今月5日、三菱東京UFJ銀行の元常務・石塚勝彦氏の葬儀が近親者のみでひっそりと執り行われた。石塚氏は1984年に旧三菱銀行に入行、執行役員企画部長を務めるなど中枢を歩んできた。しかし、昨年、決済まわりの本部長に転じた後、今年6月には、三菱マテリアルの常勤監査役に就いていた。 「彼は自ら死を選んだと聞きました。役員にもかかわらず、訃報もすぐには公表されなかった。将来を嘱望されていただけに残念でなりません」 唇を噛みしめてこう語るのは、石塚氏の知人だ。 石塚氏は開成高、東大法卒。金融関係者で作る金融開成会の副会長も務めていた。 「豪腕で知られる田中正明氏の下で働いたことがあり、近いと見られていました」(三菱関係者) 田中氏は、ユニオン・バンク頭取などを務め、モルガン・スタンレーへの1兆円出資を手掛けたことで知られる国際派の大物バンカーだ。 「トランプ相場で、三菱UFJフィナンシャル・グループの
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