大阪府内の学校で起きた国旗掲揚と国歌斉唱をめぐる混乱を描いた書籍について、府立高校と支援学校の校長全員に対し、府教委が事態の状況を尋ねるメールを送っていたことが2日、分かった。府教委に対する問い合わせが相次いだためといい、各支援学校に対しては反響を府教委に連絡するよう要請。府内の教育現場を取り上げた書籍をめぐる波紋が広がっている。関連記事「国を愛せない教師たちが子供を育てて…国民新党、郵便局の国旗掲揚と国歌斉唱…記事本文の続き メールは11月25日付で、府立学校と支援学校の校長ら192人に送信。該当の書籍は国旗、国歌をめぐる校長と教師の生々しい対立を取り上げた「学校の先生が国を滅ぼす」(産経新聞出版)で、平成10年から3年間にわたり、大阪府内の府立支援学校長を務めた著者の一止羊大(いちとめ・よしひろ)さん(66)の体験が記されている。 メールでは、書籍で取り上げられた内容が約10年前の著者