記者、作家、ディレクター、CGクリエイター、デザイナー…。 世間ではクリエイティブとされる職種だが、なかなか一部の有名人をのぞき、自分の名で食っていくのは難しい。インターネットは作り手側がシステム側に首根っこを押さえられている現状を解き放つかと思われたが、実際は厳しい。解き放たれたのはアマチュアだけで、それも喜ぶべき状態なのかは判断に迷うところだ。食い物にされているという見方もある。 AERAの2006.8/7号で、茂木健一郎氏が梅田望夫氏にこう語っていた。「今はシステムを押さえた人間が強くて、例えば個々のクリエイターやアーティストは、コンテンツプロバイダーでしかない」。ヤフーの動画配信担当者も、決して制作には手を出さないと言っていた。変な色気を出さず、システム側に徹するのは、経営のことを考えれば鉄則だといえる。 いまの時代、プロデューサーの求人は結構ある。といっても、本当のプロデュース能