左上から時計回りに、卯(東)、酉(西)、午(南)、子(北)=いずれも佐賀県武雄市の武雄温泉楼門上段は復元されたレリーフ(左から丑、寅、辰、巳)。下段はレリーフ復元用の原型(左から未、申、戌、亥)=2011年9月、JR東京駅武雄温泉の楼門=2012年12月、佐賀県武雄市武雄町 【安楽秀忠】国重要文化財で、お色直し中の佐賀県武雄市の武雄温泉楼門に配された四つの干支(えと)が17日、報道陣に公開された。楼門を設計した建築家辰野金吾は東京駅でも知られるが、昨年、約100年前の赤れんが造りの駅舎に復元した際、東京駅には干支が八つしかいないことがネット上で話題になっていた。武雄とあわせて十二支が勢ぞろいすることから、関係者は「辰野の遊び心では」と推理している。 昨年、1914(大正3)年の開業時の姿に復元した東京駅は、南北二つのドーム状の八角形の屋根に干支(えと)のレリーフが飾られている。45年の