米カリフォルニア州議会は8月29日(現地時間)、「Wi-Fi User Protection Bill」という法律を賛成多数で通過させた。同法律は「セキュリティ設定の行われていない無線LANは危険にさらされている」という警告を無線LAN機器にラベルとして貼付し、その対策方法を指示することを義務づける。WEP暗号などを設定していない無線LANは外部の人間によるネットワークの無断借用を許し、ときにはデータの盗み見やネットワークに侵入してのハッキングなど、ユーザーのデータやプライバシーを侵害する原因ともなる。同法律はユーザーに対してこの問題を喚起し、プライバシー保護対策を推進するためのものだ。現在、カリフォルニア州知事のArnold Schwarzenegger氏の元へと渡っており、同氏がサインを行った段階で発動する。 同法案「Assembly Bill 2415」は州議員のFabian Nun