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ブックマーク / machida77.hatenadiary.jp (12)

  • 図書館司書の専門職認定制度について思う - 火薬と鋼

    図書館大会第7分科会「司書のキャリア形成を問う」 - みききしたこと。おもうこと。 私も行けば良かった…。仕事でいけなかったのが残念だ。 糸賀先生はかなり以前から司書のグレード制というのを主張していて、自分が最初に糸賀先生からその話を聞いたのは10年程前のことだ。 その時から糸賀先生の主張は基的に変わっていないし、私がそれに否定的なのも当時から変わっていない。 技能や実績を踏まえた司書資格を制度化すれば司書の価値があがる、というのが糸賀先生の主張。 そういった資格を活かせる図書館組織は極端に限られているだろう、というのが私の意見。 私は司書資格の条件の見直しと研修制度の改善(地域格差の是正や評価)、現状の分析を進めるべきという考えだった。 実際にはもっと入り組んだ話もあって多層的なのだが、大雑把にはこんな感じだ。 現時点で司書資格に価値を持たせても、それに見合った就職先が無いだろう。 組

    図書館司書の専門職認定制度について思う - 火薬と鋼
    surumeno13
    surumeno13 2009/11/11
    そもそも図書館関係者にも学校関係者にも実態としてどうなっているか知られていないような気がするぐらいの実態…「司書教諭制度が実態としてどうなったかを忘れるなと言いたい。」
  • ドラマ「婚カツ!」の図書館の描写がひどい - 火薬と鋼

    帰宅したら家族がフジテレビのドラマ「婚カツ!」を見ていた。 ドラマの半ば頃、「蔵書冊数は4万冊で、これは都内でも10の指に入る〜」といったセリフ(うろ覚え)が聞こえてきた。 いやいや4万冊で都内10位ってありえないから。 検索すれば分かるし、『日図書館』や『図書館年鑑』を見れば分かると思うが、都内で4万冊では10位内どころか100位内もかなり遠い。 2006年の東京都内公立図書館 図書所蔵数ランキング:2011年版―東京図書館制覇!が参考になる。 これは公共図書館の数字で、大学図書館等も加えると更に4万冊という蔵書数の順位は下がる。 まあ、ドラマのセリフは公共図書館のみを想定したものだろうけど。 それにしてもこの脚家は物知らずな上に調べる能がない。

    ドラマ「婚カツ!」の図書館の描写がひどい - 火薬と鋼
    surumeno13
    surumeno13 2009/06/09
    冊数のスケール感って世間一般ではイメージしづらいのかな。
  • 学校図書館と検閲の事例 (2) - 火薬と鋼

    学校図書館と検閲の事例 (1) (追記あり) - 火薬と鋼の続き。 日の学校図書館のあり方については、学校図書館憲章が指針として存在する。しかしこれはかなり漠然としており、具体的な問題への対処の指針にはなり難い。 これに対して、アメリカでは「図書館の権利宣言」解説文として「学校図書館メディア・プログラムの資源やサービスへのアクセスAccess to Resources and Services in the School Library Media Programというより具体的な指針が存在する。 歴史的には1955年に採択された「学校図書館の権利宣言」というものが先行して存在していた。その内容が「図書館の権利宣言」と重複しているか、宣言よりも弱い内容であったために廃止され、1986年に新しい内容の学校図書館に関する文章が解説文として採択されたのだ。その後何度か改訂を経て現在のかたちにな

    学校図書館と検閲の事例 (2) - 火薬と鋼
    surumeno13
    surumeno13 2009/05/17
    アメリカは検閲もそれに対する抵抗も日本の学校では考えられないほど多い。
  • 学校図書館と検閲の事例 (1) (追記あり) - 火薬と鋼

    化け物を殺すのは人だけ - 北沢かえるの働けば自由になる日記 小学校の図書室から『ぼくらの七日間戦争』をはじめとした『ぼくら』シリーズが撤去されたという話があった。 この話題に関連して、過去の学校図書館と検閲の事例を紹介しよう。 アメリカの事例を出そうと思ったが、情報整理に時間がかかるので日の例から。 参考文献は日図書館協会図書館の自由に関する調査委員会編『学校図書館図書館の自由』日図書館協会(図書館と自由 第5集) 日の事例 愛知県立高校図書館 学校図書館は、教育的配慮に基づいた自主規制が行われる可能性をもつ。学校図書館においても幅広い資料を提供することで生徒が多様な情報を入手できるようにすべきであるが、実際にはそうはなっていない。 例えば、全国学校図書館協議会|全国SLA制定の各種基準|全国学校図書館協議会図書選定基準を基準としてもかなり一面的・一方的な情報の統制は可能だ。

