春の全国交通安全運動が実施されていた4月8日は、全国で交通事故による死者が1人もいなかったことが警察庁のまとめで分かった。1日ごとの交通事故の統計を取り始めた1968年以降、連日1人以上が亡くなっていたが、53年たって初めてゼロになった。 【写真特集】ドーン、傾きながら走る車両 警察は交通事故が発生してから24時間以内に亡くなった人を死者として計上している。8日は交通死亡事故が発生しなかったうえ、前日起きた事故のけが人が亡くなって死者として計上されることもなかった。 交通事故による死者数は70年に戦後最悪の1万6765人を記録。近年は減少傾向にあり、2020年は2839人で4年連続で戦後最少を更新している。21年は4月15日現在(速報値)で713人となり、前年同期を17・8%下回っている。 政府は08年から「交通事故死ゼロを目指す日」を設けて取り組んでおり、今年は4月10日(交通死亡事故1
急な痛みが起こったとき、診療時間外だったり病院に行く時間がないときは、市販の痛み止めの薬を利用することが多いのではないでしょうか。痛みはさまざまな原因で起こるもの。果たして、どんな痛みにも、市販の痛み止めを使って大丈夫なのでしょうか。痛み止めについての素朴な疑問について、痛みのプロであるペインクリニック専門医の土橋富美子先生にお答えいただきました。 [この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております] 【この記事の監修医師】 土橋 富美子先生(どばし泌尿器科クリニック) 日本大学医学部卒業。国際医療福祉大学熱海病院麻酔科、国際医療福祉大学講師などを経て、2019年9月に熱海市にて「どばし泌尿器科クリニック」を夫婦で開業し、ペインクリニック内科を担当。日本麻酔科学会認定麻酔科専門医、日本ペインクリニック学会認定ペインクリニック専門医、緩
「殺人は自分が嫌う弱いものいじめと同じとわかったのでもうしない」、「(出所後は?)べつの方法を考えます」。昨年6月に福岡で起きたIT講師(以下、被害者のハンドルネームよりHagexさんと記載)刺殺事件の被告人は、再犯の意思を隠しませんでした。 「殺人は弱いものいじめと同じだとわかった」 福岡地裁で11月12日に開かれた第2回公判にて、被告人はHagexさん殺害の犯行についてどのように思っていたのか、その考えを供述しました。 供述によると、被告人は殺害のためにナイフで不意打ちすることは、卑怯だとは思っていなかったとのことです。 理由は2つあり、1つはHagexさんが顔写真などを出して露出し始めたうえで、5月2日にブログ記事を公開して「自分に対して最大の挑発」をしたことから、「自分がくることを予想してそれなりの準備をしている」と思っていたそうです。 もう1つは被告人の身体能力によるもので、「自
コミケの受難とひとつの"うわさ" 世界最大規模の同人誌即売会、コミックマーケット(通称コミケ)が今夏も開催されました。92回目を迎えた今回は、3日の開催期間中にのべ3万2千のサークル(団体)が参加、50万人が来場し、会場の東京ビッグサイトは大盛況でした。 現在、第一線で活躍する漫画家・小説家の中にも、コミケで同人活動していた作家は多く、まさにクリエイターのゆりかごのような存在と言えるでしょう。 そんなコミケにも、受難の時代がありました。1988年から1989年にかけて日本を騒がせた幼女連続誘拐殺人事件で宮崎勤元死刑囚(2008年執行)が1989年に逮捕され、元死刑囚が収集していた本やビデオが山積みの部屋が報じられると、宮崎の"オタク"という属性に世間の注目が集まりました。そして、宮崎が過去にコミケにサークル参加していたため、報道直後に開かれたコミックマーケット36には、メディアが取材に殺到
会長の「不満」DMM.comの亀山敬司取締役会長は、最近不満に思っていることがある。 若手社員たちがお利口さんすぎて、面白くない。「良い子すぎて、ガツガツ感がない」。 会社はアダルトビジネスでの安定的な収益を原資に、次々と新規事業を始めている。 FX(外国為替証拠金取引)、オンライン英会話、3Dプリンタ事業などで成功も収め、IT分野では5本の指に入る人気企業となった。一流と言われる大学からの就職希望者が増えた。 大学卒はもちろん優秀だ。利口でソツなく仕事をこなす。ただ失敗や恥をかくことをおそれる。会社内がそういう種類の人間にばかりになることに不安を感じる。 そこで考えついたのが、高卒者向け「DMMアカデミー」の創設。 亀山会長が目指すものは何なのか。ご本人に聞いた。 きっかけはトランプ――高卒者向け「DMMアカデミー」は、アメリカ大統領選がきっかけと聞きましたが トランプが勝ったのは、アメ
