被災者 若いほど地元離れ傾向 6月10日 19時35分 東日本大震災から11日で3か月になるのに合わせ、NHKが被災者およそ500人にアンケートを行ったところ、30代以下の4人に1人が「将来の生活基盤を震災前と別の市町村に置きたい」と回答し、若い世代ほど地元を離れようとする傾向が強いことが分かりました。 NHKは、震災の被害が特に大きかった岩手・宮城・福島の各県で被災した人のうち、避難所や仮設住宅などで暮らす合わせて489人に、今月、聞き取りでアンケートを行いました。この中で、まず生計の見通してについて尋ねたところ、およそ半数が「今も立っていない」と回答しました。「今も立っていない」と回答した人に、今後どのように生計のめどを立てようと考えているか尋ねたところ、「別の地域で新たな職を探す」と答えた人は▽50代は9%でしたが、年代が下がるにつれて増加し、▽40代は15%、▽30代以下では33%