    学校図書館と検閲の事例 (1) (追記あり) - 火薬と鋼
    surumeno13
    surumeno13 2009/05/16
    大半の学校では担当者の一存でどうにでもなってしまう現状/「誰だ ハックにいちゃもんつけるのは」を未読な自分ばかばかー!
  • 問題ある図書館に非正規で勤めてしまった新人に贈る - 火薬と鋼

    ある大学図書館に委託として勤めたが、職場の状況が悪く、早々に辞めたくなったという卒業生と話をした。 この時期、そういう人は新卒でなくともいるだろう。 今回はそういう人に向けて書く。 まず、自分の過去の経験と最近の人からの伝聞を元に書くと、以下のような図書館はたいてい酷いことになる。 (1)図書館の規模が小さく、一人当たりが受け持つ業務の種類が多い (2)働いている人間に対立構造がある (3)契約や業務を理解しない人間が図書館の正規職員や管理職にいる 小さな図書館では一人あたりが受け持つ業務の種類が多く、大体不満がでてくる。 図書館人は全ての業務に通じていることは少なく、特定分野のみに通じていることが多い。 それが不得意分野の業務もやる(あるいは不得意な人間と仕事をすることになる)と、かなりのストレスが生じる。 身も蓋もないことを言うと、図書館業界なんてのは図書館以外ではとても勤まらないよう

    問題ある図書館に非正規で勤めてしまった新人に贈る - 火薬と鋼
    surumeno13
    surumeno13 2009/04/07
    非営利の職場ならではの閉塞感は外からは分かりづらいかもね。
  • 食育・マクロビオティック・大学図書館 - 火薬と鋼

    育とともに普及するトンデモ - 火薬と鋼の関連エントリ。 先日の夕刊にNHK学園の広告が掲載されていた。そこにはこんな内容が。 http://www.n-gaku.jp/life/dtl/5S2.html とうとうここまでマクロビティックも普及してしまった。 どらねこさんが紹介したように育の授業どころか給にまで採用された例もある。 汝の隣人のブログを愛せよ | LOVELOG 来のマクロビオティックの考え方はかなり無茶な、科学的というより信仰・思想色が基にあるものだが、当たり障りのない部分だけ抜き出して都合よく解釈した「カジュアルなマクロビ」とでも言うべきものが最近普及している。 ここから更に深みにはまってしまう人もいるかもしれないし、育そのものの危うさも心配だ。 今回は育とマクロビオティックを巡る現在の状況について大学図書館の側から見える状況を書いてみたい。 育の強引さ

    食育・マクロビオティック・大学図書館 - 火薬と鋼
    surumeno13
    surumeno13 2009/03/23
    そうだったのかー。「そもそも食育という言葉自体、マクロビの大元となった石塚左玄が生み出した語」
  • 図書館と世界人権宣言フィルム - 火薬と鋼

    国連は世界平和のための誤った解決:国連は共産党が計画したもの - Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた 歴史修正主義者の司教の破門撤回ニュースと同時に「国連は共産党の計画」というこの物凄い陰謀論が話題だ。 はてなブックマーク - 国連は世界平和のための誤った解決:国連は共産党が計画したもの - Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた話題というほどでもないかな… これと似て、かつてアメリカでかなり関係なさそうなものまで共産主義の陰謀とされた時代がある。 アメリカのマッカーシズム全盛期のことだ。 今回はマッカーシズム下の検閲の有名な事件を紹介する。 マッカーシズムと図書館 1950年代、アメリカの大学図書館、学校図書館、公共図書館で反共の嵐が吹き荒れた。何しろこの時代、愛国団体はアインシュタインの『相対論の意味』もトーマス・マンの『魔の山』

    図書館と世界人権宣言フィルム - 火薬と鋼
    surumeno13
    surumeno13 2009/02/01
    アメリカは図書館に対する注文もイチャモンも擁護も多い。図書館がそれだけ国の中で存在感があるんだろうな。
  • 図書館とニセ科学と過去の誤謬 - 火薬と鋼

    図書館の権利には謎が多い Library Rights is shrouded in mystery. 誰もが正義となり Everyone is a hero 誰もが悪となる and a villain. そして誰が被害者で And no one knows who is the victim, 誰が加害者か and who is the aggressor. 一体『自由』とは何か And what is "freedom" ? 多様性を満たせない 図書館は多様な表現を提供するが、図書館が資料をどのように取捨選択するかは、出版流通の事情にかなり左右されている。例えば血液型性格判断に肯定的なしか市場になければ、図書館の蔵書も同じようになる。そうなると、図書館は血液型性格判断に否定的な見解を提供することはできない。 現状、オカルト、偽史、ニセ科学などの誤解、間違い、嘘、デマを含んだ蔵書は図書

