ブックマーク / saga135.hatenablog.jp (169)

  • 三島由紀夫『鹿鳴館』を読み終えて - 人生は花鳥風月

    清原久雄も柏木和男も死なせずに済んだ筈、生きていて欲しかった。と一々ツッコミを入れてしまう癖がある自分は所詮、狭量で天邪鬼で物語を読む資格など無いのでしょうか。或いは自分で言うのも烏滸がましいですが感情移入し過ぎなのか・・・・・・。 三島由紀夫『鹿鳴館』のレビューです。 鹿鳴館とは 明治19年(1886年)の天長節に鹿鳴館で催された大夜会を舞台として、恋と政治の渦の中に乱舞する四人の男女の悲劇の運命を描き、著者自ら〈私がはじめて書いた俳優芸術のための作品〉と呼んだ表題作。他に、人間の情念と意志のギャップを描く嫉妬劇「只ほど高いものはない」、現代における幸福の不毛性への痛烈な挑戦「夜の向日葵」、六世中村歌右衛門のために書かれた「朝の躑躅」の4作から成る戯曲集。 それぞれのあらすじと感想 ~鹿鳴館 明治19年の天長節に鹿鳴館で催された大夜会を舞台に、政治と恋、陰謀と愛憎の渦の中で翻弄される男女

    三島由紀夫『鹿鳴館』を読み終えて - 人生は花鳥風月
    suoaei
    suoaei 2021/04/30
    sagaさん、いつもありがとうございます。
  • 早熟の翳  二十話 - 人生は花鳥風月

    被告人の男は伸ばし放題の汚い髭に虚ろな目付き、ヘラヘラと薄笑いをしながら先生にも一礼もせずに終始不遜な態度で椅子に掛けていた。 先生が話をし出すと一切訊く耳は持たない様子で貧乏ゆすりをしながら言いたい事だけを口にする。 「だから、俺は正当防衛なんだよ! 先に手を出して来たのは向こうだから」 「それは通らないんだよ、全くの無傷の貴方に対して相手方には刺し傷以外にも刀痕や無数の打撲痕があるんだよ、とてもじゃないが正当防衛で通すのには無理がある、貴方が素直に認めれば罪を軽くする事は出来るかもしれないがね」 「頼りない先生だなー、俺は無罪なんだよ、警察も弁護士も無能な奴しかいねーのかよ、もっとマシな弁護士呼んで来いよ!」 「とにかく冷静になってくれないと話にもならない、また来るから」 面会は僅か数分で終わった。この間誠也は黙っていたが、男に対して憤っていた事は言うまでもない、そして先生のあくまでも

    早熟の翳  二十話 - 人生は花鳥風月
    suoaei
    suoaei 2021/04/29
    sagaさん、いつもありがとうございます。
  • フェニックスの日 ~鳳凰の羽搏き - 人生は花鳥風月

    今日4月29日は昭和の日でありますが、4(フェ)月29(ニックス)日でフェニックスの日でもあるんですよね。1年を通して毎日幾つのも物事が関連付けられている、一日一日に何か意味がある。そう思うとたとえ一日でも無駄に生きる事は出来ないと改めて痛感する所でありますが。 そこでこのフェニックス(鳥の方)に関連する事でも綴ってみたいと思います。 フェニックスと鳳凰の関係性 フェニックスとはエジプト神話の霊鳥。五百年ごとに神壇の上でみずから焼け死に、その灰の中からまた幼鳥となってよみがえるという。不死永生の象徴。不死鳥。 鳳凰は欧米では東洋のフェニックスともみなされ、英語では Chinese Phoenix 〔中国のフェニックス〕とも呼ばれている。 過去の歴史においても現在のフィクションにおいても、フェニックスと鳳凰はしばしば相互に関連付けられたり、混同される。中国の鳳凰は西洋のフェニックスとは来別

    フェニックスの日 ~鳳凰の羽搏き - 人生は花鳥風月
    suoaei
    suoaei 2021/04/29
    sagaさん、いつもありがとうございます。
  • 早熟の翳  十九話 - 人生は花鳥風月

