2021年、産業界では温暖化ガス排出の実質ゼロや環境を重視する投資マネーへの対応が大きなテーマとなる。変革に迫られるなか三菱ケミカルホールディングス(HD)では4月に初めて外国人社長が誕生し、工場現場も含めて成果主義を導入する。現状に安住する「ゆでガエル」からの脱却をけん引するのは、同社とは関係が薄かったよそ者だ。「外資企業のようになるのか」。20年10月下旬、ジョンマーク・ギルソン氏の次期社
2021年、産業界では温暖化ガス排出の実質ゼロや環境を重視する投資マネーへの対応が大きなテーマとなる。変革に迫られるなか三菱ケミカルホールディングス(HD)では4月に初めて外国人社長が誕生し、工場現場も含めて成果主義を導入する。現状に安住する「ゆでガエル」からの脱却をけん引するのは、同社とは関係が薄かったよそ者だ。「外資企業のようになるのか」。20年10月下旬、ジョンマーク・ギルソン氏の次期社
二酸化炭素などの気体を分子の「網」で捉え、エネルギーなどに変身させる技術の開発が進む。網役として注目されるのは、無数に開いた微細な穴で気体を閉じ込める「多孔性金属錯体」だ。こむずかしい名前だが、要は穴だらけの材料と思えばよい。つかみどころのない気体を、実体あるものとして扱う「気体の時代」の幕開けはもうすぐそこにきている。気体の中から、有毒なメタンや危険なアセチレンだけを取り出してため込んだり、
正月の一大イベント、箱根駅伝の季節がやってきた。疾走するランナーの姿を見て、今年こそカラダづくりに取り組みたいと考える人も増えるだろう。密を避け、手軽に始められるランニングは運動不足解消にもってこい。そこで、ナイキとアディダスの最新シューズから、毎日のランニングを楽しむエントリーランナー向けモデルと、本格的なトレーニングにも対応するモデルを紹介する。毎日のランニングに最適な一足クッション性に優れ
2021年の新年を迎えました。この年末年始は、普段忙しい方にとって長期的な展望を考える貴重な機会です。新型コロナウイルスにより、20年は世界が大きく変化しました。感染力が増した突然変異種が欧州で見つかり、さらなる警戒が必要になっています。今年はワクチンの普及と効果を見守ることになるでしょう。一方、テクノロジーの進化はデジタル化の需要を取り込み、さらに加速しています。今後、長期的に続きそうなト
アメリカで新型コロナウイルスの感染が確認された人の数が1日、累計で2000万人を超えました。クリスマスから年末年始にかけての休みに大勢の人が移動したことから、今後、感染がさらに拡大することも懸念されています。 ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、日本時間の2日午前3時現在の、アメリカの新型コロナウイルスの感染者は2000万7000人余りと、累計で2000万人を超えました。 亡くなった人はこの3日間で合わせて1万人を超えるなど、感染拡大の状況は去年3月以降、最悪の水準となっています。 医療機関への負担は各地で高まっていて、西部カリフォルニア州の大都市ロサンゼルスでは、病床の空きがわずかとなり、遺体を安置する施設の余裕もなくなっているとして、保健当局の責任者が「医療崩壊の寸前だ」と訴えています。 アメリカでは、先月から新型コロナウイルスのワクチンの接種が始まりましたが、これまでに接種
米国と中国の覇権争いや気候変動を巡る先進国と途上国の対立、人種問題や格差が引き起こす社会のあつれきが世界を揺るがしている。国家や集団が賢く共存する秘訣はないのだろうか。気づいていないだけで、生命の誕生から38億年をかけた進化がもたらしてくれたかもしれない。協調の極意を秘めた「方程式」を探す旅に出てみよう。東南アジアのボルネオ島に暮らすテングザルは、天敵を恐れて大集団で過ごす。1つの集団は1匹の
脱炭素の時代だ。過去半世紀以上にわたり、自動車に依存してきた日本の産業社会は燃費の呪縛から解き放たれ、「電費」で自らをつくり直す時だ。2021年はまさに電費元年にすべき年である。といっても「充電1回で800キロメートル走る電気自動車(EV)をつくれ」という話ではない。燃費(ガソリンの消費効率)と電費(電気の消費効率)は似て非なるものであり、前者はアナログ、後者はデジタルだ。電費の時代は経済がま
北海道と本州を海底で結ぶ「第2青函トンネル」構想が北海道でじわり熱を帯び始めた。事業費はざっと見積もっても7200億円。荒唐無稽で無用なインフラと長く見なされてきたが、物流コストの高騰が思わぬ追い風になりつつある。【関連記事】・・・北海道と本州を結ぶ青函トンネルを利用できるのはJR北海道の北海道新幹線とJR貨物が運行する貨物列車のみ。本州―四国間や本州―九州間のように乗用車やトラックを運転して津軽海峡を渡ることはできない。北海道経済連合会が東京―札幌間(約1150キロメートル)とほぼ等距離の東京―福岡間(同1100キロメートル程度)で10㌧あたりのトラック輸送コストを比べたところ、札幌の方が34%高い
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