2016年2月11日のブックマーク (4件)

  • 松葉杖・セーラー服・お面・鬘(4) - 瑣事加減

    ・「映画秘宝」 ギンティ小林『新耳袋大逆転』及びその文庫版『新耳袋殴り込み 第二夜』の記述を順に検討しても良いのですが、小林氏がこの人物を著述に取り上げるに至った経緯から見て置きましょう。 単行「第二十九話」文庫版「第二十五話」の「蘇る都市伝説」に、その切っ掛けが語られています。91頁8〜12行め、文庫版79頁3〜8行め。改行箇所は前者「/」後者「|」で示した。 二〇〇四年のこと。 僕は洋泉社の『映画秘宝』で記事を書くようになっていた。そのときの編集長が田野|辺である。 ある晩、僕と田野辺は編集部で徹夜作業をしていた。そこで交わした会話で一九八七|年頃、田野辺/は僕の地元付近の大学に通っていたことがわかった。二人で地元の話題に|盛り上がっていたら、長年/忘れていたことが蘇った。*1 編集長の田野辺尚人はWikipedia「和光大学の人物一覧」に拠ると和光大学出身で、和光大学の最寄駅は小田

    松葉杖・セーラー服・お面・鬘(4) - 瑣事加減
  • 松葉杖・セーラー服・お面・鬘(3) - 瑣事加減

    ・ギンティ小林『新耳袋大逆転』 それでは、基文献たる『直撃現代百物語 新耳袋大逆転』とその文庫版『新耳袋殴り込み 第二夜』の、この人物に関する記述について、その位置を確認して置きましょう。書影は2月6日付(1)に貼付しました。 さて、単行・文庫版とも第九十九話まであるのは同じですが、文庫版の第九十六話〜第九十九話(325〜339頁)は「ボーナストラック」なので、やはり単行から引き継いだ部分も構成の変更がなされていることになります。 扉は単行は赤い遊紙の次にアート紙で前付、文庫版は1頁(頁付なし)。 単行1頁(頁付なし)には、 「科学は万能ではない。絶えず訂正されていく仮説である」 ――『直撃!地獄拳』より―― 書を故・石井輝男監督に捧げる とあるが文庫版3頁(頁付なし)は引用と典拠の2行だけで、3行めの献辞は8頁(頁付なし)下部にあります。 ・単行2〜7頁(頁付なし)文庫版4

    松葉杖・セーラー服・お面・鬘(3) - 瑣事加減
  • 松葉杖・セーラー服・お面・鬘(2) - 瑣事加減

    ・ギンティ小林『新耳袋殴り込み』 昨日の続き。 この人物に関する文献には、後述するように出没していた時期のものもあるのですが、まずはこの人物について、話題が再燃するきっかけになったギンティ小林による言及を見て置きましょう。 ・ギンティ小林『突撃!現代百物語 新耳袋殴り込み』洋泉社・271頁四六判並製 新耳袋殴り込み 作者: ギンティ小林,ヒロモト森一出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2007/07/26メディア: 単行(ソフトカバー) クリック: 34回この商品を含むブログ (9件) を見る・2007年8月9日 第1刷発行・定価1300円 ・2007年8月9日 第1刷発行・2007年9月10日 第2刷発行・定価1300円 標題は奥付に拠ります。カバーは一致、異同は奥付の発行日の追加。 ・角川ホラー文庫18018『新耳袋殴り込み 第一夜』角川書店新耳袋殴り込み 第一夜 (角川ホラー文庫

    松葉杖・セーラー服・お面・鬘(2) - 瑣事加減
  • 松葉杖・セーラー服・お面・鬘(1) - 瑣事加減

    ・基文献 記事の題は、現在最も流布している「三足のサリーちゃん」としても良かったのですが、これは目撃者の一部に行われていた呼称であり、敢えて採用しませんでした。「三足」は実態に即していないし、別に流布している「三足のリカちゃん」とも紛らわしい。巧い題ではありませんが、目撃情報に共通するこの人物の道具立てを以て、題として見たのです*1。 私はこの怪人物のことを知らなかったのですが、小池壮彦の書いたものを久し振りに取り上げることにして、小池氏の寄稿の多い「不思議ナックルズ」の版元ミリオン出版のコンビニエンスストアの税込500円を幾つか借りて見て、そこで初めて知ったのです。 ・実話ナックルズ編集部 編『ナックルズBOOKS』ミリオン出版・B6判並製 ・ナックルズBOOKS 11『恐怖の都市伝説ファイナル』2009年1月30日初版第1刷発行・定価476円・272頁 恐怖の都市伝説ファイ

    松葉杖・セーラー服・お面・鬘(1) - 瑣事加減
    t-hirosaka
    t-hirosaka 2016/02/11
    サリーちゃん、町田界隈