ロシアのプーチン大統領は15日、ウクライナがロシアから輸入している天然ガス代金の未払いが続けば、6月からウクライナ向けのガス供給を止めると警告した。そうなれば、ウクライナ経由のパイプラインでガスを輸入している欧州各国への供給も減りそうだ。世界経済に悪影響がひろがるおそれもある。 プーチン氏は、15日に発表した欧州向けの書簡の中で、ウクライナから支払いが滞っているガス代金が35億800万ドル(約3543億円)に達していると指摘。6月1日以降、ウクライナに対しては事前に支払われた代金分だけガスを供給する「前払い制」に移行すると表明した。