reviewとeconに関するsymbioticwormのブックマーク (16)

  • 書評・最新書評 : 政治経済の生態学―スウェーデン・日本・米国の進化と適応 [著]スヴェン・スタインモ - 諸富徹(京都大学教授・経済学) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■高福祉で高競争力、両立の秘密 グローバル化で福祉国家の維持は困難になるとされてきた。だが、この仮説は現実には妥当しないと書は結論づける。スウェーデンは、その典型だ。この国の政府支出の対GDP比は50%を超える(日は約37%)。まさに「高福祉・高負担」だ。しかし経済成長率、財政健全性、世界競争力ランキング、女性の就業率、平等度、どれをとっても先進国トップクラス、日ははるか後塵(こうじん)を拝する。 その秘密はどこにあるのか。書は、それを日米両国との対比で解き明かそうとする。スウェーデンの長所は、変化への高い適応能力だ。産業構造のサービス化・知識集約型への転換は不可避と見るや、それを支える人的資への投資教育支出)に大きく舵(かじ)を切る。移民より社会分断が少ないという考慮から政府は、女性の労働市場参加を一貫して支持し、両性間平等を徹底させた。これを、充実した家族支援政策が支え、大

    書評・最新書評 : 政治経済の生態学―スウェーデン・日本・米国の進化と適応 [著]スヴェン・スタインモ - 諸富徹(京都大学教授・経済学) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 松尾匡・橋本貴彦『これからのマルクス経済学入門』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    松尾さんのサイトで紹介されていたので購入。松尾匡・橋貴彦『これからのマルクス経済学入門』(筑摩書房)は、昔の『近代の復権』のリニューアル版という感じもありますが、細かいところも結構興味深い論点があって、一気に読みました。 http://matsuo-tadasu.ptu.jp/essay__160314.html なにしろ、 搾取と貧困が深刻化する今、「階級」「疎外」「労働価値説」「唯物史観」といった、マルクス経済学の基礎概念を再検討し、現代的な意義を明らかにする、画期的な書! ですからね。 一見とてつもなく時代遅れでアウトオブデートな議論に見えて、実は世に横行する諸々の議論よりもずっとアクチュアルな概念であることを見事に論証していく手際がかっこいい。 そしてそれが実は、例えば松尾流疎外論が、昨今どこかで話題になっている「意識高い系」に対する根底的な批判になっていたりするわけです。 ・・

    松尾匡・橋本貴彦『これからのマルクス経済学入門』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  •  「エコノミストの昼ごはん」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    エコノミストの昼ごはん――コーエン教授のグルメ経済学 作者: タイラー・コーエン,田中秀臣,浜野志保出版社/メーカー: 作品社発売日: 2015/12/25メディア: 単行この商品を含むブログ (8件) を見る 書は著名な経済学者タイラー・コーエンの手による「とにかく美味しいものをできるだけお値打ちな値段でべるにはどうすればいいか」をメインテーマに書かれたエッセイ集だ.コーエンはそのコントラリアン的なユニークな経済学的な主張で有名で,その文章は啓発的で読んでいて楽しい.原題は「An Economist Gets Lunch」 第1章 導入 冒頭でニカラグアでいかに安くて美味しいものに出会ったかの探訪記が書かれており,ドキュメント風で面白い.この探訪記にはどうやれば安くて美味しいものに巡り会えるかのエッセンスが詰まっているのだ.このメインテーマについての探求は「は需要と供給の産物であ

     「エコノミストの昼ごはん」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    symbioticworm
    symbioticworm 2016/03/25
    これは面白そう。
  • (書評)『21世紀の不平等』 アンソニー・B・アトキンソン〈著〉:朝日新聞デジタル

    ■上手な再分配策を!明快で具体的提言 それにしても、政府はいつになったら再分配政策に気を出すのだろう。経済政策の三柱といえば「安定」「成長」「再分配」。だが、アベノミクス「第一の矢」でも「第二の矢」でも、「再分配」だけがごっそりと抜け落ちている。かと思えば野党も、整合的な経済ビジョンをつくれ… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。

    (書評)『21世紀の不平等』 アンソニー・B・アトキンソン〈著〉:朝日新聞デジタル
  • (書評)『緊縮策という病 「危険な思想」の歴史』 マーク・ブライス〈著〉:朝日新聞デジタル

    ■機能しない「ゾンビ経済学」? 「債務が多すぎるから今のうちに削減しておこう」という主張は、欧州はじめ様々な国で叫ばれた。この手の緊縮策は、「痛みを伴う」「身を切る」といったフレーズと共に、日の一部でも人気だ。だが、書は緊縮策を「危険思想」と断ずる。答えは単純。緊縮策は、実際に機能してこなか… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。

