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ブックマーク / die-maestro-die.hatenadiary.org (3)

  • 変態村 - いつまでもねんねえじゃいられない

    タイトルでこれだけかましてきてるから、一体どんな変態さん達が出てくるのかとワクワクしてしまったが、実際には「まぁ…変態と言えば変態だけど…」ぐらい。田舎の寒村に迷い込んだ旅芸人が、キチガイの村人達に籠の鳥にされ、女装させられたり、カマを掘られたりするお話。導入部で、主人公が老人ホームのお婆ちゃんや年増の職員に言い寄られるシーンが結構面白かったので(お婆ちゃんが自分の局部を触らせたりする)、「なるほど、これは年増に次々と言い寄られる男の話なのだな。面白そうだ!」と思ったけど、その後は気の違ったオッサン達が酒場で奇矯なダンスを披露したり、女装した主人公を取り合ってショットガンをぶっ放したりするオッサン祭りに終始する。これで「究極の愛をテーマにしている」とか言われても正直さっぱり意味がわからないけど、まぁその奇天烈さが印象に残る作品ではある。しかし変態というからには、ウンコはどうしても必要であっ

    suzaku-s
    suzaku-s 2008/01/30
    [あとで見ない]
  • 血みどろの西洋史 狂気の1000年 - いつまでもねんねえじゃいられない

    読み返したりとか絶対しないんだけれど、桐生操的なをついつい買って読んでしまう性癖がある(一度は行ってみたい所…ローテンブルクの中世犯罪博物館)。中で面白かったのは、昔のフランスの医学では「歯は全ての病の根源である」と考えられていて、歯を全部抜いて顎の骨を砕いてしまうことこそが「最高の予備的治療」だったという話。そしてその最高の治療は、時の権力者である「太陽王」ルイ十四世にも施された。 あわれにもルイ14世は、以降ずっと歯抜けで過ごさねばならなかった。固いものはもちろんべられないので、ドロドロに煮詰めた料理しか一生味わったことが無い。(中略) 王は上顎を砕かれる際に上顎洞に通じる穴まで貫通されて、流し込んだ物が副鼻腔内で腐敗していく目にあった。そして砕き散らかされたあご骨からは、歯槽膿漏状の臭気が発生し、ひとこと王が発言するたびに、部屋中にものすごい臭いが充満した。 おまけにルイ14世

    suzaku-s
    suzaku-s 2007/12/05
    太陽王ルイ14世の真実。こりゃひでー
  • 初秋 - いつまでもねんねえじゃいられない

    私立探偵スペンサーが活躍するハードボイルド作品だが、チンピラを傷めつけたり売春婦を誑かしたり腐った権力者の切った札びらに煙草を押し付けるようなイメージのハードボイルドとは少々趣きが違い(そういうのも好きだけど)、自分のことしか考えていないクズ両親のせいで心を閉じてしまった少年が、スペンサーとの交流を通じて成長していくという、今でいう「ひきこもり更生小説」みたいな内容になっている。惰弱な少年を叱咤し、自分の人生をしっかりと見つめさせるスペンサーの言葉が最高にイイんだよなぁ。少年を両親から引き離したスペンサーがまず少年に体を鍛えるように言うんだけれど、その時の台詞がこんな感じ。 「得意なものが何であるか、ということより、何か得意なものがあることの方が重要なんだ。お前には何もない。何にも関心がない。だから俺は、お前の体を鍛える。丈夫な体にする、十マイル走れるようにするし、自分の体重以上の重量があ

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