誰よりも頭がいい、そう信じていたが、上には上がいた 人間は、己を超える圧倒的な才能と出会ったとき、自己を客観視して成長する。「天才」たちにも若き日の敗北体験があり、それを乗り越えたからこそ今がある。 第2部——文系篇 世間は広い、あいつには絶対かなわない ヤバイくらい頭がいいヤツに会って 「衝撃でした。人間であるかぎり、絶対たどりつけないほど明晰な頭脳。宇宙人だと思いましたよ」 慶応大学大学院准教授の経済学者・小幡績(45歳)は、ある天才との出会いをこう語る。小幡は学芸大附属高校を卒業後、二浪を経て東大に合格。経済学部へと進み、同学部を首席で卒業、国家公務員一種試験を優秀な成績で通過し、大蔵省へ入省したという、華麗なる経歴の持ち主である。 小幡にとって、受験勉強など、とるに足らないものだった。「幼稚園受験のとき、伸芽会という塾でテストを受けたら、全国2位だった」「高校までは試験のために勉強
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