    (書評)『緊縮策という病 「危険な思想」の歴史』 マーク・ブライス〈著〉:朝日新聞デジタル
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  • 若森みどり『カール・ポランニーの経済学入門』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ある方のお薦めで買って読みました。 実を言うと、、カール・ポランニーはもう40年近く前に大学のゼミで読まされて以来、物事を考える際の一つの基軸であり続けています。 http://www.heibonsha.co.jp/book/b201320.html その時に読まされた『大転換』(旧訳、悪魔の挽き臼の絵が表紙の奴)が、大学時代のを次々と手放していってもなぜか手元に残り続け、未だに書棚に鎮座しています。 20年近く前に、ブリュッセルに勤務していた頃、当時連合総研におられた井上定彦さんと鈴木不二一さんが来訪されて、吞みながらあれこれ喋っていて、何かの拍子にポランニーの話になって、とても意気投合したこともありました。 今よみがえるポランニーの思想には、「人間のための経済」への想像力がある。民主主義を犠牲にしてまで経済効率が優先される現代世界の状況を警告したその思索をたどり直し、ポスト新自由主

    若森みどり『カール・ポランニーの経済学入門』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 社会政策・労働問題研究の歴史分析、メモ帳 再び竹中恵美子先生の著作をめぐって

    社会政策・労働問題研究について歴史的なアプローチで研究しています。ここではそのアイディアやご迷惑にならない範囲で身近な方をご紹介したいと考えています。 濱口先生が私の前エントリを枕に「竹中理論はなぜ使えないのか」ということを書かれているのですが、もう少し内在的になぜ今、読んでもあまり意味がないのか、ということを考えてみたいと思います。まあ、しかし、私は竹中恵美子を読もうとは思っても、自分から『家父長制と資制』を再読しようとは思わないですし、大沢さんの『企業社会を超えて』もそうですね。今、ちょっと読み返してみたら、やっぱり古いなと感じました(竹中先生ほどではないにしても)。今、読むなら、やっぱり『生活保障のガバナンス』ですよ。これ、大沢先生の中で一番じゃないかなと思います。 でも、アカデミックなトレーニングをするという意味では、竹中先生の方がよいと思いますよ。濱口先生も言及されている大沢さ

  • 社会政策・労働問題研究の歴史分析、メモ帳 竹中恵美子先生の著作をめぐって

    社会政策・労働問題研究について歴史的なアプローチで研究しています。ここではそのアイディアやご迷惑にならない範囲で身近な方をご紹介したいと考えています。 今日は終日、都立図書館にこもってました。いろいろ、勉強していたのですが、最初は竹中恵美子先生の全集を読んでいました。ただ、結論から言うと、いろんな意味でなかなか難しいなと感じました。 実は、昨日、ウィメンズプラザで読もうと思って行ってみたんですが、見事に全集が置いてませんでした。たぶん、予算がないんでしょうね。切ない。そこに置いてあったのが『竹中恵美子の女性労働研究50年』というです。結果から言うと、全集ではなくて、このから読んでよかったと思いました。なかなかのめぐりあわせです。なんでこのを読んでよかったと思ったのかと言われると、一つは全集の方にも書いてあるんですが、この自体が全集のきっかけになったんですね。そして、もう一つ、この

  • cakes(ケイクス)

    cakesは2022年8月31日に終了いたしました。 10年間の長きにわたり、ご愛読ありがとうございました。 2022年9月1日

    cakes(ケイクス)
  • エミリー・オスター『妊娠出産の常識 ウソホント』:おおお、エミリー・オスターきたーっっっっ!! - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    お医者さんは教えてくれない 妊娠・出産の常識ウソ・ホント 作者: エミリーオスター,Emily Oster,土方奈美出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2014/10/03メディア: 単行この商品を含むブログ (3件) を見る きましたエミリー・オスター。アメリカ経済学期待の星(だったんだけど、こないだきたIMFの期待の新星30人には入っていなかったので驚き)エミリー・オスターの、日初紹介。それとこれって処女作? その彼女がこんな方面にきましたか、とびっくりする一方で、エミリー・オスターは当にわけわからないカバー範囲の広さというか無節操ぶりというかの人なので、かえって納得したり。アフリカのエイズと性病の関係については以前紹介した通り。また、そこにも書いたけれど、途上国で女の子が1億人も間引きされているのでは、というアマルティア・センまで大騒ぎした謎に対して、B型肝炎が関係して

    エミリー・オスター『妊娠出産の常識 ウソホント』:おおお、エミリー・オスターきたーっっっっ!! - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 野田知彦『雇用保障の経済分析』の「あとがき」から - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    野田知彦先生より、近著『雇用保障の経済分析 企業パネルデータによる労使関係』(ミネルヴァ書房)をお送りいただきました。ありがとうございます。高度な経済学手法を駆使した書物であり、わたくしの評論する能力を超える面も多々あるのですが、じっくりと読ませていただきたいと思います。 >労使関係や労働組合は日の雇用にどのような影響を与えたのか。雇用保障が日の企業経営や労働市場にもたらす影響を、労使関係や労働組合が与える効果という観点から、企業パネルデータに基づき実証的に分析する じっくり読ませていただく前に、「あとがき」だけをご紹介するというのはあまり適切ではないかも知れませんが、この「あとがき」は是非多くの方々に熟読玩味していただきたい中身になっておりますので、あえて引用させていただきます。 >・・・最後に世相について語りたい。今の日では「世論」が猛威を振るっている。そして、世論は何よりも「わ

