・近藤雅樹『霊感少女論』(4) 近藤氏は続いて、175頁5〜6行め「‥‥。この怪談は、加藤会館が取り壊され、絵が撤去された後も、しばらくのあいだは、実際/に絵を見ていた先輩たちから、新入生たちに語りつがれていた。」として、175頁7行め〜176頁11行めに3名のレポートを紹介(12〜13行めにも1名のレポートを一部引用)しています。 【現象】 ・その絵は、どこにいても自分の方を見ているそうだ。 ・はずしても、また戻ってくるということだった。 ・「‥‥。はずしても、はずしても、また掛かっている」 ・「‥‥、はずしても、はずしても、また戻ってくる」 ・「‥‥、絵の人物が、夜になると歩きまわる。‥‥」 ・その絵は、よく動いていたという。 ・この絵の女性が「椅子から立って、学内を徘徊する」 【場所】 ・今は、学生課に保管されているらしい。 ・「加藤会館を壊すときに、倉庫にしまわれた」 ・「戦争中、