    断じて行えば鬼神も之を避く。大学を卒業してからの数年間、司法修習も終えた誠也は初志貫徹、見事に志を遂げ法曹三者である弁護士になる。大した障害にも阻まれず、難なく事を成就出来た過程を思い返せば、鬼神とは寧ろ誠也自身の事であったと言っても過言ではない。 社会人となった誠也は満を持して大きな人生の舞台に羽搏きをあげる。早熟なヤンキーとしては、ひよこが鶏になる成長過程と比べるとその速度は些か遅い気もするが、僅か24歳にして法曹に成る事を果たした彼は何ら省みる事も無く、その表情はあくまでも爽快であった。 燦然と輝く陽射し、空を優雅に飛び回る鳥、吹き渡る風、屹立する樹々、可憐に佇む草花、その全てが新鮮に見える。誠也は清々しい心境で研鑽を積むべく林田法律事務所に就職した。 そこは規模の小さい事務所で部屋は少し黴臭い。高齢の林田先生は誠也の風貌には大して愕かなかったが、皺枯れ顔の眼力の鋭い目つきでこう言う

    早熟の翳  十九話 - 人生は花鳥風月
    suoaei
    suoaei 2021/04/28
    saga さん、いつもありがとうございます。
  • 早熟の翳  十八話 - 人生は花鳥風月

    大学を卒業するまでの残りの数ヶ月間は誠也に大いなる休暇を与える。もはや司法試験にも合格を果たした彼にはこれといってする事もなくなっていた。これまでと同様アルバイトには精を出していたがそこまで勉強に打ち込む必要もなく、かといって単車で暴走する訳にも行かない。高校生までヤンキー街道一筋で生きて来た彼は他に大した遊び方を知らなかったのだった。誠也は蒼とした気分で退屈な毎日を送っていた。 そんな或る日、先日尋ねた高校の先生から連絡が入る。誠也が提案していたように飲みに行く誘いであった。二人は駅前で待ち合わせをしていた。 人々が仕事を終え帰途に着く夕暮れ時の駅前は実に忙しい。誠也はその雑踏の片隅で佇みながら群衆の行きかう様をぼんやりと眺めていた。 人間というものは何故こんなに行き急いでるように見えるのか、いくら帰宅ラッシュ時とはいえ余裕のある顔つきをしている者などたったの一人もいない。そんなに急い

    早熟の翳  十八話 - 人生は花鳥風月
    suoaei
    suoaei 2021/04/27
    saga さん、いつもありがとうございます。
  • ㊙GWの心得 - 人生は花鳥風月

    風吹けば  天高く舞う  鯉のぼり(笑) いよいよGWですか。当に早いものです。この前正月が来たばかりだと思っていましたが。寒い冬が終わると春が来る。もはや桜も散ってしまいGWが来る。これが終わればまた暑い夏が来る。盆が過ぎれば秋が来る。そしてまた正月と。 年寄りくさい言い方ですが当に1年ぐらいあっという間ですね。もうこれ以上年を取るのも勘弁して欲しい所ですが、こればかりは仕方ありません、今を生きて行くしかないのです 😒 今や目前に迫ったGW。このGWを如何に楽しむかとお考えになっている方も多いとは思いますが、真の意味で連休を満喫するには当然それなりの心得も必要になって来ます。この心得方次第でGWの満足度も大きく変わって来るのです。 という事でGWの㊙心得を幾つか紹介して行きたいと思います (*´▽`*) 間違えて出勤、登校しない これはGWに限った話じゃありません。休日、連休全てに

    ㊙GWの心得 - 人生は花鳥風月
    suoaei
    suoaei 2021/04/27
    sagaさん、いつもありがとうございます。
  • 早熟の翳  十七話 - 人生は花鳥風月

    まだ暑さの残る9月上旬ではあるが、少し涼やかに感じる初秋の風は吉報を齎す。念願の司法試験合格。それは誠也にとって大いに悦ばしい事であり、亦彼の心を落ち着かせるのにも十分であった。 報告を受けた母は天にも舞い上がるような面持ちで陶酔感に浸っていた。 「流石は誠也ね、お父さんもさぞ喜ぶでしょう」 「親父は別に何とも思わないさ」 そこに姉が登場し母と一緒になって祝福してくれる。 「おめでとう誠也、でもあんた余裕かましてるわね、らしいと言えばらしいけど」 「別にそんな事ないさ、ただこれは第一段階に過ぎねーからな」 「じゃああんたの最終目標は何なのよ?」 「それは俺にも分かんねぇ」 この晩は母の豪勢な手料理が振る舞われ、みんなは話に花を咲かせながら有難く召し上がった。 無論この事を祝福してくれるのは家族だけではない。修二に清政、まり子、健太、大学の講師に同級生、バイト先の人達と、誠也を祝ってくれる者

