拙者はよござんす
午後2時過ぎ。蕎麦屋で一杯やるにはこの時間に限る。 お銚子1本と板わさ、焼のりを注文し店内を見渡す。おしぼりで顔を拭くのはいけない。 先客は4人掛けテーブルに営業らしきネクタイ3人組。 いや、様子がおかしい。二人の器は空だが、もう一人の前には何も置かれていない。 その一人が口を開く。 「申し訳ない、鍋焼きうどんを頼んだ私が悪かった。きつねそばにすれば良かった。先方も待っているだろうから先に行ってくれないか」 明らかに若い二人はその男を蔑んだ目で見下しながら、千円札2枚を机に置いて店を出て行った。 俺はその男の顔を見た。おじさん、あの時のおじさんじゃないか。 おじさん、連れが軽い物注文したのにあんたは鍋焼きうどん頼んだのか。その後商談の約束もあるのに。 鍋焼きうどんはお一人様でゆっくり食べるか、全員が同じものを頼むときだけ食べていい神聖なものなんだ。 でもおじさん、俺はあんたのことが嫌いじゃ
マンションの駐輪場に駐めていたクロスバイク(75,000円で購入)が盗まれた。 鍵は、12mmのワイヤーロックで後輪を地球ロックした上、前輪・フレーム・後輪をチェーンロックで固定。 今までいたずら等もなかっただけに、突然の出来事だった。 費用対効果から考えてプロには狙われないだろうと考えていたのが甘かったか。
だらだらと書くけどご容赦ください。 母から電話があった。 将来に見通しが立たず不安になったそうだ。電話口で泣いていた。 父とは会話がない。無趣味で出不精な父はもうすぐ定年退職だ。恐らくずっと家から出ることはない。夫婦での旅行もしない。 自分を含め、兄妹は誰も結婚していない。恐らくこのまままでは誰も結婚しない。 小学校の同窓会では、周りは孫の話をしたりして会話が合わない。 父方の祖母の介護(老人ホームにいる)。父はあまり協力的ではない。 毎日パート勤め。帰ってきたら夕食を用意して犬の散歩。ちなみに犬も今年で15歳。足腰が立たない、目が見えない。 ふと、これらの暗い現実を直視して辛くなったそうだ。 自分は東京で1人暮らしで仕事をしている、が、精神を病んで休んでいる。 こんなはずではなかったのだろう。 母としては「あたりまえ」と考えていた、結婚を子供達は誰ひとりできていない、孫の顔が見れない。
郷田マモラ原作、吉田浩作画による新連載「この小さな手」が、WEB雑誌「マンガ on ウェブ」第4号(1/1より国内電子書籍ストア約50ヶ所で発売中)から始まった。2013年、郷田氏は知人女性への暴行などの罪で逮捕、起訴され、懲役3年執行猶予3年の判決を受けた。事件をきっかけに連載中だった「あしゅらみち -冤罪-」(双葉社・漫画アクション)は連載終了。進行中だった映像化などの企画も全てストップし、郷田氏は表現の表舞台から消えた。 今回連載開始となる「この小さな手」は、実は2013年の事件と深いつながりがある。事件後、完全新ネタによる新連載は今作が初。作品に対する思いや事件と作品の関係を語ってもらった。(取材/文 佐藤秀峰) 佐藤秀峰(以下佐藤):さて、新連載「この小さな手」がいよいよ始まりました。今回のインタビューでは作品についてお話を伺いたいと思っておりますが、その前に郷田さんの漫画家デビ
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