野村ホールディングスの100%子会社で、ネット専業のジョインベスト証券は2月5日、野村ホールディングスから300億円の追加出資を受けたと発表した。野村ホールディングスが300億円の新株を引き受けた。増資の主な目的は、システムへの追加投資や、自己資本比率の向上である。 ジョインベスト証券の総合口座数は1月現在、約8万8700件。2006年5月開業当時の目標である50万件には、はるかに及ばないが、出遅れ感のあったサービスを拡充することで口座獲得増を狙う。同社は、新たなシステム投資の内容について「具体的には明かせない」とするが、2月25日から投資信託の取り扱いを開始するなど現在もサービスを増強中だ。 今回増資した300億円は資本金と資本準備金に、それぞれ150億円ずつ組み入れ、ジョインベスト証券の資本金は64億円から214億円に増える。これにより自己資本比率は、現状の信用取引残高などを基にして計
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