    早熟の翳  十七話 - 人生は花鳥風月
    suoaei
    suoaei 2021/04/26
    sagaさん、いつもありがとうございます。
  • 早熟の翳  十六話 - 人生は花鳥風月

    歳月人を待たず。誠也は早や大学4回生になり後は卒業を待つばかり。だが彼にはやり残していた事があった。 大学在学中にどうしても司法試験に合格したい。去年試験に落ちた誠也は今年が最期と言わんばかりに躍起になって勉強に勤しんでいた。周りからは別に卒業してからでもいいのではとも言われていたがそんな悠長な事は言っていられない、在学中に合格したいと言う気持ちはあくまでも誠也の信念であり、それは目標や夢というよりは是が非でも成し遂げなければならない彼の必須課題のようなものであった。 こういった誠也の考え方に他意はなく、それを達成しない事には大学に進学した意味自体が無くなってしまう、別にカッコをつける訳でも何でもなくただ単純に目標を持ちたかっただけかもしれない。しかし傍から見れば何か焦りも感じられる。そんな誠也に母と姉は言う。 「あなた、そんなに頑張ってどうするのよ、確かに大学在学中に試験に通れば凄い事だ

    早熟の翳  十六話 - 人生は花鳥風月
    suoaei
    suoaei 2021/04/25
    sagaさん、いつもありがとうございます。
  • 早熟の翳  十五話 - 人生は花鳥風月

    一行が立ち去った後には健太に仁美、誠也、修二、清政の5人の姿しか無く、夜の国道には少し冷たい風が吹き荒ぶ。5人は仁美の放った言葉に依って一時何も言わず、ただ呆然とその場に立ち尽くしていた。 誠也は気を落ち着かせた上で改めて健太に向かう。 「とにかくダメなもんはダメなんだ、分かるな」 健太はしゅんとしていたが仁美は尚も抗う。 「何でダメなのよ? 別に悪い事なんていてないでしょ?」 「姉さん、俺らの世界にもルールってのがあるんだよ、族は18一杯で引退するのが鉄則なんだよ、そうしねーと示しが付かなねーし秩序が乱れるんだよ、悪には悪のルールってもんがな、こいつはそれを知った上でその規律を乱したんだ、そうなると勿論ケジメってのが必要になって来る、俺達は単なる愚連隊じゃねーんだよ」 仁美もやっとこさ収まりを見せた。健太も素直に詫びを入れる。 「ほんとにすいませんでした、もう二度としません!」 「もし今

    早熟の翳  十五話 - 人生は花鳥風月
    suoaei
    suoaei 2021/04/24
    sagaさん、いつもありがとうございます。
  • 日本ダービー記念日 - 人生は花鳥風月

    今日4月24日は日ダービー記念日ですか。1932年(昭和7年)のこの日、東京・目黒競馬場で日初のダービー(第1回 東京優駿大競走)が開催された。とありますけど、どんだけギャンブル好きな人の射幸心を煽るんだって話ですよね(笑) それなら博打などするなと言われれば返す言葉も無い訳ですが 😓 という事で今日は競馬(ギャンブル全般)に対する自分の想いや見解、そしてせっかくなので今日の競馬予想でも綴ってみようかなと思っています^^ ギャンブル論 以前にも少し触れた事があるのですが、自分は今まで様々なギャンブルに嵌って来ました。これは勿論何の自慢にもなりませんし、堂々と言える話でもありません。そこから得たものも何もありません。当に情けない話です 😢 ですがそれも一興これも一興で、人生色んな事があるからこそ面白いのです。これも一種の「花鳥風月」とも思います(笑) パチンコに麻雀、競馬に競艇、株

