いま、スペインのサッカー界に中国マネーが流れこんでいることをご存じでしょうか。その傾向は今年、さらに顕著になっているようです。いくつかの事例をご紹介しましょう。 まずはアトレティコ・マドリー。チャイナデイリー紙によれば、「中国の不動産王」とも称される大連万達集団(ワンダ・グループ)が1月、アトレティコの株式の20%を4500万ユーロ(58億5000万円・1ユーロ=130円換算)で買いつけました。 デロイト社のレポート『Football Money League 2015』において2013-14シーズンの世界売上ベスト15に名を連ねるアトレティコに資本参加したワンダ・グループは、欧州のメジャーなサッカークラブに投資した最初の中国企業になったということです。 中国マネーの行き先はそうしたビッグクラブだけではありません。玩具や携帯ゲームを扱うラスター・グループは1億7800万ユーロ(231億40
![投資先として魅力的であるために。Jクラブと欧州トップは競争相手だ。(並木裕太)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b2c750bfbbc212d73e5ba777b63aa3e217901440/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fd%2F6%2F-%2Fimg_d677de419cef99f86548b8517243496987721.jpg)