代官山蔦屋書店を視察する(右から)斎藤健経済産業相、小泉進次郎元環境相=23日午後、東京都渋谷区(岩崎叶汰撮影) 斎藤健経済産業相は23日、都内で書店の視察や書店経営者との意見交換を行い、「今夏をめどに(書店振興に向けた)課題を整理する」考えを明かした。ネット通販の普及などによって全国で書店の閉店が相次ぐ中、書店の経営課題などを取りまとめ、政府としての支援策を検討する。 代官山蔦屋書店(東京都渋谷区)と王様書房(同目黒区)を視察し、小泉進次郎元環境相も参加した。 意見交換の場では、蔦屋書店を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブの高橋誉則社長が「書店のビジネス構造は長年変わっていない」とした上で「仕入れ方や売り方を変える機会が訪れている」と指摘。一方、斎藤氏は「書店が減れば、国力が弱まる。(書店の振興を)一歩でも二歩でも前に進めたい」と述べた。 経済産業省は3月、書店の振興に省内横断で