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ブックマーク / caughtacold.hatenablog.com (21)

  • 「SHOPPINGMALL」再考――vaporwaveの「美学aesthetic」を複数化する - ただの風邪。

    FANTASY CLUB アーティスト: tofubeats出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン発売日: 2017/05/24メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見る tofubeatsの前作『FANTASY CLUB』に収録された「SHOPPINGMALL」は、先駆けてYouTubeで公開されるなり2016年話題のトラックとなった。メジャーデビュー以降、ヒップホップあがりのダンス・ミュージックのプロデューサーとして、J-POPにいかにしてい込むかに腐心してきたように見える彼が、その集大成といえる盛りだくさんのコラボレーションに彩られた『POSITIVE』を経て、唐突につきつけた鋭い言葉。ショッピングモールを背景に「最近好きなアルバムはあるかい?」と問いかけるこの曲は、彼の持ち味である批評精神を改めて知らしめた。 またそれは、tofubeatsを語る上で無視す

    「SHOPPINGMALL」再考――vaporwaveの「美学aesthetic」を複数化する - ただの風邪。
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    sukeroc 2018/09/12
  • 「芸能」の復興――星野源はなぜ三浦大知に共感するか - ただの風邪。

    この夏に最も話題を呼んだJ-POPのリリースといえば、三浦大知『球体』(及びその次作「Be Myself」)、そして星野源「アイデア」だった、とひとまず言ってよいだろう。これらのリリースでお茶の間から音楽ファンまで広いリスナー層に訴えかけたこのふたりは、互いにリスペクトを捧げあい、とりわけラジオ番組やTV番組をホストしている星野は、自らの番組で『球体』について語り、あるいは三浦を出演者として招くほどだった。 【早期購入特典あり】Be Myself(SG+DVD)(オリジナルステッカー付/ジャケットサイズ) アーティスト: 三浦大知出版社/メーカー: SONIC GROOVE発売日: 2018/08/22メディア: CDこの商品を含むブログを見る アイデア アーティスト: 星野源出版社/メーカー: Speedstar発売日: 2018/08/20メディア: MP3 ダウンロードこの商品を含む

    「芸能」の復興――星野源はなぜ三浦大知に共感するか - ただの風邪。
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    sukeroc 2018/09/06
  • Future Bass系J-POPの最高峰「クレイジークレイジー」聴いた? - ただの風邪。

    recochoku.jp クソアフィブログみたいな記事タイトルにしてしまった。けどもう一度言います。Future Bass系J-POPの最高峰「クレイジークレイジー」聴いた? この曲はスマートフォン向けリズムゲームアイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」に提供されたもの。J-POPや歌謡曲の系譜を感じる美メロにFuture Bassのドラマティックな展開が絡んで、甘ったるくてどこかデカダンな耽美的と言っていい世界が繰り広げられる。ダンス・ミュージックとしての洗練とポップスとしてのチージーな味が極まった名曲。Future Bassなのに奥行き含めた空間がすごく贅沢に感じられるのも魅力(音の圧だけじゃなく厚みや広がりを感じられる!)。良いヘッドフォンやデカい音で聴きたいですね。 この曲を歌唱するレイジーレイジーこと一ノ瀬志希と宮フレデリカのキャラクターとしての背景や関係性

    Future Bass系J-POPの最高峰「クレイジークレイジー」聴いた? - ただの風邪。
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    sukeroc 2018/08/28
  • Future Bassのサウンドと星野源「アイデア」――あるいは、現代ポップスとダイナミクス - ただの風邪。

    お前いつまで「アイデア」の話してんの? と思われるかもしれませんが、以前から書こうと思っていたこととまさに関連している発見があったので書く。 星野源「アイデア」の2番にあたる部分にFuture Bass的なアレンジが施されていることは既に多くの話題を呼んでいる。若きMPCの名手であるSTUTSをフィーチャーしたそのビートは、アタックの強いパーカッシヴなドラムや対照的にフィルターがゆるやかなアタックを描くリードシンセ、ストリングスのグリッサンドをピッチベンドのように用いるオーケストレーション(耳での判断だけれどおそらくオーディオをプロセスしているわけではなさそう)など、メインストリームのJ-POPとしては意欲的なサウンドとなっている。 一方で自身の解説によれば、サウンドとしてはいつもどおりの星野源のようにも思える1番――つまり朝ドラ「半分、青い。」のOPに用いられた部分のアレンジの着想もFu

