佐々木俊尚さんが、ぼくの書いたエントリー「コンテンツが売れなくなったという嘘」について、Twitterでこんなふうに言及している。1Q84やTHIS IS ITのような「マスに受け入れられるが質も高くて奥深い」というのは奇跡のような存在。戦略やマーケとは異なる次元だと思うけど、しかし気概と情熱で実現できるとも思えない。/ http://bit.ly/bIj66uTwitter / 佐々木俊尚: 1Q84やTHIS IS ITのような「マスに受け入 ... しかし、彼はぼくのエントリーをちゃんと読んでいるのだろうか? 彼が述べた「奇跡のような存在」とか「戦略やマーケとは異なる次元だと思うけど」や「気概と情熱で実現できるとも思えない」などという考え方が、そもそも前のエントリーで示した「発想がない」という状態を指し示しているのだが……映像ソフトにかかわるほとんどの人々が、そもそも「『THIS I
最近どこへ行っても「コンテンツが売れなくなった、特にパッケージソフトが売れなくなった」という話を聞くけれども、そのたびにちょっと違和感を覚える。なぜなら、ぼくの実感とは少し違うからだ。ぼくの実感としては、確かに売れないものは売れなくなったが(おかげで全体の売上は落ちているらしいが)、その分、売れるものは前にも増してよく売れるようになった。それは小説でいえば『1Q84』だし、ゲームでいえば『ドラゴンクエスト』だし、映画でいえばジブリ作品だ。おかげで、売れるものと売れないものとの差が一段と激しくなったというのが、ぼくの正味な実感だ。 参考:Amazon Best of 2009 それは、最近の『THIS IS IT』の大ヒットを見て、なおさらその感を強くした。 今、渋谷のHMVに行ってみると、それがよく分かる。なにしろ、店をあげて『THIS IS IT』を売っているような感じなのだ。店の入り口
2008-09-14 妄想大好き人間 2015-01-07 デュオ・マックスウェル 2015-01-03 Elekt_ra 2015-01-03 デュオ・マックスウェル 2014-11-06 デュオ・マックスウェル 2014-11-06 Elekt_ra 2014-11-06 デュオ・マックスウェル 2014-08-31 デュオ・マックスウェル 2014-08-31 ヒデ★ 2014-06-12 デュオ・マックスウェル 2014-05-02 ヒデ★ 2014-05-13 くま(仮) 2014-05-13 Elekt_ra 2014-05-13 守山白馬荘 2014-05-02 デュオ・マックスウェル 2014-05-02 Elekt_ra 2014-05-02 デュオ・マックスウェル 2014-04-04 Elekt_ra 2014-04-04 デュオ・マックスウェル 2013-11-24
ぼくには若年の姪がいるのだが、この前の正月休みに久しぶりに会った時に、泣きながら窮状を訴えかけて来たので驚いた。話を聞いてみると、なんでも昨年末にはてな経由でぼくの本を購入したのにもかかわらず、それがちっともはてなが管轄しているサイトの数字に反映されないのだそうである。それで非常に気分を害されたばかりか、「これはれっきとした営業妨害なのではないか?」という疑念さえ浮かんだのだということだった。それで、「これはますますただごとではないっ!」と思って、さらに詳しく話を聞いてみると、なんでも「はまぞう」とかいうはてなの商品紹介システムに問題があるらしい。 「はまぞう」という名のゾウ 「はまぞう」とは、はてなが提供している、「ISBN/ASIN省略記法を簡単に日記内に挿入できるISBN/ASIN入力支援ツール」のことである(「はまぞう」の紹介ページより)。これを使ってはてなダイアリーで商品を紹介す
政治系ブログを読んでいて、首をひねることが多い。なんでかねえ。 政治系であるからして、「自分の考えを広めたい」「支持者を増やしたい」という野望に満ちている世界だけれど、「本当に増やす気があるのか?」と疑問に思うときがある。というのも狭いフィールドにしか通用しない「一元さんお断り。会員制オンリー」みたいな気持ちの悪い造語がやたらと多いのだ。本来なら広く支持者を獲得しなければなければならないジャンルだというのに。 なにしろ政治系であるから当然もめる。議論になる。議論にすらならなくて罵詈雑言が飛び交う世界(もっぱらそれが主流か)でもあるから、レッテル貼りや揶揄や中傷の道具として造語が日々生産されている。なかには出来がよくて感心させられることもあるが、まあたいていは気持ち悪い。 たとえばどんなに説得力のあるエントリに出会っても「マスゴミ」という無神経な造語をやすやすと使う文章を信用しない。もともと
自分の好きなことを貫くということ最近のぼくのブームは、「世間では誤って認識されていること」をえぐり出し、それに別の価値観を与え、一つのコンセプトとして確定することだ。去年から、ワタナベコメディスクールというお笑いタレントを養成する専門学校で講師をしているのだけれど、そこで教える中で徐々に明確になってきたのは、「結局は自分の好きなことを貫き通したやつが負ける」ということだ。これはお笑い芸人を目指す生徒たちを見ていて気づいたことで、なおかつ授業の中でも何度となくくり返し述べてきた。何度となくくり返し述べ、ほとんど全ての生徒がそれを理解してくれたのにもかかわらず、しかしなかなか実践することはできないという、少々困難なコンセプトなのだ。 「結局は自分の好きなことを貫き通したやつが勝つ」というのはよく言われることだ。そしてお笑い芸人を目指している生徒たちも、たいていはそういうもんだと信じていて、自分
