2006年12月24日、今から8年前のクリスマスイブの日。 私はこの日の朝、スイスのチューリッヒにいました。 そして、チューリッヒからおよそ1000kmほど移動。フランスを通り過ぎ、スペインへとやってきています。 日はすっかり落ちて、あたりは真っ暗。 この日の旅は終わりを迎えようとしていますが、実はこの時、まだこの日の宿が決まっていませんでした。 日本では華やかなイメージがあるクリスマスイブの夜ですが、クリスマスの本場(?)、ヨーロッパでは全くその逆です。 ヨーロッパでは、クリスマスイブの夜は、家族で家に集まって食事を食べるのが伝統。 そのため、ヨーロッパの街(特に小さな街)では、繁華街から人が消え、まるでゴーストタウンのようになります。 クリスマスイブの夜は、列車やバスでさえ軒並み運休するのです。 (運転手さんだって、家族でクリスマスイブを迎えたいですからね) 「ひょっとすると、ホテルも