    Future Bassのサウンドと星野源「アイデア」――あるいは、現代ポップスとダイナミクス - ただの風邪。
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    sukeroc 2018/08/27
  • 分水嶺としての「ドロップ」――Perfume『Future Pop』レビュー記事補遺 - ただの風邪。

    realsound.jp オリコン週間アルバムランキングで1位をとった、Perfumeの新作『Future Pop』について書きました。EDMとPerfumeの距離感の微妙さ、そして作で迎えた堂々たる融合、という感じの内容です。ただ文中で言及しきれないことがあったので若干補遺。 まず、EDMにおけるビルドアップ‐ドロップ構成について。文中でも書いたとおりEDMバブルも落ち着いたいまではドロップに対してどうアプローチするのかというのが多様化しています。第一に、これみよがしのビルドアップ‐ドロップ構成から距離をとった、ポストEDM的なスタンス。今年のFUJI ROCK FESTIVALでも来日を果たしたいま人気のデュオODESZAは、壮大なスケールのサウンドを展開しつつも構成はいわゆるEDMではないです。 あと、「あのトップDJが脱EDM?!」と話題になったCalvin Harrisの『

    分水嶺としての「ドロップ」――Perfume『Future Pop』レビュー記事補遺 - ただの風邪。
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    sukeroc 2018/08/24
  • 「和声」という枷 - ただの風邪。

    細野晴臣 とまっていた時計がまたうごきはじめた 作者: 細野晴臣,鈴木惣一朗出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2014/11/25メディア: 単行この商品を含むブログ (6件) を見る 鈴木惣一朗が聞き手をつとめた細野晴臣のインタビュー集『細野晴臣 とまっていた時計がまたうごきはじめた』(平凡社、2014年)を読んでいたら、興味深いくだりがあった。細野の1989年作『オムニ・サイト・シーイング』に収録された「Esashi」についての発言だ。江差追分に伴奏をつけくわえたこの曲で同作は始まる。 民謡にコードを付けるっていうあのスタイルは、やってみたかったからやったんだけど、あとで後悔したんだ。コードを付けちゃいけなかったなと思ったの。特定の色を付けちゃうことになってしまったからね。そのあとに、そんな傾向が流行ったこともあって、余計に落ち込んだね。 続けて聞き手の鈴木は、論を補うようにこう語

    「和声」という枷 - ただの風邪。
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    sukeroc 2018/08/24
    “コードを付けるってことは、ボイシングによって、歌の心情を説明しちゃうことになる” “ブルーズなんかもそうですけど、本当は単旋律のままで、聴き手が感じるべき音楽の世界がある”
  • 信仰の不在と祈りについて――星野源「アイデア」 - ただの風邪。

    星野源の新曲「アイデア」が配信リリースされた。0時の解禁とほとんど同時に耳にした「アイデア」は、そのタイトル通り、予想外のアイデアがつぎからつぎへと繰り出される名曲だった。 星野源らしいエキゾティックな旋律と折衷的なバンドサウンドが印象的なワンコーラス目から一転、フットワーク/フューチャーベースのニュアンスを巧みに取り入れたダンスサウンドへと展開し、素朴な弾き語りを経由してふたたび星野源印のサウンドへと回帰する構成。大胆に表情を変えるサウンドは、一枚のEPを一曲に凝縮したかのような印象を与える。 この展開は、まさしくこの曲が伝えようとすることばたちのためにあつらえられたものだ。光と影のように対照的に配置された1番と2番の歌詞はサウンドの変化と呼応し、アコギの音色と歌声が響くブリッジもまた、親密さに満ちたことばに寄り添っている。そこから浮かび上がってくるのは、人びとの生活そのもの、日々のあゆ

    信仰の不在と祈りについて――星野源「アイデア」 - ただの風邪。
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    sukeroc 2018/08/20
  • J-POPにおける「譜割り」の問題、補遺+寄稿まとめ - ただの風邪。

