野菜類の安値が目立っている。春に出回るキャベツ、ネギ、タマネギなどの新物の卸値は前年を下回る。好天で生育が順調に進んで入荷が潤沢なことが主因だが、それだけではない。共働き世帯の増加などに伴う外食・中食需要の高まりを背景に、外食企業などが輸入野菜を安定的に調達する構図が定着しつつある。消費が振るわないことも響いている。3月中旬の東京都中央卸売市場ではキャベツの平均卸値は1キロあたり57円と前年よ
日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告(65)が2018年11月に金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で逮捕される約3週間前に、側近幹部2人が東京地検特捜部と日本版「司法取引」で合意していたことが25日、関係者への取材で分かった。関係者によると、側近幹部2人は日産の外国人の専務執行役員と元秘書室長の幹部社員。1
広島大学の研究グループは、島根県津和野町で採取した岩石を分析した結果、およそ25億年前にマグマが固まってできたもので、国内で年代が確認されているものの中で最も古い岩石だと発表しました。日本列島の成り立ちを考えるうえで貴重な資料として注目されています。 その結果、いずれも、およそ25億年前に地球内部のマグマが外側の地殻に入り込んで固まってものだったことが分かったということです。 岩石は、マグマが固まったものや砂や石が積もってできたものなどさまざまな種類がありますが、今回見つかった岩石は、昭和45年に岐阜県七宗町で見つかったおよそ20億年前の石よりさらに5億年程度さかのぼり、国内で確認されている岩石の中で最も古いということです。 研究グループでは、岩石は、日本列島がアジア大陸と陸続きだった時代のものとみられ、その後の日本列島の成り立ちを考えるうえで貴重な資料として注目されるとしています。 この
群馬県立自然史博物館は、県内の古い地層から見つかった化石が新種のイルカであることが分かったと発表し、イルカの進化の過程を知る上で貴重な資料だとしています。 その結果、頭の骨のくぼみの大きさなどから、新種のイルカの化石だと分かったとして、先月アメリカの学術誌に論文を発表しました。 新種のイルカは体長が2メートルほどで、イルカの祖先の「ケントリオドン属」に含まれ、化石を発見した安中市の中島一さんにちなんで「ケントリオドンナカジマイ」と命名されました。 ケントリオドン属の新種の発見は国内では2例目で、博物館では、イルカの進化の過程を知る貴重な資料だとして化石の一部を展示しています。 論文を発表した群馬県立自然史博物館の学芸員の木村敏之理学博士は「はるか昔は海だった群馬県でこのイルカが泳いでいたことを感じながら展示を見てほしい」と話しています。
夜のタクシー運転手はさまざまな大人たちに出会います。鉛筆画家の安住孝史(やすずみ・たかし)さん(81)も、そんな運転手のひとりでした。バックミラー越しのちょっとした仕草や言葉をめぐる体験を、独自の画法で描いた風景とともに書き起こしてもらいます。 (2)オーラ漂う兜町、平成で激変 「手ぶり符丁」懐かしく >> 僕は黒鉛筆一本やりで細密画を描いてきました。生活のためのアルバイトも重ねました。とくにタクシーの運転手は僕の生き方と相性がよく、70代まで通算20年余り務めました。深夜の東京の街をタクシーで流していると、この街に言いしれぬ愛着を感じました。タクシーには色々な人が乗ります。ときには芸能人や政治家らテレビ番組で見知った顔も乗車します。タクシーの小さな箱に大人たちは人生のかけらをこぼしていきます。その一期一会をつづります。 今回はタクシーの料金をめぐって思い出すことを書いてみようと思います。
鴻池運輸は4月からインドで自動車の鉄道輸送を始める。1編成27両を使い、1回で300台前後の自動車を運ぶ。鉄道輸送はトラックでの陸路輸送に比べて、渋滞による遅れの解消や大気汚染の原因になる排ガスの削減につながる。鉄道での輸送需要は高まっており、早期参入でシェアを先取りして海外事業を成長分野に育てる。同社はインドの合弁会社を通じてコンテナ輸送を手掛けている。西インドの主要な3港から、デリー首都圏
