NTTや国鉄、道路公団、そして郵政。民営化はよいよいなどというイメージで語られているけど、本当のところどうなんでしょうか? 先に述べたように我が家には悪名高い道路公団職員がいる。さらにうちの親父はもっと悪名高い「公団OB」というヤツだ。もっとも働き盛りのときに自分から公団を辞めて民間の会社に転職したので、天下りとかそういうOBではないんだが、公団の悪事で名前の上がる人はほとんど知っていたりする。うちに遊びに来たおじさんもいる。 我が父は公団の黎明期にいた。当時の社会は東京オリンピックを控えとにかく未来志向というか、日本の国土を豊かにし、流通をよくしようというコトで、高速道路というのは夢のある存在だった。父は東名や名神高速のインターチェンジの設計をしたり、どういうルートを通すか自分の足で歩いて考えたり、プロジェクトXに出てくるおっさんみたいに、日本の未来の為に昼も夜もなく、休みもとらず働き続
「既得権を守る」,あるいは「既得権益に固執」という言葉で語られるのは,この郵政民営化だけに限られたことではない.しかし,既得権が守られない社会というのはどんな社会だろう. たとえばあなたが社会人なら,「お前より優秀な人を採用するから,お前はクビだ」という企業の行動が何の問題もなく認められる社会.学生なら「お前よりも優秀で,卒業後は確実に就職してくれる学生を編入させるから,お前は退学だ」という学校の行動が認められる社会.あるいは,あなたが賃貸マンションに住んでいるのであれば,「お前よりも高い家賃を払って住みたいという人がいるから,お前は出て行け」という貸主の行動が認められる社会. こんな社会で生きていくのは,わたしにはちょっとつらい.不安で不安でしょうがない.社会人であれば,不安で仕事に集中できない.学生だったら,落ち着いて勉強できない. 「既得権」でも,「コネ」でもいい.そうしたものがすべ
朝日と読売から読んでとほほ感があったが、毎日、産経、日経あたりは普通の社説という感じはした。 郵政が、という問題と、郵政からという問題がある。 いずれにせよ、国政のありかたを国民が決めればいい。 私から見て、国民って愚民だなというなら、それはそれで日本国である。ぼやく私が相対化されなくてはならない。 ●日経社説 郵政解散、国民の声聞いて政治は出直せ これもよい。 参院は衆院に対して「良識の府」「再考の府」としての役割が期待されている。参院がそうした立場から様々な角度で審議するのは当然だが、その結果が政局激変につながらないような制度的工夫が必要である。現行憲法は参院で否決された法案を衆院で再議決できる要件を「3分の2以上の賛成」としているが、この要件は厳しすぎる。 しかし、これで衆院で空気が変われば、参院は否定できなくなるだろうし。 ●産経社説 郵政解散 「国のあり方」問いたい 構造改革の貫
関係ないエントリのコメント欄にしきりと前回の僕の野次馬評に「普通って何ですか普通って普通って」と粘着してる人がいる。全特あるいは全逓連工作員がこんな場末の飲み屋のやさぐれブログまで進出してきてるのかと思うと結構鬱だ。 が、いずれにせよ結果から見れば僕の予想は「ハズシ」だったことも事実なので、「普通に」の意味を反省を交えて書いておこうか。ま、何度も言うけど政治そのものの取材経験も別にない、ただの門外漢の「選挙マーケティング」という視点からの憶測に過ぎないんだけどね。 僕は、この政局における小泉首相の狙いはまさにど真ん中、「郵便と郵貯・簡保の切り離し」だったと見ていた。で、別に郵便(+窓口ネットワーク)は民営化でも公社でも何でも良くて、郵貯・簡保だけが民営化できればいいと、最後のどこかで妥協するとか、あるいは参院で否決されてももう一度衆院に持って帰って可決すればいいんじゃないのとか、やるんじゃ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く