CrossRefが、2013年5月に“FundRef”を正式に提供開始すると発表しています。2012年3月から2013年2月までの一年間試行が行われていたもので、このたびCrossRef理事会によってリリースが承認されたようです。試行プロジェクトの報告書(2013年3月付け)も公開されています。FundRefは、学術出版社や助成機関と連携して開発していたもので、研究論文の助成金情報を収集・公開するというシステムです。 CrossRef Board of Directors Approves FundRef Tracking Service(CrossRef 2013/3/12付けブログ記事) http://www.crossref.org/crweblog/2013/03/crossref_board_of_directors_ap.html FundRef Pilot Project F
国の研究予算が増加しているのにもかかわらず、一般研究者にはそのメリットを受けている実感はほとんどありません。むしろ、日本の研究者をとりまく環境は、キャリアパス問題や 論文の国際シェアの低下 など、マイナスの方向に向かっていることを示唆する情報に満ちているように思われます。 これには、様々な原因があると考えられます。ムダな事務作業、機関内外の教育・研究以外の雑用(各種委員会など)、多すぎる学会・研究会・シンポジウム、不安定なポジションのため研究に集中しにくい、などなど。これらの原因の中で最も大きな要因のうちの一つが、研究に先立つもの –研究費- の不安定さ、ではないでしょうか。 現在の科研費を始めとする研究費のシステムでは、期間が3〜5年(1〜2年のものも多いです)と短いものがほとんどです。採択か不採択かがall or noneで決まるのでこの期間の最終年度が近づくと気が気でありません。 ま
Google Readerが今年の7月1日で廃止になるよう(参考)で、ネットではRSSに関する議論が盛り上がっている。ここではRSSの是非について細かい議論をするつもりはない。大雑把に自分の考えを言っておくと、確かにRSSは一般に普及しなかったが、かといってSNSが代替の情報源になるとは思えない。まずSNSはノイズが多い。また今回のRSSリーダーの廃止は、最初にSNSに情報を流す人の存在を軽視しているように思う。 堅苦しい話はさておき、Google Readerが廃止に決まって、RSS環境の見直しをしている人もいるんじゃないだろうか。せっかくだから論文をチェックするのに、RSSが向いているよ、という話をしよう。俺も最新の論文はLivedoor Reader(参考)を使って、RSSでチェックしている。大学院に入った頃からずっとこうしているので、この環境がなくなったら、論文チェックに困るだろう
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