三菱重工業は火災現場への実戦配備が可能な消防ロボットを開発したと発表した。火元までの自動運転機能を備えるとともに、世界最高レベルの耐熱性を実現した。石油コンビナートなど消防隊員の接近が困難な特殊な火災現場での活用を見込む。2019年度以降の配備をめざす。開発したのは消火冷却を担う「放水砲ロボット」と消防ホースを自動敷設する「ホース延長ロボット」。地図上の指定位置まで自動運転によって火元へ向かう
トウモロコシの国際価格が上昇している。世界最大産地の米国で大規模な洪水が発生。米海洋大気局(NOAA)は洪水が5月まで続くとの見通しを示しており、新穀の作付け作業が遅れるとの観測から投機筋の買い注文が先行した。指標となる米シカゴ先物(期近)は日本時間25日夕の時間外取引で1ブッシェル3.8ドル前後。3月中旬と比べて7%高い水準で推移している。米ミズーリ川やミシシッピ川流域のネブラスカ、ミネソ
デサントは25日、6月中に石本雅敏社長(56)が退任し、後任に筆頭株主の伊藤忠商事の小関秀一専務執行役員(63)が就くと発表した。両社は2018年夏以降、経営方針を巡り激しく対立していた。伊藤忠が敵対的TOB(株式公開買い付け)でデサント株の4割を握ったことで、取締役の構成を含む伊藤忠案を全面的に受け入れざるを得なくなった。伊藤忠は18年夏からデサント株を段階的に買い増し、19年1月末にTOB
東京・池袋に線路をまたぐ形の珍しい高層ビルが完成しました。都心の開発用地が少なくなる中、線路脇や上の空間を有効活用するのがねらいです。 地上20階・地下2階の高層ビルですが、西武池袋線の線路の上をまたぐ珍しい構造で、地上の1階部分は電車が通るトンネルのようになっています。 都心では再開発が相次ぐ一方、大規模な開発用地が少なくなってきていて、線路の両脇にある土地や線路の上の空間を有効活用しようと、一体として開発したことで、こうした構造になったということです。 ビルには西武グループなどのオフィスのほか、カフェなども入り、2階に設けられたデッキからは、駅に出入りする電車を間近に見下ろすこともできます。 西武ホールディングスの後藤高志社長は「線路の上空を活用する鉄道会社にしかできないプロジェクトだ。これまでの所沢に加え、池袋という2つの拠点を築き、グループの価値向上に努めていきたい」と話していまし
山口県の県立高校で1年の男子生徒が、担任の教諭からバリカンで丸刈り頭にされたり、授業中に「ばか」などと何度もいわれたりしたと訴え、同調したクラスの全員が教諭を懲戒免職にするよう求めて嘆願書を提出していたことが分かりました。 教諭はほかの生徒に対しても授業や部活動などで日常的に侮辱する暴言を繰り返していたとされ、クラスの生徒40人全員と保護者39人が安心して学校に通うことができないとして、先月教諭を懲戒免職にするよう求める嘆願書を県の教育長に提出しました。 その後、学校は今月15日に教育委員会の同席のもとで説明会を開き、教諭本人がクラス全員と保護者に謝罪したということです。 下松工業高校の高橋等校長は教育委員会が詳しい経緯を聞き取り中だとしたうえで「教諭には指導を丁寧に行うよう口頭で注意した。一方で経緯については分からないところもあり、今後、教育委員会の聞き取りで明らかになると思う」と話して
建設会社などを主な取引先としている作業着メーカーが新たにゴルフウエアの分野に参入しました。これまでの技術を応用して腰の負担を軽減するというパンツを開発し新たなユーザーの開拓を目指します。 作業着や安全靴で国内トップの「ミドリ安全」は日本プロゴルフ協会と共同でゴルフ用のパンツを開発し、販売を始めました。 このパンツは、サポーターの役割を果たすベルトと一体になっていて、会社では、強くスイングしたりしゃがんだりしてもベルトがずれにくく腰の負担の軽減に役立つとしています。 「ミドリ安全」では、これまで建設や介護などの現場で使う作業パンツを作っていて、これをゴルフ向けに応用した形です。 この会社が一般の消費者向けに商品を販売するのは昭和27年の創業以来初めてで、今後、人口減少で国内市場の縮小が見込まれる中、新たなユーザーを開拓することがねらいです。 記者会見した松村不二夫社長は「作業現場だけでなく、
