ブックマーク / nakazawa0801.hatenablog.com (1)

  • 磯村健太郎『〈スピリチュアル〉はなぜ流行るのか』 - 乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~

    的には宗教社会学的観点からのサブカル分析と言えそうだが、僕は書を社会経済学・宗教経済学の世界への格好の入門書として読んだ。 ブログ、mixi、ネット恋愛、平原綾香「Jupiter」、秋山雅史「千の風になって」、江原啓之「オーラの泉」、中村うさぎ、上大岡トメ『キッパリ!』、『ほぼ日刊イトイ新聞』、スローライフ等々、これら最近の流行・ヒット商品(作品)の背景には、「スピリチュアル」という言葉によって表現される共通の何かが潜んでいる。 それでは、「スピリチュアル」とは何なのか? 宗教とどう違うのか? 「スピリチュアル」とは、宗教のように組織化されていないコミュニティの成員としての感覚(見えない何かと緩やかにつながっている感覚)のことであり、あるいは、つながりを求めてやまない現代人の実存的不安(自分が自分であることの孤独から発する曖昧な不安)が癒される感覚のことである。そのような不安の軽減

  • 1