タグ

ブックマーク / www.ele-king.net (32)

  • 編集部より | ele-king

    周知のように、いまアメリカ全土では、ミネアポリスでジョージ・フロイドが白人の警察官から暴行を受け死亡した事件をきっかけに、人種差別に反対する抗議運動が広がっている。このプロテストを支持する意味で、音楽業界全体が活動休止する「black out Tuseday」が日起きている。 まず、エレキング編集部に入って来ている情報を整理しながら、どう考えているかを明らかにしておきたい。コロナ騒ぎが起きる前から、たとえばロサンジェルス在住のニール・オリヴィエラ(デトロイト・エスカレーター・カンパニー名義で知られる)から、すでに冷酷な格差社会が広がっており、いつ暴動が起きてもおかしくないテンションがあるという話は2か月前に聞いていた。また、これはアメリカの他の都市にも言えることだが、黒人が多く住んでいる地区にはスーパーも数少ない上にマクドナルドの方が安上がりなので、どうしても生活に偏りが出てしまう。結

    編集部より | ele-king
  • 内田裕也さんへ──その功績と悲劇と | ele-king

    内田裕也(1939.11.17-2019.03.17)さま 2019年3月17日、あなたの訃報には驚きました。樹木希林夫人の葬儀への列席の際など、ここしばらくテレビで拝見する時は決まって車椅子に乗っておられましたし、通常の速度での会話もままならぬ様子に、「何故この人は身体を弱くしてしまったのだろう、まだ若いのに……」、と疑問を感じていました。死因は「肺炎」との事でしたが、癌などで治療中の人間が亡くなっても直接には「肺炎」となる事が多いと聞きました。わたしの父親も同じでした。やはり他にも大きな疾患があったのではないでしょうか。とにかく驚きました。 ここ30年ほど、あなたは「ロックンロール」と「シェケナベイビー」、これらふたつのキイワードで世間を渡っていたという印象があります。2014年には指原莉乃と「シェケナベイベー」というシングル盤(エイベックス AVCD-48977/B)を出していました

    内田裕也さんへ──その功績と悲劇と | ele-king
  • スリー・ビルボード | ele-king

    監督・脚・製作:マーティン・マクドナー 製作:グレアム・ブロードベント、ピート・チャーニン 撮影:ベン・デイヴィス 音楽:カーター・バーウェル 出演:フランシス・マクドーマンド、ウディ・ハレルソン、サム・ロックウェル、アビー・コーニッシュ、ジョン・ホークス、ピーター・ディンクレイジ 配給:20世紀フォックス映画 公開中 www.foxmovies-jp.com/threebillboards/ 年頭からH&Mの広告と日テレビの番組に人種差別があったとして騒ぎになり、2社はかなり異なる対応を示した。南アで起きた店舗の打ち壊しやコラボレーターからの契約解除などH&Mに選択の余地はなく、即座に謝罪した上で「多様性と包括性のためのグローバル・リーダー」を新たに雇い入れたと発表、つまりは落ち度があり、そのマイナスは改善されることになるとアナウンスが行われたのに対し、一方の日テレビは「差別意識は

    スリー・ビルボード | ele-king
  • R.I.P. 横田進 | ele-king

    テクノ/ハウス/エレクトロニカのプロデューサーとして国内外に多くのファンを持つ横田進が、3月27日、長い病気療養のすえ永眠したことが最近わかった。音楽関係者との接点を持たなかったご遺族が、先日、遺品整理中に見つけた関係者からの手紙を頼りに報告があった。54歳だった。 横田進は、ハウス・ミュージックに触発されて、90年代初頭から格的な音楽活動をはじめている。初期の作品、1993年にドイツの〈ハートハウス〉からリリースされたFrankfurt-Tokio-Connection名義の12インチ・シングルは、都内の輸入盤店でも話題になった。当時勢いのあったジャーマン・トランスの重要レーベルからのリリースだったということもある。が、何よりも、無名の日人がいきなり海外のレーベルから作品を出すことがまだ珍しかった時代のことだった。いまや音楽は世界に開かれている──そんなオプティミスティックな気配がア

