「自主憲法制定」を結党の精神に掲げる自民党が、憲法改正に向けて国民の幅広い理解を求める憲法対話集会の第1弾を4月12日、宇都宮市で開催した。ここはひとつ、自民党の本気を見てみたいところだ。党員ら400人の聴衆が詰めかけた集会の詳報をお伝えしたい。(溝上健良)「蛍の光」と「信濃の国」 これから全国各地で開かれる憲法対話集会の皮切りとあって、会場には報道陣も30人ほど集まる注目度の高さだった。どうやら東京から新幹線でやってきた新聞・テレビの政治部記者が多かったらしい。埼玉県KY市在住の筆者は、のんびりと東武線に乗って宇都宮を目指した。北KY駅からは片道千円で宇都宮まで行けてしまう。ちなみに東武宇都宮駅周辺にも餃子の専門店が複数あった。さすがは餃子日本一の街だ。 宇都宮市の中心部、小高い丘の上に二荒山神社がある。ちょうど桜の花が散り始めで美しい。その樹の上に日の丸がひるがえっている。ちなみに自民