    まず、なんぼか寄稿が溜まっていたので報告。『アニエラフェスタ』などに見る、脱・都市化したアニメシーン - コラム : CINRA.NETは長野県のアニソンフェス「アニエラフェスタ」のPR記事ですが、アニメ文化の地方への拡散という話をしました。ぬるヲタなので恐縮ですが……。韓国大衆歌謡からBTSまで……K-POPの誕生と発展にJ-POPが与えた影響 - Real Sound|リアルサウンドは金成玟『K-POP 新感覚のメディア』(岩波新書)の書評音楽性に関する考察にはちょっと僕の持論も加えています。このはコンパクトな新書ながら、K-POPをめぐって論じうる主要なテーマはざっとカバーしていて、そのうえ「ポップカルチャー」というものの質に迫る議論を展開していて胸熱。フェミニズムやキャンドルデモとK-POPの関係に言及されていたり、「音楽政治」を論じるにあたっても参考になるかと。戦後の日韓

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    sukeroc 2018/08/19
  • ヒプノシスマイクガチ勢に贈る、「ヒップホップの女」の今(+7月23日追記) - ただの風邪。

    hypnosismic.com 2017年のスタート以来徐々に注目を集め、この夏いよいよ格的に「覇権コンテンツ」となりつつあるヒプノシスマイクですが、みなさんエンジョイしてますか? ヒップホップと女性向けコンテンツの融合という時流を捉えたコンセプトに加え、話題性抜群のプロデューサー・ラッパーといった制作陣、そして多彩なライムやフロウをのりこなす声優陣の芸達者ぶり、どれをとっても聴きどころ・楽しみどころ満載です。個人的には、ラップバトルという設定とヒップホップ要素を、おたくコンテンツと(若干力技で)融合させようという気概に、勇気と歪さを感じて惹きつけられます。 一方で、徹底的な女尊男卑のディストピアを描く世界設定と、それとは裏腹にヒップホップのホモソーシャル性・マッチョイズムをひきずった登場人物の言動に、ジェンダー論の観点から疑問を呈する声が聞かれます。自分の見解としては、まだ登場人物も世

    ヒプノシスマイクガチ勢に贈る、「ヒップホップの女」の今(+7月23日追記) - ただの風邪。
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    sukeroc 2018/07/23
  • J-POPにおける静かなモータウンリバイバル、そこにやってきて一番デカいネタをぶち込むTWICE - ただの風邪。

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    sukeroc 2018/06/18
  • 制度の忘却、権力の隠蔽――HINOMARU批判と五木田智央展評に対するバックラッシュ - ただの風邪。

    RADWIMPSがリリースしたニューシングル カタルシスト のカップリング曲"HINOMARU"が炎上した。 www.huffingtonpost.jp gendai.ismedia.jp その顛末や具体的な内容は上の記事等を参照していただくとして、ここで詳しくは記さないが、作詞者の野田洋次郎が「謝罪」してなおその火種は尽きることなく、批判派・擁護派ともに議論がくすぶったままにある。私見では、"HINOMARU"をめぐる議論には、あたかも同曲がワールドカップの応援歌であるかのような前提で論じているものがあったりと、事実関係の認識ができていないものが多く、Twitterでの炎上の悪い面が丸出しになっている印象がある(ワールドカップの応援歌になっているのは、"HINOMARU"ではなくて表題曲の"カタルシスト"だ)。 さて他方、東京オペラシティアートギャラリーで開催されている五木田智央展に対す

    制度の忘却、権力の隠蔽――HINOMARU批判と五木田智央展評に対するバックラッシュ - ただの風邪。
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    sukeroc 2018/06/12
  • Poly Life Multi Soulのリズムメモ - ただの風邪。

    夕方書いた記事の補足。 POLY LIFE MULTI SOUL (通常盤) アーティスト: cero出版社/メーカー: カクバリズム発売日: 2018/05/16メディア: CDこの商品を含むブログを見る さいしょに パルス リズムの基礎単位 拍子 一小節を何分割しているかの単位 メトリック・モジュレーション パルスの長さを維持しながら拍子を伸縮させる ●=○=1パルス、●=アクセント、○=休符とした場合、 A:|●○○○●○○○●○○○●○○○|●○○○●○○○… B:|●○○●○○●○○●○○|●○○●○○●○○●○○… AとBはパルスの長さを共有しているが小節の長さ(=実質的なテンポ)が異なる。 よくあるパターンとしては、付点音符を使ったシンコペーションを使って小節をまたいで拍子をスムースに変化させる例 クロスリズム 複数の拍子に解釈可能な単一のリズム・パターン 小節あたりのパルス