    R.I.P. 横田進 | ele-king
  • 『ザ・レフト──UK左翼列伝』刊行記念筆談(前編) | ele-king

    「大義なさすぎ解散」なのに、日の人びとは「しゃーないなー」と受け入れてる印象を受けます。「英国社会はぶっ壊れているけどみんな『しゃーないなー』と許容して生きている」と前作でわたしは書きましたが、英国では権力者に舐めきられているときの「しゃーないなー」はない気がします。 ──ブレイディみかこ 水越 そうですね。日にもとても大事なことだと思います。日では再配分後に母子家庭などで貧困率が上がるとか、生活保護の支給捕捉率は2割と言われていたり、最低賃金は先進国最低だったり、「一億層中流」が前提の政策が長らく続いて来た結果、貧困対策というものがわけわからなくなっているんです。一方で、性別や世代間の利害格差は顕著で、とくに世代間格差についてはこの数年、それこそ階級闘争の様相を呈しています。たしかに全体には世代間の経済格差は開いていますが、貧しい若者が高齢の生活保護受給者を攻撃したりするのは、そこ

    『ザ・レフト──UK左翼列伝』刊行記念筆談(前編) | ele-king
    synonymous
    synonymous 2016/07/19
    “「英国社会はぶっ壊れているけどみんな『しゃーないなー』と許容して生きている」と前作でわたしは書きましたが、英国では権力者に舐めきられているときの「しゃーないなー」はない気がします。”
  • 第30回:『ザ・レフト』続編:左翼セレブたちの総選挙 | ele-king

    昨年『ザ・レフト―UK左翼セレブ列伝』というを書いた。 で、5月7日に行われた英国総選挙の前後、そこで取り上げた著名人たちにも動きがあったので拙著の続編としてまとめてみたい。 まず、マンチェスターのサルフォードから国会議員に立候補した元ハッピー・マンデーズのベズ。彼はリアリティー党という政党を立ち上げ、今年1月に選挙委員会に登録しようとしたが、以前リアリスト党という政党が存在したことが判明し、有権者の混乱を招くかもしれないので改名せよと選挙委員会から命じられ、ウィー・アー・ザ・リアリティー・パーティー(俺らがリアリティー党だ)という党名に変更している。 のっけからトラブルに見舞われた船出となったが、立候補者3名のミニ政党にしてはさすがに注目を集め、BBCニュースの小政党特集にも招かれ、ベズが党首インタヴューを受けた。吉新喜劇のヤクザ役が着るような派手なストライプのスーツを着て登場したベ

    第30回:『ザ・レフト』続編:左翼セレブたちの総選挙 | ele-king
  • 第31回:音楽とポリティクス | ele-king

    「投票は想像力のない人間がすることだ。それは自分たちとは異なる世代のためのものであり、そんなものでは何も達成できない」 ザ・ホラーズのファリス・バッドワンは総選挙前にそう言った。 UKには、保守党政権を潰すチャンスがあればオルタナティヴ・ロックと呼ばれるジャンルのアーティストたちが立ち上がる伝統があった。が、ヤング・ファーザーズ、スリーフォード・モッズ、エンター・シカリ、ジ・エネミーなどの一部の例外を除き、5月の選挙ではいわゆるオルタナとかインディーとか呼ばれるジャンルのスターたちは口を閉ざしていた。日には伝わってなかったかもしれないが、英国では「歴史に残る右派と左派の接戦になる」と大騒ぎになっていたのである。ここまで盛り上がったらさすがに『NME』も何かやるかな。と思ったが、業務平常どおりだった。どうやらもう、UKロックは政治には触れないものになった。ということで確定のようだ。 現代の

    第31回:音楽とポリティクス | ele-king
  • 第32回:ヨーロッパ・コーリング | ele-king

    ele-kingの読者がギリシャ危機にどのくらい興味を持っておられるかは不明だが、この問題は金融・経済関係者だけに語らせておくには勿体ないサブジェクトである。個人的には、ギリシャのシリザやスペインのポデモス、スコットランドのSNPなどの欧州政治を騒がせている反緊縮派たちを見ていると、こっちのほうがいま音楽よりよっぽどロックンロールで面白い。英国総選挙前にケン・ローチが「これは英国だけの問題ではない。欧州全体での反緊縮派と新自由主義との戦いになる」と言っていたが、それがどうもマジではじまっている実感がある。 とまあこういうことを身近に感じるようになったのは、緊縮託児所(FKA底辺託児所)にまた出入りするようになったので緊縮というものについていろいろ考えるようになったということもある。 が、5年前ならこんなときにしこたま話をすることができたそっち系の人びと(AKAアナキスト)の姿をとんと見なく

    第32回:ヨーロッパ・コーリング | ele-king
    synonymous
    synonymous 2016/06/27
    “ギリシャのシリザやスペインのポデモス、スコットランドのSNPなどの欧州政治を騒がせている反緊縮派たちを見ていると、こっちのほうがいま音楽よりよっぽどロックンロールで面白い”
  • 第33回:パンと薔薇。と党首選 | ele-king

