義理の叔父が脳卒中で死んだ。わたしはこの叔父の治療について、かなり関わった。わたしが関わったことで、義理の叔父の人生の終わりの時間を多少よいものにできた面はあると思う。ただ、もしかしたら結果的に死期を早めてしまったのかもしれない。 気持ちの整理ということで、書き記しておく。 義理の叔父の元気なときの性格はよく知らない。年一回の親戚の集まりで少ししゃべるぐらいだから、あんまり気にしていなかった。でも、叔母の話で最近元気がなくて病院にかかっている、うつ病との診断で薬を飲んで3ヶ月経ったけれど、元気がなくなるばかりという話を聞いて、これはまずいと思った。 うつ病はよくゴミ箱診断だと言われる。うつ病と特定するための検査はいまのところないから、他の病気の可能性を排除してからじゃないとうつ病と診断してはいけないんだ、とセオリーとしては言われる。しかし、実際の臨床では、うつ症状を示してして、ほかに目立っ