ゲルダ・タロー(Gerda Taro、1910年8月1日 - 1937年7月26日)は、ユダヤ系ポーランド人の写真家、報道写真家。本名はゲルタ・ポホリレ(Gerta Pohorylle)。「タロー」はあくまで仕事用に作った架空の名前。 ロバート・キャパの公私に渡るパートナーであった。キャパの名は当初は架空の写真家名だったが、ゲルダはその作品の共同撮影者だった。キャパが撮影したと信じられていた有名な写真「崩れ落ちる兵士」の本当の撮影者。 若年期[編集] 1910年、ゲルダはドイツ・シュトゥットガルトのユダヤ系ポーランド人(ガリツィア系)の中流家庭に生まれた。その後スイスの寄宿学校に通った[1][2]。 1929年、ナチスの台頭に先立ち、一家はライプツィヒに引っ越した。彼女はナチスに反対して左翼組織に参加し、1933年には弟たちが反ナチスのビラを撒いた事で逮捕拘留された。ゲルダは釈放されたもの