【PART1】【PART2】 2011年3月11日の東日本大震災と、その後の東京電力福島第一原子力発電所の現状をめぐる懸念は、わたしたちに放射能の脅威に対するある種の自覚をもたらした。だが、多くの人々はいまだ、放射能汚染(radioactive contamination)が地球規模の災厄であることに気づいていない様子だ。 以下のリポート「世界でいちばん放射線量の高い場所10」は、放射性核種による汚染問題にとり組むNGO、ブラックスミス・インスティテュート(The Blacksmith Institute)が2010年に周知した報告などをもとに、そこに筆者が多少手を加えたものである─。 ではいざ、白昼の地獄めぐりへ。もろともに、この星の清浄な明日を夢見て…。 ■第4位 ポリゴン(セミパラチンスク核実験場跡) カザフスタン/The Polygon, Kazakhstan かつて旧ソ連がセミパ