押井 守(おしい まもる) 1951年生まれ。東京学芸大学卒業。主な作品に「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」「機動警察パトレイバー」など 日本のアニメーション界をリードしてきた2人の巨匠がこの夏、ともに4年ぶりの新作を公開する。宮崎駿監督の「崖の上のポニョ」(7月19日公開)と押井守監督の「スカイ・クロラ」(8月2日公開)だ。さかなの子ポニョと、永遠に年をとらない子供「キルドレ」を通じて両者が描くものは――。製作発表時のインタビューから半年、映画が完成したばかりの押井監督に聞いた。(依田謙一) ――手応えは。 押井 映画は作っているうちにゴールが変わってしまうということがよくあるけど、今回は一つのテーマというか「問い」で最後まで走りきった作品になった。ゴールに着いてから「最初からこういう映画が作りたかった」という監督もいるけど、あれは大抵、ウソ(笑)。でも、それは悪いことじゃ
実家にある久保田奈々さんの写真は、病を克服して食べられるはずだったチョコレートや、庭木の果物に囲まれている(長崎県平戸市) 「終身刑を望みます」 娘を殺害した犯人が逮捕された直後、どんな刑を科してほしいかと捜査官から尋ねられ、久保田博子さん(51)はそう答えた。 2004年12月12日夜、福岡県飯塚市で一人暮らしをしていた三女の奈々さん(当時18歳)が、アパートへ帰る途中、近くの公園に引きずり込まれ、絞殺された。翌日、離島の的山(あづち)大島(長崎県平戸市)から駆けつけた博子さんと夫の寿(ひさし)さん(52)が対面したのは、今まで見たこともない、苦しげな顔をした奈々さんだった。 3か月後、土木作業員の鈴木泰徳被告(39)が強盗殺人容疑などで逮捕され、わずか1か月余りの間に福岡県内で奈々さんら3人の女性を殺害したと自供した。 「死刑は当然」と寿さんは考えていた。しかし、博子さんはそう思えなか
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