慶大理工学部の鈴木秀男教授が、「プロ野球のサービスに関する調査」(9日付け本紙掲載)と並行し、昨年から実施している「Jリーグクラブのサービスに関する満足度調査」の最新結果を発表した。 調査は2月上旬、昨季J1クラブのホームスタジアムで1回以上応援したファンを対象に実施。“顧客満足度”で1位に輝いたのは、2年連続で仙台だ。鈴木教授は「震災からの復興のシンボルと地域でとらえられている。実力以上の成績(昨季2位)を残したとして満足度が高い」と説明する。2位は鳥栖で、こちらも「初のJ1昇格で、期待以上の成績(昨季5位)を残した」。逆に下位にはJ2に降格した3クラブが並んだ。 同教授は「Jリーグのファンにとって、地域密着は当然で特徴にはならない。応援する理由も“地元のチームだから”というのが多く、野球ファンのほうがプレーの中身にこだわる印象だ」と指摘。野球と比べ移籍も激しいため、選手の魅力でファ