【エルサレム大治朋子】ケリー米国務長官は28日、イスラエルとパレスチナの和平問題についてワシントンで演説した。国連安全保障理事会が23日に採択した対イスラエル非難決議で、米国は、これまでのように拒否権を発動せず、決議採択を容認した。ケリー氏はその理由について、イスラエルが、国際法に反して占領地での入植(住宅)地建設を拡大させていることへの警告だとの認識を示した。 70分におよぶ厳しい口調での演説の大半は、イスラエル批判だった。米主要閣僚が、同盟関係にあるイスラエルを公然と酷評するのは極めて異例だ。
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