2012年10月11日のブックマーク (1件)

  • 市民と国民 - martingale & Brownian motion

    以下のサイトを見ると、なるほど、市民と国民と人民には、いろいろな分類があるんだな、ということが分かる。 では、ここで、カール・シュミットにとって、市民と国民とは、なんだったのか、を考えてみたい。 市民とは、古代ギリシアにおける、アテネ市民という表現と同じものだと考えていい。 古代ギリシアは、奴隷制を採用していたこともあり、その市民=貴族のシステムに、現代の奴隷解放とのアナクロニズムを感じる人もいるかもしれない。 しかし、ここでの「市民」という場合のポイントは、違っている。古代アテネの「市民」とは、つまりは、 軍人 のことであった。つまり、市民と奴隷の大きな違いは、奴隷は、軍人ではないが、市民は軍人だった、ということである。つまり、市民と軍人は同じ意味だったのである。市民が都市国家を守っていた。市民とは、「徴兵制」をされる人、を意味していたわけである。 ナチス・ドイツが台頭してきた時期のドイ