    Poly Life Multi Soulのリズムメモ - ただの風邪。
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    sukeroc 2018/05/21
  • cero - Poly Life Multi Soulの設計と演奏 - ただの風邪。

    ceroがさきごろリリースした新作Poly Life Multi Soulが各所で絶賛されている。その切り口のひとつとして、ポリリズムであるとかあるいは変拍子といったものが取り上げられることが多い。たとえば先行してMVが配信されていた「魚の骨 鳥の羽根」では三連の4/4拍子でも6/8(もしくは12/8)拍子でも解釈できるクロスリズムが全面的に取り入れられているし、他の曲でも奇数拍子であるとかメトリック・モジュレーションによる拍子の変化が多用されている。リズムに関していえば、すでに飽和状態に達してもはや基的なボキャブラリーと化した、ネオ・ソウルあるいはJ Dilla以降とも言われる「ズレ」や「なまり」を取り入れたグルーヴではなく、いわば数学的に分析可能な、多層的なリズム構造をその骨組みとしたことによって、アフロ・ビートや中南米のラテン・ミュージックやブラジリアン・ミュージックへとより接近し

    cero - Poly Life Multi Soulの設計と演奏 - ただの風邪。
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    sukeroc 2018/05/20
  • ゴールデンボンバーに未来は託せるのか? - ただの風邪。

    gendai.ismedia.jp gendai.ismedia.jp ぼくは特にゴールデンボンバーのリスナーというわけではない。けれども彼らがメディアをにぎわす度にどれどれ、今度はなにをしてくれたのかな、とチェックする程度には気にかけている、中途半端な人間だ。別に悪い印象を抱いていることはない。 しかしこのふたつのインタビューを読んでぼくはいくぶん複雑な気持ちになった。鬼龍院翔という人が繰り出すユニークなチャレンジの数々をインタビュアーは賞賛するけれども、鬼龍院自身の語り口はむしろ、マーケティングに長けた戦略家というよりは、「この時代に音楽を聴いてもらうこと」の意義を考えに考え抜いて全力で表現しようとする、こう言ってはなんだがわりあいに古風なミュージシャンシップの人のように見える。「音楽を売る」ことの虚しさを自覚しながらも、「いい曲がヒットにはなるのは間違いない」とも信じるそのアンビバレ

    ゴールデンボンバーに未来は託せるのか? - ただの風邪。
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    sukeroc 2018/02/23
  • 問題は「ファンに優劣をつけるのは是か非か」ではない。「どうやって優劣をつけるか」だ。(追記あり) - ただの風邪。

    taiiku-cawaii-japan.hatenablog.com 岡崎体育がファンクラブに新システムを導入するという件で、少し炎上? していたようだ。上掲の記事を読む限りでは、そこまで炎上するような事案とも思えない。「ファンに優劣をつけるのは是か非か」みたいな話については、センシティヴな話題だとは思うが、たとえば会費のランク分けなどはあってもおかしくないし、むしろ「もっと金を払いたい!」という大人に金を払わせる場はどんどんつくるべきだ。 けれど、導入されるシステムというのを見ると、少し事情が変わってくる。 skiyaki.com 「bitfan」では、ファンクラブへの入会・継続、ファンクラブサイトでのログイン履歴、ECサイトでのグッズの購入状況、twitter等による応援・拡散など、ファンの様々な行動履歴を収集し、独自のアルゴリズムによってファンに「トークン」を付与します。そして、付与

    問題は「ファンに優劣をつけるのは是か非か」ではない。「どうやって優劣をつけるか」だ。(追記あり) - ただの風邪。
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    sukeroc 2018/02/04
  • Major Lazerのキューバ公演を追ったドキュメンタリー『Give Me Future』を見るべき理由 - ただの風邪。

