東京電力は、福島第一原子力発電所や周辺で採取した水などの分析に「スマートグラス」と呼ばれるメガネ型のデジタル端末を今月から本格導入しました。作業の効率化を進め、廃炉作業に関わる人材を有効に活用したいとしています。 福島第一原発では、敷地内や港湾、周辺の海で水などを採取し、放射性物質の濃度や水質などを毎日分析して公表していますが、今月から、この作業に「スマートグラス」と呼ばれる端末を本格導入しました。 「スマートグラス」は、顔に装着すると、作業手順や分析値のグラフなど、必要な情報がメガネの液晶画面に映し出される仕組みです。 小型カメラでQRコードを読み取ると、採取場所や担当者の情報を自動で登録できるほか、音声で日時なども入力することができます。 これまで、こうした作業は、チェックシートなどを使い手作業で行っていましたが、端末の導入で、140人ほどいる担当者のうち、およそ30人は、ほかの業務に
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