■石原、安倍、橋下…三傑で「桃園の義盟」結べ 3年余に及ぶ民主党政権の大失政に、期待を裏切られた国民の怒りの鉄槌ともいうべき審判が下った。無能、未熟、無責任な民主党に政権担当能力がなかったのだ。政権交代時308議席を誇ったのが僅か57議席への転落、鳩山由紀夫・菅直人・野田佳彦の3首相は引退、選挙区落選、代表辞任という哀れな末路、現職閣僚8人、仙谷由人氏ら前元閣僚多数の落選など、前代未聞の惨敗である。 ≪民主は健全な中道政党になれ≫ 筆者はこの3年間に、「彼らが日本を滅ぼす」など5冊の倒閣運動としての本を刊行したが、その中で「政界を去れ」と名指しし名誉毀損訴訟覚悟で批判した、「彼ら」の9割近くが落選した。 危機管理のジンクスに、「弱い内閣の時に限って天災地変や国家的危機が起こる」というのがあるが、3年余の民主党政権はまさにそれを証明した。東日本大震災、福島第1原発事故、北方領土、竹島、尖閣諸