    野田知彦『雇用保障の経済分析』の「あとがき」から - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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    symbioticworm 2014/01/19
    “雇用保障の経済分析”
  • タイラー・コーエン「書評:スティーブン・ピンカー『The Better Angels of Our Nature』」

    Tyler Cowen “Steven Pinker on violence” (Marginal Revolution October 11, 2011) これは重要かつ示唆に富むで、知的なノンフィクションを読む人全てにお勧めできる。書評はここ。でも僕はこののメインテーマには疑問も感じている。 [1] … Continue reading 体制変化について計量経済学的な検定を行ってはどうだろうか。17世紀は、19世紀初頭と同じようにそれ以前の時代よりも遥かに暴力的な時代だった。程度の差こそあるけれどね。多分この分布は、「長期にわたる平和の高まりと、それを中断させる暴力の急上昇」とルイス・リチャードソンが暴力的衝突の統計に関する1960年の著書で示唆したところが上手く表現しているんじゃないだろうか。戦争とはミンスキー・モーメント [2]訳注;市場の暴落が始まる地点 のようなものだと考え

    タイラー・コーエン「書評:スティーブン・ピンカー『The Better Angels of Our Nature』」
    symbioticworm
    symbioticworm 2013/12/30
    “600万人のユダヤ人をホロコーストで殺害することは、僕の考えでは、世界人口が二倍だったとしてもその「暴力さが半減」することはない。”この「考え」自体がピンカーのいうモラルの向上な気も
  • 読書短評(2) - こら!たまには研究しろ!!

    せめて隔週,ゆくゆくは週刊にしたいなぁの読書短評です.低評価のはそもそも紹介しない方針*1なので,何も書けない週とかもありそうだけど。。。とか思ってたら今週は豊作すぎてどれを紹介するか迷ったので……とりあえず二冊+α. 全国民必読の書 そして日経済が世界の希望になる (PHP新書) 作者: ポール・クルーグマン,山形浩生,大野和基出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2013/09/14メディア: 新書この商品を含むブログ (23件) を見る これを読まずに何を読む?という.結論も根拠も説明方針も明確.クルーグマンが最先端の経済理論を知り,知ってるだけじゃなく自身なりの根拠をもってそれを批判的に評価しながら,現実の経済を語っていることに異論を挟むことはできない.このにどういう風にアンチな人が反論するのか楽しみな一冊. ■アンチの反応予想 ◎ クルーグマンは昔は凄かったが,今では

  • コリアー『収奪の星』 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    収奪の星―― 天然資源と貧困削減の経済学 作者: ポール・コリアー,村井章子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2012/03/20メディア: 単行購入: 4人 クリック: 149回この商品を含むブログ (8件) を見る 資源は途上国にとって諸刃の剣だ。収入は増えるが、利権と汚職の温床になったり、資源収入への過度の依存で国民の勤労意欲まで消えたり。この「天然資源の呪い」を指摘した一人が、書の著者コリアーだ。 でも、あらゆる国は何らかの天然資源を持つ。それをきちんと活用して、天然資源の呪いから脱するには? それが書のテーマだ。 その指摘は単純ながら重い。まず、天然資源の呪いは行政能力の問題だということだ。自国の中で政治家の汚職を監視し、国富を国民に還元する仕組みが弱いので、資源の利益が外国や汚職政治家に吸い上げられたり、無駄な投資が起きたりする。 さらに著者は、その背後にある思想の

    コリアー『収奪の星』 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    symbioticworm
    symbioticworm 2012/06/07
    おや、山形さん朝日の書評でコリアー取り上げたのか。他の書評でタイトルだけは出てたのが気になって、ついこないだ買ったのは正解だったか。
  • バナジー&デュフロ『貧乏人の経済学』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    アビジット・V・バナジー&エスター・デュフロ著、山形浩生訳『貧乏人の経済学』(みすず書房)をお送りいただきました。わたくしのようなこの問題の門外漢にまで書をお送りいただき、ありがとうございます。 http://www.msz.co.jp/book/detail/07651.html 書の対象は、貧困問題といってもインドやとりわけアフリカなどの貧しい諸国の問題で、分野的にはいわゆる開発経済学といわれる分野で、私のやってることとはかなり離れているのですが、読んでいって、著者らのスタンスが実にぴたりぴたりと感覚に嵌る思いを何回もしました。 版元のサイトに、「はじめに」と「網羅的な結論に代えて」という最初と最後の文章がアップされていますので、それをちょっと引用しつつ、 http://www.msz.co.jp/book/pdf/07651_foreword.pdf 貧乏な人々を紋切り型の束に還

    バナジー&デュフロ『貧乏人の経済学』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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