    それはある晴れた夏の日のことだった。 気質であまり明るい人間ではない筈のうちの連合いが、爽やかな笑顔を浮かべてロンドンから帰って来た。癌の検査で病院に行って来た男が、また何が嬉しくてこんな陽気な顔で帰ってきたのだろうと訝っていると、彼は言った。 「ロンドンがいい感じだったよ」 「いい感じって?何処が?」 「いや全体的に」 と言って口元を緩ませている。 「なんか、昔のロンドンみたいだ。俺が育った頃の、昔のワーキングクラスのコミュニティーっつうか、そういう息吹があった」 相変わらずわかりづらい抽象的なことしか言わないので、具体的にどんな事象が発生したのでその「息吹」とやらを知覚したのかと問いただしてみると、こういうことだった。 自分が行くべき病院の場所を知らなかった連合いは、ヴィクトリア駅前のバスターミナルに立っていた。おぼろげにこっち方面のバスだろうなあ、と思いながらバス停のひとつに立って

    第33回:パンと薔薇。と党首選 | ele-king
  • 第36回:バンクシー、バーチル。そして2016年 | ele-king

    バンクシーが発表したグラフィティーがまた話題になった。 それはフランスのカレイにある移民・難民キャンプの壁に登場した、スティーヴ・ジョブズが難民になってアップルのコンピュータを片手に歩いている絵だ。 ジョブズの実の父親は政治的理由でシリアから米国に渡った移動民だった。 で、皮肉だと指摘されているのは、現在の欧州への移民・難民の大移動をもたらせた原因の一端はi phoneに代表されるスマートフォンにあると言われていることだ。移民・難民は皆スマートフォンで情報を入手し、連絡を取り合う。 「綺麗でクール」と観光者が言う英国に、見捨てられ、荒廃したアンダークラスの街がポケットのように存在しているように、世界にもずず暗いポケットがある。その紛争や暴力が終わらない地域の若者たちが、ネットを介して世界にはもっと豊かで平和で自分が能力を発揮できそうな場所があることを知る。そして大移動が起こる。難民になって

    第36回:バンクシー、バーチル。そして2016年 | ele-king
  • RIP David Bowie | ele-king

    英国に止まない雨が降った朝文:ブレイディみかこ ある雑誌の企画で「いま一番聴いている5曲」という調査に参加することになり、アンケート用紙に記入してメールした後、酒を飲みながらボウイの新譜を聴いていた。 「いま一番聴いている5曲」の中にも、『Blackstar』収録の” 'Tis a Pity She Was a Whore”を入れた。過去と現在の音をカクテルにしてぐいぐいかき混ぜながら、確かに前進していると思える力強さがある。みたいなことをアンケートには書いておいた。 そして新譜を聴きながらわたしは眠った。 が、朝5時に目が覚めてしまった。 まるで天上から誰かが巨大なバケツで水をぶちまけているかのような雨が降っていたからだ。雨の音で目が覚めるというのはそうある話ではない。こんな怒涛のような雨が降り続いたら、うちのような安普請の家は破れるんじゃないかと気で思った。妙に真っ暗で、異様なほどけ

    RIP David Bowie | ele-king
    synonymous
    synonymous 2016/04/27
    “思えば2年前。クール。というある世代まではどんなものより大事だったコンセプトを復権させるためにボウイは戻って来たのではなかったか。”
  • 第29回: ノーザン・ソウルとライオット・クラブ | ele-king

    昨年『ノーザン・ソウル』という映画が公開された。この映画でわたしが一番ウケたのは、リアルなノーザン・ソウル・ファッションである。どうも日でノーザン・ソウルというと、どちらかと言えばスウィンギング・ロンドンやモッズ系の格好をした人びとのイメージがあったのだが、この国に住むようになって「ノーザン・ソウル同窓会」みたいな催しに行った時、わたしは度胆を抜かれた。 おっさんたちが履いているあのフレアと呼ぶにはあまりにも幅広のズボンは、ありゃ何だっけ、ほら中学校でヤンキーが履いてたやつ。あ、ボンタン? いやボンタンは裾が締まってたし、そうじゃなくてなんだっけほら、ああドカンだ、ドカン。しかもよく見れば青いドカンに白エナメルのベルトを締めた人なんかもいるし、上半身はランニング一丁でその上からサスペンダーでドカンを吊ってたりして髪型さえ違ったらこれはまるで……。と訝っていたら、おばはんたちは裾が床につき

    第29回: ノーザン・ソウルとライオット・クラブ | ele-king
  • TECHNO defintive 初音ミク・ヴァージョン(後編) | ele-king

