センサーの小型化が進められるなか、ついに米国のカリフォルニア大学バークレー校の研究室に、ホコリと同等の大きさのワイヤレスセンサーが登場した。 ・体内に挿入し、リアルタイムの生体情報をモニタリング やや大きめの砂粒にも見える1立方ミリメートルほどの大きさのセンサーが体内に侵入すると、超音波の振動とともに末梢神経や筋肉、さらにはさまざまな器官の情報がリアルタイムで読み取られる仕組みとなっている。 さらに開発が進めば、皮膚上のパッチに超音波を送信し、治療時に必要に応じて生体情報を得ることも可能となるそうだ。 超音波の振動は体内のあらゆる部位に届くため、例えば電波が届きにくい身体の深部に対して高強度の放射を行う必要などない。電波で動く従来のセンサーの弱みを完全に払拭した新デバイスと言えよう。 ・“電子薬”としての側面も これは単なる生体情報の記録装置ではない。 神経や筋肉を刺激して、てんかんなどの