「再犯の防止等の推進に関する法律」(再犯防止法)をご存知だろうか。 罪を犯した者を円滑に社会復帰させ、再び犯罪をなすのを未然に防ごうと、国や地方自治体の責務を定めた法律だ。昨年秋に召集された第192回臨時国会で、超党派議員によって提案された法案が、衆議院参議院ともに全会一致で可決・成立した。与野党対決型法案ではなく、政局に絡むこともないため、あまり大きく報じられていないが、実はかなり画期的な新法だ。 課題は再犯の防止最近の日本は、犯罪は減少傾向にある。それはよいのだが、一方で問題になっているのが再犯者の多さだ。 刑務所を出た後、5年以内に再び罪を犯して刑務所に再入所する者は4割近い。特に覚せい剤事犯と窃盗では再入者が多く、満期出所者の再入率は仮釈放で出所した者に比べてはるかに高い。たとえば、覚せい剤事犯で服役し、仮釈放で出た者の5年以内再入率は42.3%だが、満期出所者は59.0%に上る。
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