などの面白そうな項目が目に付きました。 消費項目の中で、最大と思われた食費は、外食費を含めても、わずか70,564円しかありません。実消費に対する比率は23%を割っています。つまり、エンゲル係数(実消費の中の食費の割合)が23%以下ということです。 バブル崩壊後15年以上経ち、閉塞感だ、リストラだ、経済危機だと騒がれている間でも、エンゲル係数が少しずつ低下していたのです。昭和40年には、38%あったエンゲル係数が、およそ半減していたのです。本当に生活が大変で、貧しかったら、食べることに必死で、他の消費を抑えていたはずです。 ところが、デフレが続いていた中でも、食費以外の他の消費項目は確実に増えていました。その増えていた消費とは、何なのでしょうか? 家計調査データを見る限り、所得階層のどの層でも増えているのが、不安感を取り除く消費です。 この不安感解消ビジネスに関する消費をさらに細かく分析す