    日本ダービー記念日 - 人生は花鳥風月
    suoaei
    suoaei 2021/04/24
    sagaさん、いつもありがとうございます。
  • 早熟の翳  十四話 - 人生は花鳥風月

    学生生活は色恋事を除いてはその悉くが順風満帆に運んでいた。誠也は日々講義に顔を出し勉学に勤しむ。学生としてはごく当たり前の事のようにも思えるが、殊、誠也に至ってはそのヤンキー丸出しの風貌が周囲に与える影響は大きく、他の学生達は何時も誠也に対し物怖じしていたのだった。 だがそんな風貌とは裏腹に誰とでも気さくに優しく接する誠也は徐々に周りからも認められ、打ち解けるまでに然程(さほど)時間は要さなかった。 この誠也のヤンキーらしからぬ大らかな心持や懐の深さこそが人を惹きつける要因であったのかもしれない。それはあくまでも意図してした事ではなく、彼が持って生まれた天賦の才とも言うべきものであった。 人々の心を快活にさせた桜は早くも葉桜となってその美しい姿を隠し始めたが、街路に可憐に咲くチューリップは更なる春の心地を届けてくれる。誠也は今更ながら花の美しさに見惚れるのであった。 誠也は大学では部活動や

    早熟の翳  十四話 - 人生は花鳥風月
    suoaei
    suoaei 2021/04/23
    sagaさん、いつもありがとうございます。
  • 天ぷらは美味しい - 人生は花鳥風月

    7月23日と毎月23日は天ぷらの日なんですってね。自分も大好きな天ぷら、これこそ日料理の極意だと思いますね。 そんな天ぷらをより美味しく揚げるコツと自分が好きな天ぷら料理でも紹介してみたいと思います。 天ぷらの美味しい揚げ方 天ぷらの作り方など今更言うまでもないと思うのですが、問題は揚げ方ですよね。天ぷらはこの揚げ方に依って味が大きく左右されると言っても過言じゃありません。 www.youtube.com この動画で示しているように「天ぷらという料理は人間の五感を駆使して作る極めて高等な技術を要する料理」  だそうです。ですから腕の良い職人は「目よりも音で天ぷらの揚がり頃を判断する」らしいのです。 確かにそう言われればそういう気もしますね。流石は海原雄山先生ですね^^ 好きな天ぷら料理  4位ー レンコン レンコン自体も好きなんですけど、天ぷらにする事に依って更に美味しくなるんですよね。

    天ぷらは美味しい - 人生は花鳥風月
    suoaei
    suoaei 2021/04/23
    sagaさん、いつもありがとうございます。
  • 早熟の翳  十三話 - 人生は花鳥風月

    誠也は姉と母にはまり子の友人とたまたま会って来たとだけ言い置き部屋に上がった。一人で少し考える。でも何も後ろめたい事など思いつかない。誠也はただの杞憂と割り切ってこれからの事を考え出していた。 夜9時頃になり家には珍客が訪れる。健太の顔を確認した誠也は部屋に入れる。健太は相変わらずの間の抜けた表情をしていたが何処か冴えない面持ちでもあった。 「お前が家に来るなんて珍しいな、何かあったのか?」 「いや、別に、ただちょっと誠也君に会いたくなってな」 「そうか、ま、全然構わないけど」 健太は自分から来ておきながら大して喋ろうとはしない。そんな彼を訝った出嫌は思い出したように訊き出した。 「そういやお前、あの子どうしたんだよ?」 「そうだ、俺、仁美ちゃんとまた付き合い出したんだよ!」 「それを先に言えよ」 「すっかり忘れてたよ」 「大丈夫か?」 せっかく別れずに済んだのに健太の表情は何か浮かない漂

    早熟の翳  十三話 - 人生は花鳥風月
    suoaei
    suoaei 2021/04/22
    sagaさん、いつもありがとうございます。
  • ダイヤモンドで思いつくもの - 人生は花鳥風月

