アカニシを有明から送ってもらって、ホンモノの貝紫染めをしてみました。 アカニシ、大きいのでは 20 cm 近くになるらしいんですが、これは 10 cm 前後。 イキイキです。食べられる貝なので、わずかに流通してます。 これを割ります。ゆでると肉がするりと抜けて楽なんですが、ゆでちゃうと酵素が死んで貝紫ができないので、貝紫用には割るしかないのです。 フェニキアにも、紀元前15世紀ぐらいからのムレックスの大量の貝塚があるんですが、みんなピンポイントで鰓下腺の外側を割られているそうです。 慣れると、貝の外からどこに鰓下腺があるか、見当が付くようになります。 もはやフェニキア人のレベル。 貝の真ん中にある黒い筋が鰓下腺(パープル腺)。 隙間に、チリンドキシルのエステルを持っています。およそ 2-4 mg ぐらいですかね。 たぶん、ムレックス・ブランダリスよりアカニシの方が多いです。 これなら、染め
九重親方が膵臓ガンで亡くなったというニュースを聞いて、膵臓ガンを我が事として心配し始めた人も多いのではないだろうか。 私の歳になると、膵臓ガンで失った友人や知人は数多い。最近も、知人が過酷な運命と闘うことになり、相談を受けた。 この敗北感から、引退後も出来る限り膵臓ガンの研究には関わりたいと思い、若い人たちと月1回膵臓ガンの勉強会をしている。また、このホームページでも他の病気よりは頻回に膵臓ガンの論文を紹介してきた。 ただ、個々の論文を別々に読んでいるだけではまとまった知識として整理できないので、これまで読んだり紹介したりしてきた膵臓ガンの研究をこの機会にまとめることにした。 通常の論文紹介とは異なり、今回は私自身の意見も積極的に述べようと思っているが、これは検証されていない個人的意見であることを断っておく。また一般の人には難しい表現も多いかもしれない。 さて、膵臓ガンは恐ろしく、また世界
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く