さんが訳してるなら読んでみよう、てのはもうできないんだね
  • 西部小説から生まれたエルモア・レナード(執筆者・岸川真) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    ■シートノック 「瀬戸川(猛資)君が言っていたけども、君が好きなレナードは西部小説の枠を使ってクライムノヴェルを書いているんだよ」 石上三登志さんは生前、まだ駆け出し編集者の頃の僕にそう語った。一九九九年の正月過ぎあたりだったと思う。アクション映画に関する映画論集の相談だったのだが、話はブームとなりつつあったホラー小説、瀬戸川猛資の探偵小説観、クライムノヴェルに飛んでエルモア・レナードの話になったのだ。長く四角い顔に白髪のオールバック。石上さんの相貌はクリストファー・リーの相似形だと思った。甘い香りのシガリロを燻らせて、西部小説の話へ移る。 「基的にはですね、あなたが言うように西部小説はつまんなくてね、映画の原作に使えないものばかりだから『脂肪の塊』を『駅馬車』にE・ヘイコックスが翻案したりする」 「でも石上さん、マックス・ブランドはそこそこ面白かったですよ。『砂塵の町』と『峡谷の銃声』

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    sugimo2 2014/07/22
    レナードも気がつけば入手困難多数…