この記事は、『UNIX Magazine』2004年8月号(2004年7月17日発売)に掲載された同名記事の初稿(著者から編集部に提出したもの)を元に、Web掲載用に一部を修正したものです。10年以上前に執筆したものなので、現在のUNIXを取り巻く環境とは色々と異なることがありますが、プログラミングに対する心構えとしては現在でも通用するものと思い、再掲してみることにしました。 ・・・・・・・・・・ デバイスドライバや組み込みファームウェアの開発を担当しているあなた、またはこれから担当するかもしれないあなたへ、格言をひとつ。 割り込みは来ない これは、デバイスドライバやファームウェアの開発にあたる技術者が持つべき心構えを説いたものだ。肝に命じておこう。 事実、私が担当したデバイスドライバやファームウェアの開発で、最初から正しく割り込みが来たケースはほぼ皆無だ。最初は必ず「割り込みが来ない!」
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