ノルウェーの沖合で1300人余りが乗った豪華クルーズ船が悪天候の影響でエンジントラブルを起こして一時航行できなくなりましたが、その後エンジンは動くようになり、近くの港に到着しました。船に残されていた乗客、乗員は全員無事だということです。 ノルウェーの気象当局によりますと、当時、現場近くの海域では非常に強い風が吹き、波の高さは8メートルに達していたということで、悪天候でエンジンが故障したとみられています。 船内で撮影された映像からは、船が大きく傾いてソファーやテーブルが床の上を左右に激しく動いたり、ラウンジの天井が剥がれて落ちたりするなど当時の危険な状況が分かります。 船には乗員、乗客合わせて1300人余りが乗っていて、けがをした27人を含むおよそ460人がヘリコプターで救出されました。 その後、船は4つあるエンジンのうち3つが動くようになり、タグボートの支援を受けながら一夜明けた24日午後
アメリカのトランプ大統領をめぐるロシア疑惑で司法長官が捜査結果の概要を記した書簡を議会に送付しました。最大の焦点となっているトランプ陣営とロシアとの共謀は確認できなかったとしていて、トランプ大統領は先ほど「完全な潔白が証明された」と主張しました。 公表された書簡によりますと、2016年の大統領選挙でロシアがトランプ大統領の誕生を後押しするためサイバー攻撃などで干渉したとされる疑惑について、特別検察官は「トランプ陣営やその関係者がロシアと共謀したり協議したりしたことは確認できなかった」と結論づけたということです。 またトランプ大統領が捜査を妨害したという司法妨害の疑惑については、「特別検察官はどちらとも結論を出さなかったが、完全な潔白が証明されたとはしていない」としています。 ただ司法長官は書簡のなかで「捜査結果を精査し省内で検討した結果、司法妨害の十分な証拠は得られていないと結論づけた」と
ノルウェーの沖合で、1300人余りが乗った豪華クルーズ船が、悪天候の影響でエンジントラブルを起こして航行できなくなりました。船は大きく揺れて危険な状態になり、乗客を救出する活動が続いています。 ノルウェーの南西部で23日の午後、海岸から2キロほど離れた沖合で、9階建ての豪華クルーズ船がエンジントラブルを起こし、航行できなくなりました。 ノルウェーの気象当局によりますと当時、現場近くの海域では、風速20メートルを超える非常に強い風が吹き、波の高さは8メートルに達していました。悪天候でエンジンが故障したとみられています。 船内で撮影された映像からは危険な状態がうかがえます。船が大きく傾いてソファーや装飾品が床の上を左右に激しく動き、ラウンジの天井が落ちる様子などが映されています。ところどころで窓ガラスが割れたため船の中に海水が流れ込み、救命胴衣を着た乗客の足元を海水が勢いよく流れる様子も映され
「高松さん、ネタにしてください!」私はお笑い芸人として活動しながら、全国の学校で出張授業を続けてきた。しかし、先生たちの仕事はネタにしようにも悲惨すぎて笑えない。(おはよう日本ディレクター 高松奈々) 「引きこもりの生徒の家に訪問。親の代わりに風呂に入れる」(50代男性) 「年度末に、教室・廊下・階段の手すりのペンキ塗りを行う」(30代女性) 「教材費や修学旅行費が未納の保護者に電話し、家へ訪問し回収する」(30代女性) 「地域の夏祭りで、夜中23時までパトロールをする」(40代女性) 「英検の試験監督」(30代女性) 皆さんはこれらが先生の仕事だと思いますか? 確かに、こうした先生の働きがなければもたない地域や家庭があることは間違いない。今、大きな問題となっている虐待防止にも学校は大事な役割を担っている。 でも、そうした業務が先生たちを追い込み、授業に集中できなくなったら本末転倒だ。 実
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