南極大陸とグリーンランドの氷床融解が加速しており、1992年からの20年間で海面が11.1mm上昇していることが、衛星データを包括的に分析した研究の結果により明らかになった。 グリーンランドのディスコ湾で撮影。この湾がある町イルリサットは、海に流出しているイルリサット氷河の河口にあり、この氷河が著名な観光地となっている。 米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)の衛星データを基に、南極大陸とグリーンランドの氷床減少をこれまでで最も包括的に評価した最新研究が発表された。 「Science」誌11月30日号に発表された同研究では、南極大陸とグリーンランドの氷床融解によって、1992年以降、世界全体で海面が11.1mm上昇していることが明らかになった。 研究者47名からなる国際チームがまとめた今回の研究「氷床質量収支の調整推定値」は、10基の衛星が収集したデータを用いて、極地の氷床の状態
【清井聡】経営再建中のシャープが、米半導体大手のクアルコムから最大100億円の出資を受け入れることで合意したことが明らかになった。両社はスマートフォン向けの次世代パネルを共同開発し、シャープが技術を提供する。見返りにクアルコムがシャープの財務体質の改善を助ける。 シャープは業績不振で自己資本比率が9月末時点で9.9%にまで低下し、資本増強の必要に迫られている。米インテルなど他の半導体・IT大手とも出資の交渉を進めてきたが、合意するのは今回が初めて。 クアルコムは12月中にシャープの第三者割当増資を引き受ける形でまず50億円を出資。パネル開発が順調に進めば、さらに50億円を追加する。出資が計100億円になれば、単純計算でクアルコムの出資比率は5%程度となる。4日午後にも発表する見通し。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)
11月30日、米ニューヨーク市警の警官が、裸足のホームレスの男性に自ら購入したブーツを差し出す写真がフェイスブックに投稿され、大きな反響を呼んでいる。提供写真(2012年 ロイター/Jennifer Foster) [ニューヨーク 30日 ロイター] 米ニューヨーク市警(NYPD)の警官が、裸足のホームレスの男性に自ら購入したブーツを差し出す写真がフェイスブックに投稿され、大きな反響を呼んでいる。 警官はラリー・デプリモ氏(25)で、写真には凍えるような寒空の下、ひざをついて男性にブーツを手渡す様子が写されている。写真は現場のタイムズ・スクエアを偶然通りかかった旅行者が撮影し、NYPDのフェイスブックページに投稿した。
ユーチューブ上に設けられた「ロンドンハーツネットムービー」の動画ページ。テレビ番組とは別の企画が見られる テレビ朝日がインターネット上で無料配信しているオリジナル動画「ロンドンハーツネットムービー」の再生回数が、累計1億回を超えた。 人気番組「ロンドンハーツ」(火曜後9・00)から派生した試み。手間をかけて、地上波では見られない企画を流し続けていることが、好評の秘密のようだ。 「ネットムービー」は、動画投稿サイト「ユーチューブ」の専用チャンネル(http://www.youtube.com/user/londonhearts)や、同局の動画サイト「テレ朝動画」(http://www.tv-asahi.co.jp/douga/index.php)で提供されている。公開を始めたのは昨年8月。現在、ユーチューブでは、チャンネルの登録者数が10万人を超えている。 内容は、若手お笑い芸人に、手の込ん
山梨県の中央自動車道・笹子トンネルで2日朝、天井板が崩落した事故で、下敷きになった3台の被害車両に乗っていて、ただ一人助かった神奈川県三浦市の銀行員の女性(28)が、どのように自力脱出できたのか不明のままだ。 本人は「気づいたら外にいた」と説明。山梨県警が3日、女性が乗っていたワゴン車を調べたところ、天井板で押しつぶされており、県警幹部は「奇跡的としか言いようがない脱出」と話した。病院関係者によると、女性は強いショックを受け、事故の状況についてまだ振り返ることができないという。 捜査関係者らによると、女性は、いずれも都内に住む20歳代の友人5人と一緒にレンタカーのワゴン車に乗っていて事故に遭った。車は天井板の直撃を受け、間もなく炎上した。 その直後、トンネル内で助けを求める女性の姿に、後方の走行車線で車を止めた甲府市の男性会社員(37)が気づいた。「中に友達と彼氏がいる」と訴えたという。車
「災害に遭っても自分の足で逃げたい」。東日本大震災をきっかけに、体力の重要性を感じた高齢者は多いだろう。南海トラフを震源とする巨大地震で大きな津波被害が予想される三重県南部で、高齢者が防災と体力づくりに取り組む活動が広がっている。参加者の意欲は高く、効果も上がり始めた。介護予防にもつながる取り組みとして注目度は高い。「開いて、戻して」「右、左」。公民館には、童謡や民謡に合わせて女性のかけ声が飛
24時間に及ぶ救助作業も実らなかった。山梨県の中央自動車道笹子(ささご)トンネルで起きた天井板事故は3日、9人が遺体で見つかった。「助けられなかった」。消防隊員はうめいた。天井板約330枚(約360トン以上)ものコンクリートのがれきが突如、3台の車を襲う。当時、トンネル内には約50台の車が走行していたと推定される。なぜ3台だけが被害に遭ったのか。うち1台はあと30メートル走っていれば、惨事から逃れられていた可能性がある。奇跡的に女性1人が生還したが、何が明暗を分けたのか。 中日本高速道路によると、行楽日和の日曜日朝だったが、渋滞はしていなかった。事故直前の2日午前7時台の1時間、現場付近の交通量は約750台。それぞれの車が規制速度70キロで走っていた場合、トンネル内を約50台の車が通過していた計算だ。一方、山梨方面には間一髪で難を逃れた約30台の車が乗り捨てられていた。 東山梨消防本部によ
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