知事と市長が任期途中で辞職し、ダブル選に入れ替わって立候補する異例の「クロス選」がこの春、大阪で行われることになった。一体何があったのか。背景には、3カ月にわたる政党同士のせめぎ合いがあった。 8日午後6時過ぎ、大阪市内にある大阪維新の会党本部。大阪府の松井一郎知事(維新代表)と大阪市の吉村洋文市長(維新政調会長)の記者会見には、約100人の報道陣が集まった。 松井氏は会見で「(候補を)クロスして知事・市長選を行う」と表明。任期途中で辞職して統一地方選にあわせた4月7日に知事・市長のダブル選を行い、さらに2人が入れ替わって立候補する異例の「クロス選」にすると宣言した。 会見で2人が繰り返したのは、大阪都構想への強いこだわりと、都構想の是非を問う住民投票の実施時期をめぐる交渉が決裂した公明党へのうらみ節だった。松井氏は「都構想がつぶされかけている。公明にだまされたままひよってしまうと、僕の人
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