ちともう一回。これ、気になるんだよなー。 ネット巡回がインプットにならずただの消費になっていた 毎日200〜300くらい記事読んで、ぶくまつけて、スターつけて、TwitterやらTumblurにポストして。 自分は情報を大量にインプットしてるつもりだった。なんとなく勉強して偉くなったつもりになってた。 でも、そうやってため込んだ知識は他の人と話すときに何の役にも立たなかった。 つまり、これはインプットじゃあなかったわけだ。だってアウトプット口がないんだから。 となると自分がやってきたことは何だったのか? 少なくとも現時点では、ただの消費になっているのは間違いない。 私がやってること自体がまずいというわけじゃないと思う。 ただ楽しいからやってることではあるが、一日の時間の大半を費やしている作業が ただの消費で終わってしまうのではまずい。 自分が蓄えてきたものを誰かの役に立てるようにするか、
最初に言います。僕は書店員とはいえ、下っ端です。アマチュアです。出版業界書店業界、頑張っていろいろ嗅ぎ取ろうとはしていますが、おそらく知らないことだらけです。ゆえに、以下の文章も穴ぼこだらけになると思います。ですから、もしプロフェッショナルな方がここを覗いてくださったなら、どうか、「坊や、」と前置きしていろいろ抜けている部分を指摘してくださると嬉しいです。すごくうれしいです。 リアル書店vs密林!! リアル書店の未来を、いま最も脅かしているものは何でしょうか。「若者の活字離れ」?*1「娯楽の多様化」?いえいえ。「ネット書店」です。ていうかアマゾンですね。皆さんはアマゾンで本を買いますか?僕は買います。いっぱい買います。リアル書店では買いづらい恥ずかしい本とか、リアル書店では買いづらい恥ずかしい雑誌とかをよく買います。伝家の宝刀、社割を持っている人間でもこのザマなので、少なくともインターネッ
週アスプラスの「『アバター』は3Dの方式を知ってから観ないともったいない」があまりにDolby 3Dに偏重しており,その「カンタン一覧表」も意図的なのかあまりもカンタンすぎるため(IMAX 3Dデジタルに言及せず,XpanDのメリットが上映館数だけのような書き方になっている.筆者はドルビー3Dしか見たことがないのか,あるいは商売上ドルビー3Dに色をつけているのかと疑問に思うほど偏向している),「アバター」で採用された代表的な3D上映形式を挙げます.一応全方式の3D映画を代表スクリーンを中心に見た経験がありますが,「アバター」に関しては現時点ではまだIMAX 3DデジタルとIMAX 3Dしか観ていません.下記表には誤りもあるかと思いますので,ご教授いただければ幸いです.方式スクリーン3Dメガネ方式3Dメガネ回収長所短所代表スクリーン(関東圏)Real Dシルバースクリーンパッシブ・円偏光持ち
こんにちは。ブログ「空中キャンプ」を書いている伊藤聡です。ついに今年もあと数日というところまでやってきました。みなさんにおかれましては、どんな一年だったでしょうか。むろん、悔いのない一年が望ましいのですが、マヤ文明によれば、2012年で世界は破滅するとのことですので、どれほどあがいても、われわれが生きていけるのはあと3年。どうせみんなそろって滅亡することはすっかり確定しているわけですから、それまでのあいだは、歌舞伎揚げを食べたり、横断歩道の白いところだけをぴょんぴょん飛んで渡ったりしながらすごすことにしましょう。 さて、先日みなさんに参加をおねがいした、「2009年の映画をふりかえる」の結果がでました。なかなか興味ぶかいランキングになりましたよ。その結果をここにお伝えしていきたいとおもいます。このような質問に答えていだたくアンケートでした。 名前(id、もしくはテキトーな名前)/性別 20
こんにちは。空中キャンプを書いている者です。みなさんいかがおすごしですか。まもなく09年が終わりますが、年は越せそうですか。わたしのブログでは年末に恒例となっている企画を、今年もおこないたいとおもいます。今年の映画でなにがおもしろかったかをみなさんで投票しあう、そして今年いちばんいい映画はなんだったかを決める、「2009年の映画をふりかえる」です。 今年よかった映画をふりかえる。そしてみんなでほめる。それがこの企画の趣旨です。いただいた意見は、わたしがきちんと集計し、さらにはスパイク・ジョーンズばりのクールなエディットでおもしろくまとめ、のちほど発表したいとおもいます。6年目に入りますが、年々参加者も増えまして、昨年はついに100名を越えました(ありがとうございます)。ちなみに、過去の結果はこのようになっています。 2004年の映画をふりかえる 2005年の映画をふりかえる 2006年の映
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