    綺麗ですよね~ ✨ ダイヤモンドは4月の誕生石にして、今日4月22日はダイヤモンド原石の日でもあるらしいですね。 和名は「金剛石」、宝石言葉は「純潔」「清浄無垢」「永遠の絆」「不屈」「完璧」「調和」「変わらぬ愛」「至宝の輝き」等沢山あるみたいですけど、ま、自分のような底辺民には情けないですけどこんな高価な物は無縁です 😒 とはいえダイヤモンドで思いつくものも幾つかはあるので、そんなものでも挙げてみたいと思います^^ ダイヤモンドゲーム まずはこれですかね。子供の頃これでよく遊んだ記憶があります。ダイヤモンドの光沢を模した頂点が6つある星型の盤面上を用いて遊ぶボードゲームで、盤面上の6つの頂点部は赤・緑(青)・黄の3色で色分けされ、相対する頂点部は同一の色になっています。 その片方の頂点部に盤と同じ色に塗り分けられた王駒1個と子駒14個を配置して相対する側の同一の色の頂点部に全て移動させた

    ダイヤモンドで思いつくもの - 人生は花鳥風月
    suoaei
    suoaei 2021/04/22
    sagaさん、いつもありがとうございます。
  • 早熟の翳  十二話 - 人生は花鳥風月

    「誠也君、それはないよ! みんな後継者を誰にするかで誠也君の指示を仰ぎたかったのに、そんなカッコつけた事はダメだよ!」 大声で叫ぶその者に依って辺りは騒然とし出した。 「誰だよあいつ? 何粋がってんだよ」 修二と清政が彼に近づき制止する。 「お前健太じゃねーか! 何でお前なんかがここに居るんだよ!? 誰の後ろに乗ってたんだ?」 「自分の単車だよ」 健太の単車はゼファー400ccのどノーマル仕様であった。健太は更に続ける。 「修二君も清政君も跡目の事で揉めてたじゃねーか、何で誰も意見しないんだよ? はいはい従うだけが能なのか?」 修二は健太に1発入れる。健太はその場に倒れたが歯をいしばって立ち上がる。 「俺だって誠也君と一緒にボクシングで鍛えてたんだよ、そう簡単にはやられないよ」 健太は修二と清政にカウンターの一撃を繰り出した。こうなると周りも参戦し出し、仲間内での乱闘騒ぎが始まる。今まで

    早熟の翳  十二話 - 人生は花鳥風月
    suoaei
    suoaei 2021/04/21
    sagaさん、いつもありがとうございます。
  • 体を動かすといい気分になれる - 人生は花鳥風月

    運動で  心までもが  春の空(笑) やはり体を動かすのはいい事ですよね。コロナの影響や仕事の多忙にかまけてここ数ヶ月は何もしていなかったのですが、昨日久しぶりにプールに行って来ました。 嬉しかった事 まずは受付で顔見知りのスタッフに「久しぶりですやん!」と言って貰えた事ですね。その人はプールで水泳を教えている時もあるのですが、流石に上手ですよね。案の定後になり入って来ましたが、マンツーマンで指導を受けている人の頑張って泳ぐ姿にも感動を覚えます。 自分がプールサイドに足を踏み入れると他のスタッフに常連の客、数人からも声を掛けて貰いました。自分のような人間にそこまでしてくれるのは当には嬉しい限りです。 その中でも特に目を引くのはやはり高齢の親父さんですね。この人は既に80歳になるらしいのですが、とにかく元気で水泳も達者なんです。スピードは少し遅いですが平均以上のスピードを維持したままで何時

    体を動かすといい気分になれる - 人生は花鳥風月
    suoaei
    suoaei 2021/04/21
    sagaさん、いつもありがとうございます。
  • 早熟の翳  十一話  - 人生は花鳥風月

    二人は店に入った。そこは洋服店であったのだがショーウィンドウに陳列されている商品が物語っているように、見るからに高そうな婦人服ばかりが目に映る。 いくらまり子と同伴とはいえ誠也は何か場違いな感じがして落ち着かない。遠くに目をやってカッコつけていた誠也の肩を軽く叩いてまり子が言う。 「何カッコつけてんのよ、これよ、これ、これ可愛くない?」 まり子が指差したのは赤色のマフラーだった。 「何だよ、さっき言ってたのこれかよ?」 「そうよ、可愛いじゃない、直ぐ目に着いたのよ」 「外から見えるのか?」 「見えてたわよ」 そのマフラーは他の衣服と比べれば何倍も安価であったので誠也は迷わずに買ってやった。店を出た二人は公園のベンチに腰を下ろし休憩いた。 誠也は早速その包みを開けマフラーを手に取りまり子の首に巻いてあげる。 「ありがとう、似合ってる?」 「ああ、とてもな」 「私、これ大事にするね」 「そんな

