座標系 具体的なCanvasの使い方に入る前に、ここでは座標系について理解しましょう。Canvasで図を描く際、必ず「どこ」に「どんな大きさ」で「何を」描くのかをJavaScriptから命令しなければいけません。ここでは「どこ」に注目します。 Canvasでは、「どこ」を表すために座標を使います。たとえば、折れ線グラフでは左下が起点となることが多いと言えるでしょう。この起点の座標は(0,0)です。そして右方向へx軸が延び、右へ向かうほどx座標の値が大きくなっていきます。そして、上方向へy軸が延び、上へ向かうほどy座標の値が大きくなっていきます。 ところが、Canvasでは若干異なります。まず起点は左上です。x座標は右へ向かうほど大きくなりますが、y座標は下へ向かうほど大きくなっていきます。 Canvasで図を描く際に使う大きさや長さの単位は、基本的にはピクセルです。図3では、Canvasの