    図書館とニセ科学と過去の誤謬 - 火薬と鋼
    surumeno13
    surumeno13 2008/12/27
    この大元になっている所の分類がどんな手数を経てつけられているかは長年の疑問。「また、大手の業者(まあTRCだな)が一旦分類をつけると、多くの図書館はそれに追随することになる」
  • クライマー事件の概要(3) - 火薬と鋼

    "クライマー事件の概要(2) - 火薬と鋼"→ 地裁判決が出るまでにモリスタウン図書館側は、ホームレスの人権問題ではなく、一利用者の行動の問題であると主張した。一方、クライマー側は憲法上の人権の問題、ホームレスの差別の問題とした。現代日図書館ホームレスの問題でも同様のコメントをする人が何人もいる。しかしそれは議論の始まりの一つであって、終わりではない。この二つの峻別によって議論の余地がないとしている人は、実は18年前の出発点にようやく立ったに過ぎないのである。 連邦地方裁判所判決(第一審 サローキン判決) 図書館の申し立てにより、この裁判は事実関係を争うものではなく、図書館の当該規則の法的効力、特に修正第1条*1から見て合憲であるかどうかを巡る争いとなった。これにより、裁判でクライマーの行動は扱われておらず、判決を構成する要素にもなっていない。普通の事件を追った記事や書籍と異なり、ク

    クライマー事件の概要(3) - 火薬と鋼
    surumeno13
    surumeno13 2008/09/05
    「公共図書館の意義:民主主義社会の偉大な象徴であり、修正第1条を体現する。」
  • クライマー事件の概要(1) - 火薬と鋼

    図書館ホームレス問題の先行事例について - 火薬と鋼に書いたクライマー事件に関して、案外Webではちゃんと紹介しているところがないので概要を書いておこうと思う。 この問題に限った話ではないが、ブログやニュースで採り上げられる図書館関係の問題は、だいたい過去に似た事例があったり先行研究があったりする。特に図書館関係のブログ書いてる人間は、もっと文献を提示すべきだと思う。大学で先行研究をよく調べろと教わらなかったか?先人の蓄積を無駄にするな。 背景 1980年代、アメリカではレーガン政権下でホームレスの増加が問題となっていた。ホームレス支援法(McKinney–Vento Homeless Assistance Act - Wikipedia)もこの時代に生まれている。図書館界でもこうした状況を反映して公共図書館におけるホームレスを対象とした活動や研究が進むようになっていった。例えばSimm

    クライマー事件の概要(1) - 火薬と鋼
    surumeno13
    surumeno13 2008/09/02
    「先人の蓄積」
  • 今更の話だが図書館無料貸本屋論について (7/18修正) - 火薬と鋼

    公立図書館から「無料貸屋」「無料自習室」の機能を分離すべきだ - Zopeジャンキー日記 少し古い話をしよう。1960年代まで日図書館は死んだの倉庫であって司書は倉庫の番人でしかなかった。利用者のことなんて考えていなかった時代だ。この時代、市民が利用するための図書館を望む声が図書館界でも高まり、1963年の『中小都市における公共図書館の運営』(中小レポート) や1970年の『市民の図書館』といった報告により、図書館サービスを充実させるための指針が形成されていった。ここで注意してほしいのは、前者が地域や企業といった集団に対するサービスを重視していたのに対して後者は個人への貸し出しを重視したことだ。現在まで尾を引く「無料貸屋」なる批判の元となる図書館の姿勢は、『市民の図書館』に端を発する。 1970年代以降、『市民の図書館』で掲げられた目標のうちかなり分かりやすい部分―貸出冊数を増や

    今更の話だが図書館無料貸本屋論について (7/18修正) - 火薬と鋼
  • 図書館業界の腐りゆく状況 - 火薬と鋼

    たまに趣味と関係ないことを書こう。 私は図書館業界にどっぷり浸かって生きている。大学院の研究も非常勤講師の仕事図書館関係だった。 その後、数多の図書館業務を知り、多くの図書館職員との交流をしている。 現在の図書館業界の労働事情はひどいもので、基的に公共図書館も大学図書館もアルバイト、契約社員といった非正規の人員によって仕事が回っている。しかも入札金額のダンピングがひどく、こうした人員の待遇はスキルがあっても大して良くはない。 この手の図書館派遣・請負業務(アウトソーシング業)を行っている会社の労働環境も悪く、どんどん辞める人間がいる。残業代なし、退職金なし、安い給料で図書館を生きたまま腐らせるような仕事をしているのだから当然だ。 図書館の非正規の職員…特に派遣や請負のスタッフは長持ちしない。4年と続かない*1。 パート分の収入で良い、と割り切った主婦や、他に転職のあてがない人だけは結構

    図書館業界の腐りゆく状況 - 火薬と鋼
    surumeno13
    surumeno13 2008/03/22
    楽しいこと・心豊かにすることが偉い人になる過程で邪魔・不必要だからこんなことがどんどん進んでいくのかなと
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