・近藤雅樹『霊感少女論』(2) 2013年9月22日付「三角屋敷(1)」*1でも少し触れたように、本書は学生たちのレポートから豊富な事例を紹介しています。その調査手法は7〜9頁「まえがき」の最後(9頁1〜5行め)に、 付記 本書で紹介した諸事例の大部分は、平成三〜六年のあいだに、私の講義(民俗学・民族学・人/類学)を受講した甲南大学・松山大学・甲子園短期大学の学生諸君から得た。また、同四〜六/年のあいだに、国立民俗学博物館情報管理施設の方たちから聞いた話なども若干ある。各事例/の末尾に括弧内表記した情報提供者の氏名は、プライバシー保護のために、すべて仮名とした。 とあって、必然的に関西地方や中国・四国地方の話が多くなっています。しかし仮名というのはどうなのでしょう。私などはそれこそ「奇跡体験!アンビリバボー」の再現ビデオなぞに同姓同名の人物が凶悪犯とか死体とか乱倫で破廉恥な野郎として登場し