多摩美術大学の学園祭で佐野研二郎氏の葬式パフォーマンスが行われた件、Twitterやエントリーでご紹介したところ、たくさんの反響があった。 多摩美術大学の佐野研二郎葬式ごっこ問題を考える(常見陽平) - Y!ニュース http://bylines.news.yahoo.co.jp/tsunemiyohei/20161107-00064160/ 弁護士ドットコムやBuzzFeed、ハフィントンポストなども記事化しており、ヤフートピックスや、SmartNewsでも大きく紹介されていた。 この件について、正直、私は悪趣味で、不愉快で、いじめのような臭いを感じてしまった。私の感想に賛同する方も多数いた一方で、「これを取り上げて叩くのもいじめの論理」「芸術だから、それにいちいち文句を言うのはおかしい」「ちゃんと取材して記事にしろ」などのご批判の声を頂いた。「佐野研二郎ショックの美大生へのインパクトを
写真/アフロ Yahoo!ニュースでは2007年より、ユーザーの皆様がニュース記事に対して意見や感想を投稿できる「コメント機能」を運営しております。コメント機能がスタートしてことしで9年目を迎えますが、現在では1日あたり約14万件の投稿があり、日々多くのユーザーの皆様にご利用いただいております。 今回は、コメント機能をどのような目的で、どのような世界観を目指して運営しているのか、そして現状抱えている「不快なコメントが散見される」といったユーザーからのご指摘に対して、Yahoo!ニュースはどう受け止めているのか、今後どのような対策をとっていくのか、ということについて、主に以下の点から触れたいと思います。 コメント機能の仕組みと、基本データ Yahoo!ニュースのコメント機能が目指す世界 「ヤフコメ=ひどい」というご指摘について 今後の対策と、ユーザーの皆様へのお願い 投稿数は1日あたり約14
誰もが結婚するのが当たり前だったのは、40年前のこと。 いまどき「結婚してこそ一人前」とはさすがに言われないが、相変わらず、結婚しないでいることには「理由」を求められる。 それでもなぜ、未婚化が進むのか。 社会学者の水無田気流さん、恋愛ブロガーのはあちゅうさん、男性学を専門とする田中俊之さんの3人が語る。 (Yahoo!ニュース・AERA編集部) はあちゅう 本音はどうあれ、大恋愛の末に結婚したという建前は必要なんじゃないですか。結婚って「一生守ります」と誓いを交わせるくらい好きな相手が一瞬でも存在した証しになるからです。自分は一生続くほどの大恋愛をしたんだ、という見栄のようなものがあるのでは。
「フジテレビが27時間テレビで開催したTED、公式ライセンスを取得していなかったとの指摘が相次ぐ」というtogetterのエントリーを読みました。 一応説明しておくと、TEDとは世界中の識者やユニークな体験を持つ人々の講演会を提供する非営利団体です。コンテンツのおもしろさに加えてプレゼンスタイルの良い勉強になるので私もよく見ています。 これのパロディネタをフジテレビの27時間テレビでやったそうなのですが(私は未見)、これがTEDのライセンスを受けていないのではないか疑惑が持ち上がっているということのようです。現段階では事実関係がはっきりしない(ちゃんと裏では話を通してやっているのかもしれません)のでこの件にはコメントしませんが、TEDはイベントのライセンスには厳しいというのは確かそうなので、ちょっと調べてみました。 TEDのサイトのBranding Guidelineを見ると確かに厳しそう
先日、都内に無数に存在する、電源を貸してくれ、珈琲のあとにお茶が出ることでよく知られる喫茶店チェーンで原稿を書いていた。不思議なことに、原稿書きに愛用しているこのチェーンでは、宗教、押し売り、保険から始まるありとあらゆる勧誘、マルチ商法を目にし、社会の恐ろしさと、「美味しい話」を疑うことなく、ほいほい契約する人々を何度も目撃して震撼してきた。その日は30代と思しき男女2人組の転職エージェントらしき人物が、ずっと転職希望者の面接を行っていた。 そもそも喫茶店のようなセミオープンな空間で本来それなりにセンシティブであるはずの転職の話を提案された時点で、そのエージェントを使う気はちょっとしないが、それでも次から次へと4、50代の中高年の男性が面接にやってくる。実際、否が応でも話がちらちら耳に入ってきてしまう。最初は景気が底を打ったといわれているから、人手不足で転職市場も活性化しているのかとも思え
