2016年8月30日のブックマーク (6件)

  • ささいな出来事が強烈な体験によって長く記憶される仕組みを解明

    富山大学は、ささいな出来事でも、その前後に強烈な体験をした場合、長く記憶される仕組みを解明した。それぞれの記憶を思い出す時に活動する神経細胞が重複することで、行動タグが成立することが分かった。 富山大学は2016年8月1日、通常ならすぐに忘れてしまうささいな出来事でも、その前後に強烈な体験をした場合、長く記憶される仕組みを解明したと発表した。同大学大学院医学薬学研究部(医学)の井ノ口馨教授らと、東京慈恵会医科大学痛み脳科学センターの加藤総夫教授らの共同研究によるもので、成果は同日、英科学誌「Nature Communications」に掲載された。 記憶は、経験時に活動した特定の神経細胞集団(記憶エングラム)として符号化され、それが再び活動すると、その記憶が思い出される。強烈な体験をすると、その前後のささいな出来事も一緒に長期記憶として保存される(行動タグ)が、これまで行動タグ成立の仕組み

    ささいな出来事が強烈な体験によって長く記憶される仕組みを解明
  • 8月27日:MECP2重複症とRETT症候群(欠損症)の比較研究の重要性(8月17日号Neuron掲載論文) | AASJホームページ

    今日2時からAASJチャンネルはMECP2重複症についての勉強会第二弾をニコニコ動画で発信する(http://live.nicovideo.jp/watch/lv271561136)。前回の勉強会で紹介された遺伝子治療の可能性はどの程度あるのか、また一般的に遺伝子治療の現状はどうなっているのか、この分野の専門家小野寺雅史先生を招いて勉強する。 今日の勉強会に向けて何か素晴らしい論文を紹介できないか探していたところ、8月17日号のNeuronにRETT症候群(MECP2欠損)とMECP2重複症のモデルマウスを用いて脳の活動を調べた優れた研究を見つけることができたので、このテキサス・ベーラー医科大学からの論文を紹介する。タイトルは「Loss and gain of MeCP2 cause similar hippocampal circuit dysfunction that is rescu

  • 8月28日:不安の回路(8月24日号Nature掲載論文) | AASJホームページ

    セロトニンが私たちの感情を調節している最も重要な神経伝達因子であることがわかっている。事実、これまでの神経科学的研究を基礎に、セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)がうつ病の治療に用いられ、その効果も十分検証されている。ただ、この治療の問題は薬剤を服用し始めた時、不安症状を逆に悪化させることで、抗うつ効果はこの段階を乗り越えて初めて現れる。従って、飲み始めに自殺などの重大な問題が起こる。当然この問題の解決はSSRI治療の最重要課題だ。以前、この問題を説明する一つの可能性として、セロトニン分泌細胞が再取り込み抑制によりグルタミン刺激優位の状態を引き起こしより深刻なうつを引き起こすという論文を紹介した(http://aasj.jp/news/watch/2657)。 今日紹介するノースカロライナ大学からの論文は同じ問題を、神経回路の問題として検討し直し、SSRI治療の問題点解決を図った論文で8

  • 良質な論文との出会いを増やす「新着論文リコメンデーションシステム」 | Chem-Station (ケムステ)

    一般的な話題 良質な論文との出会いを増やす「新着論文リコメンデーションシステム」 2016/8/29 一般的な話題, 化学者のつぶやき, 書籍・ソフト・Web Mendeley, ReadCube, おすすめ, 新着, 論文 コメント: 1 投稿者: cosine 時はデジタル全盛時代、論文は検索エンジンで探すかRSSリーダーでチェック、閲覧もPDFというのが普通になっています。ただこのやり方では、「予想外の良質論文との出会い」は減っているように思います。 しかし一方では異常なレベルの情報過多。発表論文数が多すぎるため、専門論文のチェックすらままならない毎日。優先度の低い領域までフォローして良い論文を探していくのは、並大抵ではありません。 そうはいっても、予想外の面白い研究論文に触れたい!出会いたい!自分では探し方分からないけど!時間ないから興味ない内容はなるべく見たくないけど!・・・そん

  • 神経を傷つけることなく挿入可能!ホコリサイズのワイヤレスセンサーは電子薬としての効果も期待 | Techable(テッカブル)

    センサーの小型化が進められるなか、ついに米国のカリフォルニア大学バークレー校の研究室に、ホコリと同等の大きさのワイヤレスセンサーが登場した。 ・体内に挿入し、リアルタイムの生体情報をモニタリング やや大きめの砂粒にも見える1立方ミリメートルほどの大きさのセンサーが体内に侵入すると、超音波の振動とともに末梢神経や筋肉、さらにはさまざまな器官の情報がリアルタイムで読み取られる仕組みとなっている。 さらに開発が進めば、皮膚上のパッチに超音波を送信し、治療時に必要に応じて生体情報を得ることも可能となるそうだ。 超音波の振動は体内のあらゆる部位に届くため、例えば電波が届きにくい身体の深部に対して高強度の放射を行う必要などない。電波で動く従来のセンサーの弱みを完全に払拭した新デバイスと言えよう。 ・“電子薬”としての側面も これは単なる生体情報の記録装置ではない。 神経や筋肉を刺激して、てんかんなどの

    神経を傷つけることなく挿入可能!ホコリサイズのワイヤレスセンサーは電子薬としての効果も期待 | Techable(テッカブル)
  • Injectable Nanowires Monitor Mouse Brains for Months

    The mouse, which was free to roam across its environment, is shown with a voltage amplifier attached near its head. A flexible serial peripheral interface cable was used to transmit the amplified signals to the researchers' data acquisition systems. Want to understand what happens to the brain as it ages, or figure out how people learn to recognize faces? Neurologists asking such questions, or str

    Injectable Nanowires Monitor Mouse Brains for Months