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    sukeroc 2017/11/24
  • ミレニアル世代は優れた(ネット・)サーファーなのか?:うんざりするような若者論へ、『蒸気波要点ガイド』を添えて - ただの風邪。

    gqjapan.jp ほんの数百字の短い記事だが、もう、なにもかも、まるっきりうんざりする記事だ。「過去が縦軸から横軸になった時代」だの、「どんな音楽にも分け隔てなくアクセス」だの、「広大なアーカイブの海を巧みに泳げる」だの……そしてとどめにはこうだ。 そしてもしかしたら、マンチェスターの中学生がフジロックのサチモスの動画で音楽に目覚めるかもしれない。エキサイティングな時代になった! このライターはどこまで気でこれを書いているのだろうか。言っておくけど僕は「そんなことはありえない」と言いたいわけじゃない。「そんなことはあまりにもありふれている」からこそ、このライターの正気を疑うのだ。90年代にインターネットの夜明けを目撃した人々が抱いた過剰なオプティミズムがいま突然冷凍睡眠から目覚めたみたいな、そんなアナクロニズムにまみれた文章だ。これとそっくりそのまま同じ文章が00年前後のカルチャー誌

    ミレニアル世代は優れた(ネット・)サーファーなのか?:うんざりするような若者論へ、『蒸気波要点ガイド』を添えて - ただの風邪。
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    sukeroc 2017/07/18
  • デジタル配信はポップ・ミュージックの構造を変えたかって? …まあ、ある程度はそうだろうね。 - ただの風邪。

    (6月16日若干改稿) wired.jp ひとは自分がいままさに経験している変化というものを過大に評価する傾向があるように思う。この記事を書いた人もそうしたバイアスにかかっているのではないかと思う。いわく、 インターネットとデジタルテクノロジーは、音楽・レコード産業のビジネスモデルを完全に変えた。MP3やNapstar、iTunesによって、「購入」は「アクセス」へ、「ディスク」は「プレイリスト」へと変わった。ストリーミングが大成功を収めた。そしてフォーマットや聴き方の変化は、ポップ・ミュージックの作曲法をも変化させたのだ。 たしかに音楽の流通のデジタル化はポップ・ミュージックの構造を変化させたに違いない。しかしそれはポップ・ミュージックがその短い歴史のなかで被った唯一で無二の大きな変革では決してない。この記事の元になった論文は残念ながらオープンアクセスではなく直接原文にあたることはできな

    デジタル配信はポップ・ミュージックの構造を変えたかって? …まあ、ある程度はそうだろうね。 - ただの風邪。
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    sukeroc 2017/06/19
  • ポップ・ミュージックの持続と反復――The McGill Billboard Projectのデータで遊んでみた - ただの風邪。

    caughtacold.hatenablog.com 先日こんな記事を書いて、データで遊ぶのは楽しいかも、とおもっていたところ、同記事でも取り上げている論文経由で“The McGill Billboard Project”というのを知った。1958年から1991年のビルボードチャートからランダムにサンプルされたデータを、誰でも自由に使うことができる。ちょっとおもしろそうなので、はじめてのPythonと久しぶりのExcelを駆使して遊んでみた。ノーエビデンス、つれづれなるままにデータをいじってみました。 The McGill Billboard Projectについて 30年分のチャートから、なにを見てみよう? 伸び続ける曲長とともに増加する要素数――ブリティッシュ・インヴェイジョンの影も? 形式と役割の乖離 ポップの懐は反復感にある、のか おまけ はじめてのPythonの巻 The Mc

    ポップ・ミュージックの持続と反復――The McGill Billboard Projectのデータで遊んでみた - ただの風邪。
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    sukeroc 2017/06/19
  • “post-truth”に反対する唯一の手段は。――tofubeats《FANTASY CLUB》をめぐって(B面) - ただの風邪。

    Amazon.co.jp限定】FANTASY CLUB(未発売音源CD付き) アーティスト: tofubeats出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン発売日: 2017/05/24メディア: CDこの商品を含むブログを見る 以下の文は、特に何を言われたわけでもなく、先のレヴューに加えてもう一レヴューを書いてみようかという思いつきから書いてみたものだ(なのでB面)。したがってよりはっちゃけているというか、僕のファンタジーが炸裂しているように思う。そのあたり、ご容赦いただきたい。 何がリアル/何がリアルじゃないか/そんなこと誰にわかるというか (Tr.2 SHOPPING MALL) 2016年を覆った絶望にも似た状況にこの一曲は良かれ悪しかれ深く響いた。翌年には、この絶望さえ“post-truth”と名付けられるや否やそれ自体消費の対象となり陳腐化してしまい、挙句の果てには恥

    “post-truth”に反対する唯一の手段は。――tofubeats《FANTASY CLUB》をめぐって(B面) - ただの風邪。
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    sukeroc 2017/05/27