調剤薬局の知られざる闇を暴くシリーズ第3弾上記の画像は、ある調剤薬局の”事務員向け”の極秘マニュアルだ。今回、手書きのものとワープロ打ちされたものの両方を入手した。 調剤薬局の中には「調剤室」という場所がある。 「調剤室」「画像」で検索すればたくさんの画像が出てくるが、ガラス張りの部屋で棚の中に薬品が並べられ、白衣を着た女性たちが薬を混ぜたり、袋に入れたり、その確認作業を行なったりする空間である。 今回、調剤薬局で働く人たちから寄せられた訴えのなかに驚くべきものがあった。 「『調剤室』に薬剤師がいない。代わりに事務員が作業している」というのだ。ちなみに調剤薬局の事務の仕事とは何かを調べてみると、以下のように書いてある。 「調剤薬局事務の3つの業務」として 受付業務 受付で患者様から処方せんをお預かりし、患者様の保険情報を確認又はコンピュータへ登録し、薬剤師さんへ薬の処方を依頼します。 事務
タイトルの画像は、ある県の薬剤師会が作成した通知文書だ。 大手薬局チェーンのツルハの子会社「くすりの福太郎」が薬剤服用歴を記載せずに調剤を行ない、保険請求していたことが新聞で大きく報道された数日後に県内の調剤薬局に一斉に送られた。 新聞の報道がきっかけで調剤薬局は大きく揺れている。筆者の元にも実際に調剤薬局で働いている人たちから調剤薬局のブラックな実態を告発する声が寄せられている。 なかでも大きな問題だと思うのが、本来は資格がある薬剤師しかできないはずの調剤行為を、実は事務職員が行なっているという訴えだ。 しかも大手チェーンの調剤薬局でそうした実態があるという。 「恐いんです。無資格者の私が薬を混ぜたり薬の量を調整したり、そんなことをしていいのかと思いながら上司に指示されてやっています」こう訴えてきたのは、首都圏の大手調剤薬局のチェーンの店で働く事務の女性A子さん(30代)だ。調剤薬局で働
イスラム国で人質になっている二人の言動がいわゆる「自己責任論」を呼び起こしている。 自分の意思で危険な場所に訪問したのだから、自業自得だというものだ。 また、そのような人々を積極的に救うことや税を投入することにも批判的な意見が散見されている。 これらの動向については、古谷経衡氏の『「自己責任論」で中世に退行する日本』も参照いただきたい。 この「自己責任論」は、厄介な問題で、さまざまな場面で議論を巻き起こす。 特に社会保障を議論する場合には、必ずといっていいほど、出てくる時代錯誤の論点だ。 たとえば、前述の古谷氏も指摘しているが、生活保護制度。 計画性がない生活をしてきた本人は自業自得なのだから救う必要がない。 あるいは救済に値しないのだから、生活保護基準はより低くても構わない。 などなど、生活保護受給者を批判する意見はいくつも指摘されている。 実は、戦後間もない頃の旧生活保護法には、「自己
いったいいつからこんなにも、自己責任至上主義が、蔓延するようになったのだろうか。 「日本は、精神障害者に対する社会の認識を変える必要がある」ーーー。 こんなちっとも喜ばしくない指摘を、OECDから受けた。 先進国34カ国が加盟する経済協力開発機構 (OECD)が、各国の精神医療に関する報告書をまとめたところ、日本の精神科病床数は、OECD平均の68床の4倍の269床もあり、突出していることが明らかになった。その根底にあるのが、精神障害者への理解不足だ。 「和」を重んじ、「親切」と評される日本で、 「精神障害者への偏見が、患者の地域生活を支える人的資源や住居の不足につながり、病院での生活を余儀なくさせている」 と厳しく指摘されたのである。 また、報告書では年間の自殺率についても触れられ、日本の自殺率はOECD平均の10万人あたり12.4人の、倍近い20.9人で、「要注意に値する数値」だと警告
来年の4月採用に向けて民放キー局やNHKの採用活動がほぼ一段落した。残っているのはTBSなど一部の放送局の夏採用やNHKの秋採用だけだ。 テレビの世界に進む若者たちには、テレビという面白くて刺激的なメディアをもっと楽しく面白くタメにになるものにしてほしい。 報道の分野ならば、ぜひあまり表に出てこない社会の問題や権力の暴走を暴いて、世の中が変な方向に向かわないように「社会の木鐸」としての役割を発揮してほしい。 テレビの職場は、それだけの価値がある場所だと思う。 ところが・・・! ちょっと心配なことが耳に入ってきた。 現在は大学に合格した場合でも入学式を前にLINEで「○○大学×学部新1年生」などの「グループ」が出来てどんどん広がる時代だ。 「キー局内定者」も、すでにLINEのグループを作っているという。「キー局内定者飲み会」の呼びかけも行われ、まだ顔見知りになる前にLINEで「つながっている
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