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早熟の翳 二十話 - 人生は花鳥風月
被告人の男は伸ばし放題の汚い髭に虚ろな目付き、ヘラヘラと薄笑いをしながら先生にも一礼もせずに終始... 被告人の男は伸ばし放題の汚い髭に虚ろな目付き、ヘラヘラと薄笑いをしながら先生にも一礼もせずに終始不遜な態度で椅子に掛けていた。 先生が話をし出すと一切訊く耳は持たない様子で貧乏ゆすりをしながら言いたい事だけを口にする。 「だから、俺は正当防衛なんだよ! 先に手を出して来たのは向こうだから」 「それは通らないんだよ、全くの無傷の貴方に対して相手方には刺し傷以外にも刀痕や無数の打撲痕があるんだよ、とてもじゃないが正当防衛で通すのには無理がある、貴方が素直に認めれば罪を軽くする事は出来るかもしれないがね」 「頼りない先生だなー、俺は無罪なんだよ、警察も弁護士も無能な奴しかいねーのかよ、もっとマシな弁護士呼んで来いよ!」 「とにかく冷静になってくれないと話にもならない、また来るから」 面会は僅か数分で終わった。この間誠也は黙っていたが、男に対して憤っていた事は言うまでもない、そして先生のあくまでも
2021/04/29 リンク