    みんなサイボーグ 『D.o.A.』、ポルノ、初音ミク YouTube(=海)の向こうの初音ミク 音楽カルチャーの敷居 「コンセプチュアル」ではない、コンセプトを 音楽とルーツの関係 いま、なぜ『増殖』なのか みんなサイボーグ もう若い子にとっては音楽は何らかの付帯情報、映像だったり、写真やイラストだったり、サンプリング・コラージュだったり、そういった情報要素が混ざった集合体として捉えられていくのかもしれませんね。(佐々木) サンプリング自体、90年代から00年代のある時期まで、厳しい著作権の監視下によって表に出れなかったんですけれど、ネットの普及とともに、サンプリング文化自体がまた盛り返しているのも面白いですね。(野田) 野田:ダークスターという、ダブステップ・シーンから登場したバンドが2009年に出したシングルに“エイディズ・ガール・イズ・ア・コンピュータ(エイディの彼女はコンピュータ)

    TECHNO defintive 初音ミク・ヴァージョン(後編) | ele-king
  • TECHNO defintive 初音ミク・ヴァージョン(前編) | ele-king

    「初音ミク」の開発者である佐々木渉氏は、発売当初から現在にいたるまで、「生みの親」としてさまざまな場で発言を求められてきた。功績ある開発者として、ビジネスの開拓者として、日の新しいカルチャーの最前線を拓いた証言者として。しかしその一方で、初音ミクという複雑で巨大な遊び場(=プラットフォーム)が巻き込むありとあらゆる事象については、おおむね静観の姿勢をとっているようだ。開発者の立場から、多くの人が楽しむその遊び場を壊すようなことがあってはならない......氏はおそらくはそのような思いから、日々生まれてくるおびただしい初音ミクと、おびただしいコミュニケーションのありようとを見守っているのではないだろうか。初期『ele-king』0号からの読者であったというディープな音楽体験を持ち、アンダーグラウンド・カルチャーへの理解も人一倍である佐々木氏ならではの哲学が、そこには存在しているように思われ

    TECHNO defintive 初音ミク・ヴァージョン(前編) | ele-king
  • 『ザ・レフト──UK左翼列伝』刊行記念筆談(前編) | ele-king

    あるいは単純に、UKセレブの面白人物伝かもしれないが、それは、左翼がサヨクになったこの国で、いまあらためて「左翼」を考える契機かもしれない。それは、ガチガチに固く、真面目にしか政治を語れないことへの刺激剤かもしれない。それは、政治家に舐められている我々への励ましの言葉かもしれない。「ザ・レフト──UK左翼列伝」の刊行を記念して、紙エレキングでも人気の、ブレイディみかこと水越真紀の筆談をお届けしよう。 日を含め、左翼が衰退したすべての国で言われていることだと思いますが、左翼は往々にしてほかの左翼に対して心が狭い。自分こそが正しい左翼なんだと分裂を繰り返し、弱体化してきました。──水越真紀 水越真紀 『ザ・レフト──UK左翼列伝』、一言で言うと、めちゃめちゃ面白かったです。ケン・ローチやダニー・ボイルなど日人もよく知る正統派の「左翼」から意外性のあるミスター・ビーンやハリボタの作者J・K・

    『ザ・レフト──UK左翼列伝』刊行記念筆談(前編) | ele-king
    synonymous
    synonymous 2014/12/21
    “多くの日本人はすごいコンプレックスと優越感を両方持ってる。国民としてナルシスティックなのかもしれないですね。だから安……、いや、ここではやめときます。 ”
  • 第19回:ウヨクとモリッシーとサヨク | ele-king

    「俺、UKIP支持に回るかも」 と隣家の息子が漏らしていたというのは数カ月前に書いた話だ。 リベラルでお洒落なゲイ街にはレインボウ・フラッグがはためいているが、貧民街の家々には聖ジョージの旗が掲げてあり、それはまるで、もはや「自分はイングリッシュである」ということしか誇るものがなくなった白屑(ホワイト・トラッシュ)の最後の砦のようだ。と書いたのは一昨年の話だ。 つまり、ずっと前から予感はあった。 5月23日のEU議会選(地方選とセットで行われた地域もある。ブライトンはEU議会選オンリーだった)が近づくと、それは一気に明らかになった。貧民街の家々の窓に右翼政党「UKIP」支持のステッカーが貼られ始めたのだ。だいたい貧民街では選挙前に政党のステッカー貼ってる人なんていなかった。ミドルクラスなエリアに行くと緑の党や労働党のステッカーが貼られていて、玄関先にフラワーバスケットが下がっているようなお

    第19回:ウヨクとモリッシーとサヨク | ele-king
    synonymous
    synonymous 2014/06/03
    生活の要求を思想に昇華することで初めてそれは旗印として働く。
  • 「ハウスは、ディスコの復讐なんだよ」 | ele-king