    早熟の翳  十一話  - 人生は花鳥風月
    suoaei
    suoaei 2021/04/20
    sagaさん、いつもありがとうございます。
  • 性善説、性悪説だけでは量れなくなった現代人の精神構造 - 人生は花鳥風月

    肌寒さ  何時まで続く  春情よ(笑) おはようございます。今日はまた「喜怒哀楽」の怒と哀の話です。月曜からこんなダークなテーマになる事をご了承願いたいと思います。 www.yomiuri.co.jp 当にやり切れませんね。何故こんな事をするのでしょうか? どういう意図で? まるで十代の不良学生の所業だと思いますね。それも人がいない時に陰湿な嫌がらせという形で。 確かにコロナを怖れるが故の行為だとは思いますが、全国に蔓延るこのコロナ差別。何故人は差別をするのでしょうか? 単に人を蔑みたいだけ? 自分さえコロナに罹らなければ良いのでしょうか? 真に目指すべきはコロナの終息であって、自分だけが助かりたいかのような個人的で狭量な価値観は寧ろそれを妨害する事になると思います。 当に嘆かわしい話ですね~・・・・・・。 自身の経験 コロナに関する記事は以前に綴った事がありますので参考にして頂ければ

    性善説、性悪説だけでは量れなくなった現代人の精神構造 - 人生は花鳥風月
    suoaei
    suoaei 2021/04/19
    saga さん、いつもありがとうございます。
  • 早熟の翳  九話 - 人生は花鳥風月

    その頃修二と清政はチームの後継者選びで意見が対立していた。二人の候補者は何れも甲乙つけ難い人物で喧嘩の腕も人望もチームへの貢献度も秀でていた。後は誠也の意見を仰ぐしか道は無かったのだが、双方とも一向に譲る気配はない。しかし今の所誠也はこの事に一切言及していなく、みんなは少し不安になっていた。 一方健太は誠也に咎められた事で一時落ち込んでいたとはいえ新しく出来た彼女との恋愛に夢中になり、進路の事など全く考えずに日々上の空で学校に登校していた。そんな彼の様子を訝った誠也は言う。 「お前な~、全然勉強してないんじゃねーか? 女が出来たぐらいで何も手に着かなくなるようじゃ男失格だぞ、大丈夫かよ」 「いや、それがさ~、あの子俺にゾッコンみたいでさ、だから俺もどうにかしれやりたいと思ってよ」 「ふっ、これはダメだな、お前その内捨てられるよ」 健太は何も言い返せなかった。確かに誠也の言う通りかもしれない

    早熟の翳  九話 - 人生は花鳥風月
    suoaei
    suoaei 2021/04/18
    sagaさん、いつもありがとうございます。
  • 祝・ブログ三ヶ月 ~感謝~ - 人生は花鳥風月

    継続を  祝してくれる  春の空 (笑) 日をもってブログ開始後三ヶ月が経ちましたる事誠に目出度く申し納め候 これも偏に皆様方からの厚い御支援、御愛顧、御鞭撻によるものと感謝申し上げ候 いやいや、当に有難い事です。 1ヶ月経った時にも同じような記事を綴ったのですが、その頃はまだ記事というには余りにもお粗末な状態で、今振り返っても恥ずかしいぐらいです 😂 自分で言うのも烏滸がましいですが、それが2ヶ月、3ヶ月と経つに連れて多少なりとも上達して来たのではないかと思う次第なのですがどうでしょう。 継続は力なり、三日三月三年とは言いますが、はっきり言って飽き性の自分としてはまず3ヶ月もやって来れた事自体が不思議なぐらいです。その理由は何か? まだ飽きていないという実に単純な話なんですよね。 という事でこの3ヶ月を祝しての自分の想いと、祝いがテーマになっている自分の好きな曲でも挙げてみたいと思

    祝・ブログ三ヶ月 ~感謝~ - 人生は花鳥風月
    suoaei
    suoaei 2021/04/18
    sagaさん、いつもありがとうございます。