    Home > Columns > 「ハウスは、ディスコの復讐なんだよ」- ──フランキー・ナックルズの功績、そしてハウス・ミュージックは文化をいかに変えたか フランキー・ナックルズが亡くなったというニュースが私たちのもとに飛び込んで、あらためて彼の功績を振り返り、彼の曲を聴きなおすたびに、とにかく悲しいという気持ちばかりが溢れて仕方がない。直前のマイアミでDJした際の動画には、クラウドに愛され、名前をコールされる最高の瞬間が残されていた。(Frankie Knuckles || Def Mix @ The Vagabond || Miami || March 2014 )そこでプレイされていたのは「僕が居なくなってから、君は僕の愛を恋しくなるはずだよ」と歌うルー・ロウルズ“You'll Never Find Another Love Like Mine”を原曲にした彼の未発売音源……。彼は

    「ハウスは、ディスコの復讐なんだよ」 | ele-king
  • 第17回:淫らなほどキャピタリスト。の時代 | ele-king

    のフットボールクラブのサポーターが「Japanese Only」と書かれた横断幕をスタジアムに掲げて問題になったという。 日韓共同開催W杯のときに日に行った英国人にその話をすると、「あのときも日の飲店には『Japanese Only』と書いた紙を貼っている店があった」という。あの「Japanese Only」も、当時UKではちょっとした話題になった。日人の排外主義は甚だしいと憤った人もいた。が、実際には日の飲店には英語を喋れる店員が少なく、海外発行のクレジットカードやデビッドカードが使えないから、会計時に揉め事になるとややこしいと思った飲店主たちが「Japanese Only」の札を掲げていた。という日側の理由が説明されると、なんとなく辺境の国ふしぎ話になって終わった。 が、今回の「Japanese Only」はちょっと違う。そもそも、Jリーグなんてのは、発足当時を知る

    第17回:淫らなほどキャピタリスト。の時代 | ele-king
  • 第14回:『Last Summer』 の名残り(2) すべての道はライドンに通ず | ele-king

    わたしは必然とか運命とかいう言葉を一切信じない殺伐としたばばあだが、息子が出演した映画『Last Summer』には、えっ。と思うような偶然がわりとあったことを認めずにはいられない。 まず、息子が演じた役柄の名前が、彼の実名と同じだった。最初に脚がメールされて来た時、へっ、もう坊主の名が入っていやがる。と思ったほどだったが、偶然に同じ名前だったらしい。 また、息子のベビーシッター的な役を演じた英国人女優というのが、ブライトン出身で、息子の小学校正門から300メートル以内に実家がある。っつうか、息子とわたしは毎日登下校の際に彼女の実家の前を通っている。この女優さんはBBCドラマ「ロビン・フッド」でヒロインを演じた人で、その後は問題作めいた低予算ドラマを中心に出演しておられ、そのうちの1を見た監督が「いい」と思って起用したわけだから、その時点では、監督はうちの息子の小学校正門にまつわる事情

    第14回:『Last Summer』 の名残り(2) すべての道はライドンに通ず | ele-king
    synonymous
    synonymous 2014/02/28
    “「人は彼をパンクとか言うけど、実は一番まっとうでね」 「シド・ヴィシャスについては何も聞かれたくないようだった」”
  • 貧困ポルノ | Benefits Street | ele-king:アナキズム・イン・ザ・UK 第16回

    今年の英国は、年頭からC4の『Benefits Street』という番組が大きな話題になった。 これは生活保護受給者が多く居住するバーミンガムのジェイムズ・ターナー・ストリートの住人を追ったドキュメンタリーである。が、ブロークン・ブリテンは英国では目新しくも何ともない問題なので、個人的には「なんで今さら」と思った。日人のわたしでさえ何年も前からあの世界について書いてきた(その結果、まで出た)のだ。UKのアンダークラスは今世紀初頭から議論され尽くしてきたネタである。 が、この番組で英国は蜂の巣をつついたような騒ぎになった。デイヴィッド・キャメロン首相から『ザ・サン』紙まで、国中がこの番組について語っていた。よく考えてみれば、一部のコメディや映画を除き、あの世界を取り上げた映像は存在しなかったのである。 なるほど。アンダークラスは当に英国の蜂の巣だった。というか、パンドラの箱だったのであ

    貧困ポルノ | Benefits Street | ele-king:アナキズム・イン・ザ・UK 第16回
    synonymous
    synonymous 2014/02/28
    “「生活保護を激減されて、ここに来るバス代すら払えなくなってるんだよ」”